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AppleScriptの穴
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AppleScriptの穴

Useful & Practical AppleScript archive. Click '★Click Here to Open This Script' Link to download each AppleScript

カテゴリー: Bug

macOS 12 beta5でAppleScript処理系の大幅なスピードアップ。M1もIntelも

Posted on 8月 18, 2021 by Takaaki Naganoya

以前から本Blogでは、M1 Mac+macOS 11上でAppleScriptの実行、とくにCocoaの機能呼び出しが10〜77倍遅くなるという件についてレポートしてきました。

–> macOS 11, AppleScriptをFirestormではなくIcestormで実行か?!

CPUの乗り換え直後ということもあり、淡々とAppleにバグレポートしつつ、周囲には「まだM1に手を出すべきではない」と話していたものが、最新のmacOS 12 beta 5においてどの程度変わったのでしょうか?

2つのスピード低下問題

AppleScriptのコミュニティ的には「macOS 10.15をインストールするとCocoa Scriptingが遅くなる問題」(Intel Mac)があり、そのうえに「M1でAppleScriptの実行+Cocoa Scriptingが遅くなる問題」の2つの問題を抱えていました。

macOS 10.15以降の速度低下問題は、自分がmacOS 10.15を「ダメ環境」としてパスし、M1 Macの導入にともないOSバージョンを1つ飛ばしてmacOS 11に移行したときにはじめて認識しました。

Mac App Storeに出している、AppleScriptで組んだアプリケーションの数々が、さぞやM1 Mac上で処理速度が向上して、より快適に使えるに違いない……と、ルンルンで箱を開けてテストをしだして、「遅い!! MacBook Pro Retina 2012より遅いとはどういうこと?!」と、落胆の表情に変わるまで1日も必要ありませんでした。

とくに期待していた時間のかかる大規模データ処理が、MacBook Pro Retina 2012の10倍以上遅いという結果に言葉を失い、Appleにこれを「バグレポート」としてレポートすることになったのです。

メール.appの起動やSafariの操作など、日常的な操作の範囲では噂どおりの処理性能を発揮していたのに、AppleScriptの処理だけ遅いというのは、これはもう明らかに「異常事態」です。

ベンチマーク比較対象

身の回りにあるMacをかき集めて調べてみました。現用機でこのベンチマークに参加していないのは奥方様のMacBook Air 2015ぐらいです。

今回、青い色で指し示しているmacOS 12 beta 5環境が注目点です。M1 Mac miniおよびIntel Mac mini 2014にmacOS 12 beta 5をインストールし、速度の変化を検証しました。

結論から言うと、macOS 12 beta 5ではM1 MacでmacOS 11.xの30倍、Intel Macで10倍ぐらいCocoa Scriptingの実行が高速になっています。

これは、冒頭で説明した(1)macOS 10.15で発生した何らかの内部的なミス (2)M1 Mac上でAppleScriptの処理系が明らかにIcestorm(電力効率のよいローパワーCPUコア)で処理されてしまっていたこと の2つの問題が解消されたため、と推測しています。

これらの組み合わせによって、Intel MacでもM1 Macでも処理速度が大幅に向上した、という「現象」のみが確認できているだけです。

ベンチマーク1:Permutation

DNAの塩基配列「T」「C」「G」「A」のすべての順列組み合わせパターンを計算する計算(Permutation)です。桁数が多くなるとデータ量と計算量が膨大に増えるのと、Cocoa Scripting導入の有用性を示す演算内容(Vanilla AppleScriptより桁違いに高速)でもあるため、4〜8桁のPermutationを採用しました。以下、グラフ内の横軸の単位はすべて「秒」です。

Machine 4が前の開発環境(MacBook Pro Retina 2012)で、これを基準に「速い」「遅い」という比較を行っています。

アップデート前のM1 Mac mini+macOS 11の環境はMachine 4よりもはるかに遅くて「使っていられない」状態でしたが、アップデート後の環境(Machine 1’)ではMachine 4の2倍強、アップデート前からは平均で27倍の速度向上を実現。

Intel MacでもmacOS 11から12への移行で11〜21倍程度、高速化しています。

ベンチマーク2:乱数配列の生成とソーティング

M1+macOS 11の環境では「要素数の多い配列の操作」と「乱数の生成」(AppleScriptのrandom number)がとくに遅いという傾向が出ていたので、10万要素、20万要素、30万要素の配列でベンチマークを行いました。ただし、本ベンチマークでは乱数の生成を最速の方法で計算しているため、M1 Macで1.3倍速、Intel Macでも同程度の速度向上になっています。とくに、要素数が少ないほど速度向上の割合が増えており、これは歓迎できる傾向です。

ベンチマーク3:AppleScriptのrandom number関数を用いた乱数配列の生成とソーティング

AppleScriptのrandom number関数を用いて1〜99999999の範囲の乱数を1万回生成して配列に追加するベンチマークです。初回実施時にはこれでM1 Mac mini+macOS 11の環境が、MacBook Air 2011+macOS 10.13の5倍の処理時間がかかるという衝撃の数値が出た内容です。

macOS 11から12 beta 5へのアップデートに伴い、M1 Macで30倍、Intel Macでも12倍速度が向上していることを確認しています。

macOS 11の正式版がmacOS 12?

どこまでも「次世代Apple Silicon Mac用OSのβ版」という印象が強かったmacOS 11から、AppleScript+Cocoa呼び出しについては機能の改善が行われ、macOS 10.15で失った処理速度をIntel Macでも回復できているように見えます。

自分が大規模データ処理+演算速度の目安に用いている、「約700箇所の日本全国のゲームセンターについて、全国の鉄道駅(約8,000箇所)との距離を求め最短のものを最寄駅とし、それぞれ最寄駅までの距離が短い順にソートする」計算の結果を見てみると、

MacBook Pro Retina 2012:7分13秒
iMac Pro:4分17秒
M1 Mac mini:1分42秒

と、iMac Proを大きく上回る結果を叩き出しています。あまりに速いので、計算内容が間違っているのではないか? とか、計算結果が出力されないのではないか?? などと疑問に思って何度も調べてみましたが、きちんと計算されています。間違いなく、これまでに遭遇したMacの中で最も高速にAppleScriptを実行する環境といえます。この速さは、異次元のレベルです(力説)。

正直なところ、Cocoa Scripting Course本掲載のサンプルAppleScriptをM1 Mac mini+macOS 11で動かしたときには「イヤな汗」が出まくりました。高速なCocoa Scriptingだぜキャッホー(奇声)! などとノリノリで書いていたものが、

「残念なお知らせです。いま、Vanilla ScriptingのソートルーチンにCocoa Scriptingのソートルーチンが抜かされました」

などと書けるでしょうか? いや、書けるわけがない(反語)。本件は、Cocoa Scripting本の続刊を書く手が止まってしまうぐらいの(よくない方向への)インパクトがありました。

かくして、そこから詳細な調査や問題傾向の炙り出しなど、表沙汰にできない調査と資料作成がはじまったわけで、一応こういう形で(いい方向に)問題が解決されて本当によかったデス。これで解決されなかったら、海外のYouTuberにチクリまくってセンセーショナルな方向で炎上させるしかない、と割と本気で思っていたほどでした。だいたい、自分にしかレポートできないのに、時間と何かを失って何も得られない膨大な作業。Appleが自分でチェックする能力がない一方で、この無償奉仕労働を強いられるのが納得できません。

macOS 12については期待が持てる内容ですが、これがいまだ現用環境であるmacOS 10.15やmacOS 11へのフィードバックが可能な内容なのか、あるいはmacOS 12の登場を待たなくてはならないのかは現時点ではわかりません。

ただ、ここ数年というもの(2020年は珍しい例外)、このぐらいの時期(8月後半)になると「またAppleの現場が無茶な仕様追加を行って開発プロジェクトが崩壊した」「Release版のひどさがいまから感じられるので、アップデート禁止」といった話題しか出ていませんでした。それが、「macOS 12には期待できる」という話ができるのは、喜ばしいことでしょう。

# Beta版では素晴らしかったのに、Release版で別物が壊滅的な出来でリリースされた「macOS 10.13」という悪しき前例があるので、Betaがよくても安心できない今日このごろです。「どうして10.13がああなったのか」という説明は一切ないままなので、いまひとつ信頼できません

Mac App Storeに出している各種アプリケーション(すべてAppleScriptで記述)の動作が、macOS 12 beta5上であればひじょうに高速です。

UNI detector+macOS 12 beta5 DEMO

Watch kamenoko_M1+macOS 11 DEMO

Watch Kamenoko_M1_macOS 12 beta5 DEMO

FileMaker Proに組み込んで大規模なCocoaの機能を呼び出しているAppleScriptの動作も快適になっています。

Watch M1+macOS11 MkMapView Demo

Watch M1+macOS12 beta5 MkMapView Demo

CotEditorと組み合わせて動かしている「CotEditor PowerPack v3」のAppleScriptも、macOS 12beta 5上できわめて高速に動く様子がわかります。

Watch CotEditor_M1+macOS11 DEMO

Watch CotEditor_M1+macOS12 beta5 DEMO

Numbers.appで選択中の範囲のセルをシャッフルするAppleScriptをmacOS 12beta5で動かしたもので、左がIntel Mac mini 2014、右がM1 Mac mini 2020です。
numbers_selection_shuffle_intel_M1_12beta5

これはAppleScriptに関する処理だけにとどまるものではないようです。Terminal.app上で動作させる各種CLI系のプログラムの動作時のCPU Coreの割り当ても変化しており、よりパフォーマンスを発揮する方向に「味付け」が変化しているように見えます。

ただ、CLIベースのプログラムについてまとまったベンチマークを行なっているわけではないため、実際に動作させている数少ない膨大な処理時間のかかるプログラム(PDF内の画像サイズ圧縮のために併用しているGhostScript)を見ている範囲で、アクティビティモニタ上のCPU各コアの動きが変わっているように見える、ということです。

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Stream DeckのKeynote操作プラグインがKeynoteの操作を妨害するメカニズム

Posted on 8月 7, 2021 by Takaaki Naganoya

KeynoteをGUI Scripting経由で操作したときに、Stream Deck制御ソフトウェアに「Keynote」プラグインが入った状態だと、異常が発生する件の続報です。

Stream Deckソフトウェアに「Keynote」操作プラグインをインストールすると、GUI Scriptingからの本物のKeynote.appにメニュー操作を要求しても「そんなものはない」と言われてしまうというのが、この問題の概要です。

elgatoに問い合わせ、Appleにバグレポートし、elgatoからは一向に返事も何も返ってこない(elgatoから返事をもらったことがない)のですが、Appleの担当者とやりとりしてこの奇怪現象の発生メカニズムが見えてきました。

Stream DeckのKeynote操作プラグインをインストールした状況でアクティビティモニタを調べると…

なんと、不可視のStream Deckプラグインのプロセスの名称が「Keynote」という名前になっていたのが原因だったようです。そこ、「Keynote_control」とか少しはひねった名前にしようよ、、、、>elgato

どれだけ複雑で悪辣な仕組みになっているのかと思っていたら、これだけ。

Appleの担当者から提案された対策コードはこんな感じで、実際に自分で動作確認しつつ、少しだけ手直ししてみました。これで、Stream DeckのKeynote操作用プラグインの不可視プロセスが「Keynote」なんて名前で実行されていても問題ありません。いやはや。

AppleScript名:Keynoteの各メニュータイトルをGUI Scriptingで取得する.scpt
tell application "System Events"
  set tProcList to every process whose name is "Keynote" and its background only is false
  
if tProcList = {} then return
  
  
tell (first process whose name is "Keynote" and background only is false) –ここ、変数に代入するとダメ!!
    tell menu bar 1
      set mList to title of every menu bar item
      
–> {"Apple", "Keynote", "ファイル", "編集", "挿入", "スライド", "フォーマット", "配置", "表示", "再生", "共有", "ウインドウ", "ヘルプ"}      
    end tell
  end tell
end tell

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macOS 11.5+Keynote 11.1でGUI Scriptingに障害?

Posted on 8月 1, 2021 by Takaaki Naganoya

GUI Scriptingを(メニューやキーボードショートカットについては)ラッピングして、ファイル名に「アプリケーション名@メニュー項目名>メニュー項目」などと書くだけで該当するメニュー項目の実行を行える「Piyo Menu Clicker v1.0 for Stream Deck」のリリース候補版を試していたら、macOS 11.5+Keynote 11.1でエラーが出まくりました。

# その後の調査により、よりによってStream Deckの制御ソフトウェア「Stream Deck.app」が起動しているとこの問題が発生することがわかりました。Stream Deck用の制御Scriptを使おうとしたらStream Deckのソフトウェア自体が実行を邪魔していたとは….

–> Browse Demo Movie

メニューバーのメニュー項目を指し示そうとして、

AppleScript名:Keynoteで新規書類を実行.scpt
activate application "Keynote"
tell application "System Events"
  tell process "Keynote"
    click menu item 1 of menu 1 of menu bar item 3 of menu bar 1
  end tell
end tell

★Click Here to Open This Script 

のようなお気軽な内容を試してみたところ、エラーに。メニューが存在していて、GUI側からマウスで普通に操作できるのですが……

他のPagesであるとかSafariなどで同様の記述を行なってもエラーになりません。Keynoteだけ問題が発生しているようです。

AppleScript名:Pagesで新規書類を作成.scpt
activate application "Pages"
tell application "System Events"
  tell process "Pages"
    click menu item 1 of menu 1 of menu bar item 3 of menu bar 1
  end tell
end tell

★Click Here to Open This Script 

AppleScript名:Safariで新規ウィンドウを表示.scpt
activate application "Safari"
tell application "System Events"
  tell process "Safari"
    click menu item 1 of menu 1 of menu bar item 3 of menu bar 1
  end tell
end tell

★Click Here to Open This Script 

Keynoteのmenu bar 1に対してmenu bar itemのtitle(メニュー項目のテキスト)を求めると、「Apple」しか返ってきません。

tell application "System Events"
  tell process "Keynote"
    tell menu bar 1
      set mList to title of every menu bar item
      
–> {"Apple"}      
    end tell
  end tell
end tell

★Click Here to Open This Script 

iOSアプリをM1 Mac上で起動した場合にこのような挙動になるのか調べてみても、ちゃんとiOSアプリもメニュー項目を取得できます。iOSアプリについては(苦労はするものの)AppleScriptから強引に操作することは可能なので、Keynoteよりは出来がいいといえます。

追記:
手元にあるバージョンの異なるmacOS環境でこの処理を試してみました。

 macOS 12.0beta+Keynote v11.1→異常
 macOS 11.5+Keynote v11.1→異常
 macOS 10.15.7+Keynote v11.1→正常
 macOS 10.14.6+Keynote v10.1→異常
 macOS 10.13.6+Keynote v9.1→正常

追記2:
異常が出ていた環境では、すべてStream Deckの制御ソフトウェアをインストールして起動していました。Stream Deck.appを終了させると問題が発生しないことを確認しました。Stream Deck Softwareのせいでした。

Stream Deckから各種ソフトウェアを操作するために作ったソフトウェアが、Stream Deckソフトウェアによって実行を阻害されているという事実の前に言葉もありません。

elgatoのWebフォームからレポートを送っていますが、elgatoにはいろいろ送っても、一度も返事をもらったことがないのでなんとも(日本代理店のソフトバンクC&Sとは確認のためにやりとりしていますが…)。

厳密に言うと、Stream Deckのオンラインストアから入手可能な「Keynote」プラグイン(Keynoteのプレゼン再生コントロールを行うelgato製のプラグイン)をインストールするとGUI ScriptingのKeynoteに対する実行が阻害されます。

–> Elgato Keynote plugin checking demo


▲まさか、elgato純正のプラグインがKeynoteへのGUI Scriptingの実行(メニューへのアクセス)を妨害しているとは思いませんでした。このプラグインはインストールしてはいけないものだと思います。機能もたいしたことはないし、害悪でしかありません。即刻Storeから撤去してほしいものです

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NSString’s stringWithFormat:がクラッシュするバグが修正された

Posted on 7月 18, 2021 by Takaaki Naganoya

macOS 11で発生していた「NSString’s stringWithFormat:」をAppleScriptから呼び出すとクラッシュするというバグが、最新のmacOS 11.5BetaおよびmacOS 12.0Betaで修正されていることを確認しました。
→ macOS 11.5正式版がリリースされ、修正されていることを確認。逆にいえば、AppleScriptでCocoa Scriptingを用いて作ったプログラムは、macOS 11.0〜11.4の環境を動作条件から外す(動作要求条件を11.5以上にする)必要があるということです。

クラッシュしなくなりましたね。問題点について、気がついたらレポートして念押しして、修正内容を確認するという地道な作業の繰り返し、積み重ねで世界の平和が維持されているのでありました。


▲Uni Detector v1.2.1もNSString’s stringWithFormat:メソッドがクラッシュしなくなったおかげで、ちゃんとCPUアーキテクチャごとの構成比率グラフを実行してもアプリケーションごとクラッシュしなくなりました

Posted in Bug | Tagged 11.0savvy 12.0savvy NSString | Leave a comment

macOS 11で「withFormat」系のAPIが軒並みエラーに?

Posted on 7月 1, 2021 by Takaaki Naganoya

すでにAppleにフィードバックしている内容ではあるのですが(修正されることを祈るばかりです)、NSStringのstringWithFormat:メソッドがmacOS 11ではエラーになります。エラーというよりも、実行処理系そのものがクラッシュします(確定した事実)。

これと似た記法を行う「NSPredicate predicateWithFormat:」も同様にエラーになることが判明しました。こちらはクラッシュを発生させるほどではありませんが、これまでのOSバージョンで動作していた記法がエラーになっています(勘違い)。

どうもこれらの発生原因は同じような処理の箇所のように見えるため、macOS 11では「withFormat:」のAPIが、AppleScriptからScripting Bridge経由で呼び出すと一律にエラーになるものと想像しています。

→ テストに使用したScriptに間違いがあって、macOS 10.15以前では「たまたま動いていた」ということがわかりました。「NSPredicate predicateWithFormat:」自体でエラーが出ていたのではなく、その中に書いていたPredicate文に間違いがあったことがわかりました(確認・確定した事実)

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Music v1.1.1+macOS 11.4で怪奇現象

Posted on 5月 1, 2021 by Takaaki Naganoya

macOS 11.4betaとMusicで動作確認を行っていたところ、怪奇現象に直面しました。

アプリケーションの名称を取得するという、たいへんにおかわいらしいレベルのAppleScriptを書いて実行したところ、propertiesでまとめて属性値を取得したときと、個別にnameを取得したときで、処理結果が異なります。

propertiesでまとめて取得するとローカライズされたアプリケーション名「ミュージック」が返ってきて、nameで個別に取得すると「Music」が返ってきます。

下手クソなのか? おもいっきり下手くそが開発してるのか??? なんか、学生レベルの人間が担当しているように見えます。

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macOS 11.3、11.4betaの変更点?

Posted on 4月 29, 2021 by Takaaki Naganoya

printコマンドでプリンタを指定して出力をする機能がmacOS 10.14から10.15、11.xまですべて利かなかったのが、11.3だか11.4Betaで直っていますね。

# 11.3がリリースされた直後に11.4Betaが降ってきて、どちらで修正されたのか自分には判断できません。少なくとも11.4Beta上ではプリンタ指定ができています

黒歴史入り確実なこのバグ、とっとと「なかったこと」にしたかったのか、さすがにド派手な機能だったからなのか、直っていますね。もしかしたらこれまでにも、細かくバグを出していたのかもしれませんが、ソフトウェア的にプリンタ名を取得する手段が提供されてこなかったので、そのバグが「見えていない」だけだったのかもしれません。

AppleScript Engineering Teamも、AppleScript Studioのお守りから解放されたので、前向きな機能の実装にもパワーを割いてほしいところです。個人的には、Blocks構文が必要なCocoa APIを呼べるようにしてほしいですわ。

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iWork Appsがv11.0にアップデート、Keynoteの恥ずかしいバグが直る

Posted on 3月 24, 2021 by Takaaki Naganoya

iWork Apps(Keynote、Numbers、Pages)がバージョン11.0にアップデートされました。

3アプリ共通でAppleScriptから書類のパスワード設定確認、パスワード設定の機能が追加されています。

また、Keynote v10.3.5、v10.3.8とmovie書き出し時のCodec指定オプションに「h.264」とAppleScriptの処理系ではエラーになる記号を含む予約語が入っていたのですが、これがv11.0で「h264」と修正されました。

# 記号を含む予約語は禁止されています。「C++」とか(Fine Reader OCR Proに入っていますわー)

実際に動作確認してみないとまともに動くかどうかは不明ですが、用語辞書上では修正されています。報告して半年以内で修正されたので、修正も何もされないよりはマシでしょう。正直なところ、こんな程度の低いバグは事前にチェックして解消してほしいところではあります(Mac App Storeに一般開発者が出したらリジェクトされるレベル?)。

ちょいちょいAppleScriptの瑣末な機能を追加していただけるのはありがたいのですが、ページ内の選択中のオブジェクトへのアクセス(selected itemsとか)を用意してほしいところです。現状ではselectionで取れるのはページ(slide)単位だけです。

また、text itemの縦書き(Vertical)属性にもアクセス(Read/Write)できてほしい気がします。Keynote書類上にWord Cloudを作成するときにScriptから素直にオブジェクト回転ができずに困ります(GUI Scriptingで強引にやってるんですけれども)。


▲Keynote v11:h.264→h264と修正


▲Keynote v11:documentに「password protected」属性(Read Only)と、「set password」コマンドが追加

Keynote v11.0上で動作確認ずみ。ただし、いったんパスワードを設定した書類は、GUI側からしかパスワード解除できない点に注意。また、AppleScriptからのKeynote書類オープン時にパスワードを指定してオープンすることもできないので、当該書類のパスワードをKeychainに保存しないと書類オープン時のパスワード入力をパスできない。こちらはちゃんと(h.264と違って)動作確認したらしい。でも、油断はできない。それがAppleクオリティ。


▲Numbers v11:documentに「password protected」属性(Read Only)と、「set password」コマンドが追加


▲Pages v11:documentに「password protected」属性(Read Only)と、「set password」コマンドが追加


▲Pages v11:exportコマンドのexport optionsに「include comments」属性と、「include annotations」属性が追加

Posted in Bug Update | Tagged 10.15savvy 11.0savvy Keynote Numbers Pages | Leave a comment

Keynote 10.3.8がリリース、AppleScriptバグ修正なし

Posted on 12月 2, 2020 by Takaaki Naganoya

Keynote v10.3.8がリリースされました。対象OSはmacOS 10.15以降です。exportコマンドでCodec指定のEnum「h.264」はそのままで、AppleScriptの言語処理系では構文確認も実行もできないままです。「h.264」→「h264」に修正してほしいんですけどー。

Posted in Bug | Tagged 10.15savvy 11.0savvy Keynote | Leave a comment

Uni Detector v1.2.1をリリース

Posted on 11月 27, 2020 by Takaaki Naganoya

ケアレスミスで、「Scroll BarをWindowの枠外に配置してしまった」Uni Detector v1.2のリテイク版、v1.2.1をリリースしました。


▲MacBook Air 11インチを基準に、このマシンで最低限の操作が行えることを想定したUser Interface

バージョン1.2以降のUni DetectorのAppleScript用語辞書には、「check arch」のコマンドしか用意していませんが、Sandboxのセキュリティを乗り越えつつ必要な機能(ユーザーによる任意の指定フォルダ以下のアプリケーションのチェック)を実現することが目的です。

本来のScriptableなアプリケーションの意義を考えると、アプリケーションのチェック結果をリストで取得するべきですが、さすがに無償配布アプリケーションでそれはやりすぎなので、実装を控えています。

AppleScript名:アプリケーションのプロパティを取得.scpt
tell application "Uni Detector"
  properties
end tell
–> {frontmost:false, class:application, name:"Uni Detector", version:"1.2.1"}

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AppleScript名:指定アプリケーションをUni Detectorでチェック.scpt
use AppleScript version "2.7" –macOS 10.13 or later
use scripting additions
use framework "Foundation"

set anApp to choose file of type {"com.apple.application-bundle"} with prompt "Select target one App"

with timeout of 3600 seconds
  tell application "Uni Detector"
    set aRes to check arch anApp
  end tell
end timeout

★Click Here to Open This Script 

AppleScript名:指定フォルダ以下にあるアプリケーションすべてをUni Detectorでチェック.scpt
use AppleScript version "2.7" –macOS 10.13 or later
use scripting additions
use framework "Foundation"

set anApp to choose folder with prompt "Select target Folder"
set appList to getFileListWithSpotLight("kMDItemContentTypeTree", "*com.apple.application*", anApp) of me

with timeout of 3600 seconds
  tell application "Uni Detector"
    set aRes to check arch appList
  end tell
end timeout

on getFileListWithSpotLight(aMetaDataItem, aParam, startDir)
  
  
set sDirText to quoted form of POSIX path of startDir
  
set shellText to "mdfind ’" & aMetaDataItem & " == " & aParam & "’ -onlyin " & sDirText
  
try
    set aRes to do shell script shellText
  on error
    return {}
  end try
  
set pList to paragraphs of aRes
  
set aList to {}
  
repeat with i in pList
    set aPath to POSIX file i
    
set aPath to aPath as alias
    
set the end of aList to aPath
  end repeat
  
return aList
end getFileListWithSpotLight

★Click Here to Open This Script 

Posted in Bug PRODUCTS | Tagged 10.13savvy 10.14savvy 10.15savvy 11.0savvy Uni Detector | Leave a comment

macOS 11.0, Big Sur AppleScript関連の変更点

Posted on 11月 13, 2020 by Takaaki Naganoya

ついにmacOS 11.0, Big Surが正式リリースされました。これほどリリースが待ち遠しく、リリースを恐れていたOSバージョンもありません。機能的にはいいのに、見た目がアレな、ある意味「次世代のmacOSのPublic Beta」みたいな位置付けです。バージョン0.xから始まるのも初めてですし。1.0未満だと受け取っておきましょう。

→ その後、マイナーアップデート版が「11.1」であることが判明し、今後は「12.x」「13.x」とiOSライクなナンバリングが施されることがうかがわれます。

ハードウェア面では「M1搭載のファンレスのMacBook AirがCore i9のCPUを蹂躙する図」が展開されているなど絶好調ですが、ソフトウェア面ではいろいろ(見た目に)問題があります。

macOS 11.0.1について、AppleScript的には大きな違いはありません。大きな違いというのは、macOS 10.15からの大きな違いということです。10.15のあまりの不具合の多さに、β段階で「毒の沼」認定してメイン環境で利用することを放棄したため、個人的には11.0にすぐ移行したいところです(検証用のMac mini 2014しか対応ハードウェアがない問題)。

macOS 11.0搭載のAppleScriptはあいかわらずバージョン2.7。スクリプトエディタもビルドが少し変わったぐらいでバージョンは同じです。

スクリプトエディタのヘルプが、macOS 10.13、10.14、10.15と毎回更新されていましたが、今回はその余裕がなかったのか10.15, Catalinaのままです(あとでオンライン更新されるのかも???)。

毎回、OSのアップデートがあるたびに書き換えの必要があるScriptが出てきます。すべてのScriptが必要というわけではないはずですが、理由は大きく分けると以下のとおりです。

(1)Script専用補助アプリケーションやOS標準装備のアプリケーションの機能に変化が生じたり、名前が変わったり、統廃合されたりした
(2)AppleScriptの言語処理系、標準装備のScripting Additionsや標準命令に新たなバグが発生した
(3)OS自体の仕様変更、未知のバグが発生した
(4)GUI ScriptingでメニューなどのGUI部品を指定している箇所が、GUI修正などの理由によりそのままでは動かなくなった
(5)Cocoaの仕様変更により動かなくなったり修正が必要になった

スクリプトエディタのsdefの差分をチェックしてみたところ、macOS 10.14/10.15から変化はありません。つまり、今回は(1)(2)由来の発生の可能性は低いことが期待されます。(4)は当然そうなるものなので(些細な変更で発生するものなので)、必要最低限の箇所に使うべきものです。(5)は、Cocoa自体の仕様変更は割とひんぱんに発生しているので、なんともいえませんが、Cocoa自体に仕様変更やバグがなくてもScripting Bridge定義ファイルのバグや理不尽な変更(主にmacOS 10.13で発生した件。一切説明なし)によって影響を受ける可能性はあります。

カレンダー.appのバンドル内に同梱された大量のAppleScriptもβ時からそのままです。

(何か発見があったら追記)

アプレットのプロパティが保持されない件:理由=(3)

LateNight Software Blogに掲載された「BIG SUR: LOST PROPERTIES」をGoogle翻訳で読んでみました(ちょっと時間がないので)。

macOS 11.0, Big SurではスクリプトエディタでAppleScriptアプレット書き出しを行うと、

Arm 64/Intel 64のUniversal Binaryで書き出されます。

そして、アプレット書き出し時にCode Signが自動的に行われ(Run Localy)、Apple Developer IDを持っていなくても実行バイナリにCode Signされることになります(Notalizationはまた別)Code Signされるということは、アプレットの情報書き換えが保持されなくなるということであり、property文で設定値を維持しようとしても、実行ごとに内容がフラッシュされる(保持されない)ことになります。

このことはmacOS 10.10ごろから「そういう風になるんだろう」とわかっていたので、property文で設定値を保持するような書き方は一切してきませんでした。設定保存の必要があればUser Defaultsへ書き込み。

サードパーティのOSAX(Scripting Additions)が廃止されることはOS X 10.6の頃からわかっていましたし、OS X 10.10の頃からpropertyで値を保持してはいけないことはわかっていました。

AppleScript Studioランタイムがdeprecated扱いに:理由=(3)(5)

最新の「兆し」は、PowerPC→Intel→Apple Siliconと3世代にわたってメンテナンスされてきた「AppleScript Studioランタイム」(Automatorアクションでこれを使っているものがある)が、いよいよdeprecated扱いになったことです。

もともと、OS X 10.6のときにXcode上から開発用のテンプレートが削除されたためにAutomator Action作成時に積極的にAppleScript Studioの機能を使おうとも思わないのですが、これまで維持され続けてきたというわけです。あれだけの規模のものを、OSのGUI部品が変更され続けていく中メンテナンスしてARM対応まで行なって破棄するとは……自分がその仕事に携わっているならやり切れないものがありますが、既定路線ではあります。

今後、macOS上で実行できるAutomator ActionはAppleScriptObjCベースのものに一本化される、ということです。

ファイル共有のプロトコルがsmbに一本化:理由=(3)

この話が出てきたのが何回目だか覚えていませんが、ファイル共有のプロトコル「afp」が使えないようになりました。「smb」のみです。

LAN上の他のマシンやファイルサーバー、NASのボリウムをマウントする処理は割とありふれたものですが、そのためのサーバーの指定方式がsmbに一本化されたという「変化」があったということです。

ファイルサーバーのマウント処理を記述してあるScriptについては、macOS 11.x以降では書き換えの必要があります。

AppleScript書類(.scpt)アイコンがプレーンテキストを示すアイコンに変更:理由=(3)

なんなんでしょうね? これは、、、ミスなのか、意図があるのか。

System Eventsの機能変更:理由=(2)

これだけ機能が変わっていたらバージョン番号を変更してほしいところです。
→ 同じバージョン番号のまま大幅に機能が変更されたSystem Events

System Eventsの動作状態の変更:理由=(3)

OSが起動して他のGUIアプリケーションを操作可能な状態になって久しい状態だというのに、System Eventsに対する操作を行おうとしたら、プロセスが起動していないといったエラーが表示されました(macOS 11.3 beta3)。

launchコマンドでSystem Eventsの起動を明示的に行うことで、問題なく操作できましたが、System Eventsに明示的にlaunch操作を行わなくてはならなくなったようです。リリースノートに記載すべきレベルの変更が加わっているように感じます。

NSStringのstringWithFormat:を呼び出すとクラッシュ:理由=(3)

こんな基礎的な箇所でバグを作られるとウンザリします。また、使っている箇所が多過ぎてウンザリします。このバグのせいで、Mac App Storeで配布しているUni DetectorのCPUアーキテクチャ別のグラフ表示機能を実行すると(macOS 11.x台、11.5より前では)クラッシュしていました。
–> macOS 11.5で修正されました。macOS 11.0〜11.4の間、この機能がまともに動いていなかったわけです。AppleScriptのプログラムは、macOS 11に対しては最新のバージョン以外はサポートしないということになるでしょう。

AppleScript名:stringWithFormatのじっけん.scptd
—
–  Created by: Takaaki Naganoya
–  Created on: 2021/06/19
—
–  Copyright © 2021 Piyomaru Software, All Rights Reserved
–  本Scriptを実行すると、Intel Mac/Apple Silicon Macの両方でクラッシュします

use AppleScript version "2.4" — Yosemite (10.10) or later
use framework "Foundation"
use scripting additions

set dTemp to "chart.data = [{
\"label\": \"Apple Silicon\",
\"value\": %@,
\"color\": chart.colors.next()
}, {
\"label\": \"Intel 64 bit\",
\"value\": %@,
\"color\": chart.colors.next()
}, {
\"label\": \"Intel 32 bit\",
\"value\": %@,
\"color\": chart.colors.next()
}, {
\"label\": \"PowerPC 64 bit\",
\"value\": %@,
\"color\": chart.colors.next()
}, {
\"label\": \"PowerPC 32 bit\",
\"value\": %@,
\"color\": chart.colors.next()
}];"

set ppc32Count to 1
set ppc64Count to 2
set intel32Count to 3
set intel64Count to 4
set arm64Count to 5

set aDataStr to current application’s NSString’s stringWithFormat_(dTemp, arm64Count, intel64Count, intel32Count, ppc64Count, ppc32Count) as string

★Click Here to Open This Script 

NSString’s StringWithFormat:をmacOS 11で実行すると100%クラッシュ

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Apple iWork Appsがv10.3.5にアップデート

Posted on 11月 13, 2020 by Takaaki Naganoya

AppleのiWork Appsがv10.3.5にアップデートしました。対象OSはmacOS 10.15以降です。

Keynote v10.3.5のAppleScript用語辞書のexport optionのmovie codecに「H.264」を指定するための定数が前バージョンから引き続き「h.264」になっています。バグ未修正状態です。

これでは、AppleScriptの構文確認をパスできません。AppleScriptの予約語としてこのような記号を途中に入れられないのですが、まるっきり動作確認もバグの所在も認識していない様子です。

みんながUIのお手本にしてきたKeynoteも、今回の10.3.5でこの体たらく。とくにツールバーアイコン。いきなり無色アイコンに変えられて(しかも小さい)、とても使いにくいというか、見えません。

まるでAppleから嫌がらせをされているかのようです。KeynoteのUIをまともにした互換アプリケーションでも誰か出さないだろうかと考えてしまいます。

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えせScriptable App

Posted on 11月 6, 2020 by Takaaki Naganoya

Macのアプリケーションの中には、Info.plistに「NSAppleScriptEnabled = true」の表記があっても、実際にsdefファイルが入っていなかったり、sdefが入っていても、まったくアプリケーションの機能と関係ないダミー辞書が入っているものがたまにあります。

これを、個人的に「えせScriptable」と呼んでいます。英語に翻訳しづらいですが、Fake Scriptable AppとかDummy Scriptable Appなどと呼ぶところでしょうか。

最悪の「えせScriptable」なアプリケーションはAppleのiBooks Authorでしょうか。電子書籍市場を立ち上げるためには、既存のInDesignなどの他のアプリケーションのデータをiBooks形式にScriptで変換できる必要があると思っていたところに「カス」なAppleScript用語辞書しか入っておらず、「プログラムで変換できないのかー」という落胆をもたらしました。

辞書内容がアプリケーションの機能とぜんぜん合っていない「えせScritable」。実際に、これらの用語を使っても、起動や終了ぐらいはできるものの、アプリケーション本来の機能は1つも呼び出せません。

GUI Scripting経由で無理やりメニュー操作やボタンのクリックは行えますが、これをもって「AppleScriptに対応している」とは言ってはいけないレベルです。

Chipmunk Basicの現行バージョンがScriptableで、本来はAppleScript用語辞書がバンドル中に入っているはずなのですが、確認してみたら入っていないことに気づきました。早速、作者のRon Nicholsonにレポート。さて、どうなりますやら。

現行のUni Detectorでは、これらの「えせScriptable」なアプリケーションも一律「Scriptable」として表示してしまうため、これらをScriptableではないものとして表示を抑止するために専用のデータをバンドル内に格納してチェックするかというところでしょうか。

Microsoft officeの補助アプリケーション類がScriptableな表示になっていますが、単独で起動ができないためにScriptableなアプリケーションの範疇に入れてはいけないところでしょう。ちょっと古めのアプリケーションで、AppleScript Studioで作られているものが存在しており、AppleScript用語辞書が入っているものも見られます。これも、外部からコントロールするための辞書ではないので、正確な意味では「Scriptable」ではありませんが、意外と多いのと古いものが中心なので放置しておいています。

com.nicholson.chipmunkbasic3co		1.368.21
com.kapeli.dashdoc	4.6.7
com.apple.Maps	*
com.apple.iBooksAuthor	*
com.peterborgapapps.Lingon3	*
com.peterborgapapps.LingonX7	*
com.adobe.devicecentral.application	*
com.readpixel.wakeonlan	*
com.bombich.ccc	*
com.microsoft.OrgChart	*
com.microsoft.myday	*
com.microsoft.office_pg	*
com.microsoft.Graph	*
com.microsoft.entourage.database_utility	*
com.microsoft.entourage.database_daemon	*
com.microsoft.outlook.databaseutility	*
com.microsoft.entourage.databasedaemon	*
com.microsoft.entourage.ClipGallery	*
com.microsoft.openxml.chart.app	*
com.microsoft.openxml.excel.app	*
com.microsoft.office.uploadcenter	*
com.microsoft.office.uploadcenter	*
com.tinyspeck.slackmacgap	*
org.mozilla.firefox	*
com.twitter.teitter-mac	*
com.nchsoftware.wavepod	*
com.nchsoftware.expressjp	*
com.digitalspokes.AppKiDo	*
com.parallels.mobile	*
com.epson.East-Photo-Scan	*
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セキュリティアップデート2020-05でMojaveが頻繁にクラッシュ?

Posted on 9月 27, 2020 by Takaaki Naganoya

メイン環境にmacOS 10.14.6, Mojaveを入れて使っていますが、自分の環境では先日公開されたアップデート「セキュリティアップデート2020-05」を入れた直後からuniversalaccessd(/usr/sbin/universalaccessd)が頻繁にクラッシュして、クラッシュダイアログがひんぱんに表示されるようになりました。

このおかげで、画面の拡大・縮小の機能が呼び出せなくなってしまいました。普通に作業はできるので、特定のプロセスのクラッシュダイアログが表示されて邪魔なぐらいですが、実に邪魔です。

# 文章を打っている最中に何度もクラッシュダイアログが表示されるので、文章のクオリティが下がりがちです。

→ macOS 10.14.6 Mojave向け「セキュリティアップデート 2020-005」のリテイク版が公開され、すでに同アップデータを適用した環境向けのアップデータにより、本現象は解消されました。目下、universalaccessdがクラッシュダイアログを頻繁に表示される状況は解消されました。

Appleが提供する各種セキュリティアップデートについては、こういう「ハズレ」がたまに入ってくることがあり、信頼度は60%ぐらいでしょうか。自社ハードウェアのみのサポートのくせに100%と言い切れなくなってきたことは由々しき事態です。クレイグ・フェデリギに呪いあれ。

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iWork Appsのv10.2アップデートが公開される

Posted on 9月 23, 2020 by Takaaki Naganoya

AppleがKeynote/Pages/Numbersのv10.2アッップデートを公開しました。このv10.2から対象OSがmacOS 10.15以降になり、macOS 10.14では最新のKeynote v10.2を使えなくなったことになります。

Keynote v10.2のAppleScript系の機能の差分チェックを(sdefファイルベースで)行ってみたところ、iWorkアプリケーション中でKeynoteのみ機能追加されたことがわかりました。

Keynoteにムービー書き出し機能のAppleScriptオプション機能が追加される

exportコマンドのexport optionsで「movie codecs」と「movie framerates」の指定ができるように機能追加されています。

movie codecs enum
h.264 : H.264
AppleProRes422 : Apple ProRes 422
AppleProRes4444 : Apple ProRes 4444
AppleProRes422LT : Apple ProRes 422LT
AppleProRes422HQ : Apple ProRes 422HQ
AppleProRes422Proxy : Apple ProRes 422Proxy
HEVC : HEVC

movie framerates enum
FPS12 : 12 FPS
FPS2398 : 23.98 FPS
FPS24 : 24 FPS
FPS25 : 25 FPS
FPS2997 : 29.97 FPS
FPS30 : 30 FPS
FPS50 : 50 FPS
FPS5994 : 59.94 FPS
FPS60 : 60 FPS

風の噂によるとどうもARM Macはムービー書き出しが高速なようなので、そのあたりをアピールするためにもムービー書き出し系の機能の拡充は必要ということなのでしょう。

KeynoteのAppleScript用語辞書に構文確認をパスできないバグ持ち予約語が存在

同時に、「こんなんAppleScriptの処理系でコンパイル(構文確認)通るわけないやん、メーカーが何やってますのん?」という予約語がsdef内に書かれていることが一目でわかりました。

「h.264?」

この「h.264」の予約語はexportコマンドのexport optionsのmovie codecsのEnum内に書かれています。

        <enumeration name="movie codecs" code="Knmc">
            <enumerator name="h.264" code="Kmc1" description="H.264">
                <cocoa string-value="AVVideoCodecTypeH264" />
            </enumerator>

macOS 10.15.6上で確認したところ、見事に構文確認時にエラーになります。

Apple製のアプリケーションのAppleによるスクリプティング定義内容がまともに動きません。こうした事態は理解に苦しむものがあります。100%動作確認していないとしか思えません。

ここは、記号入りの予約語では言語処理系的に構文確認すらパスできないので、「h.264」ではなく記号を含まない「h264」ないし「H264」という予約語にすべきです。AppleScript系の機能を追加していただくのは前向きでよいと思いますが、メーカーとして一度も動作確認しないで機能をリリースするというのはいかがなものでしょう?

そんなところに凝っていないで、選択中のオブジェクトを取れる属性「selected objects」とか、テキストオブジェクトの縦書き制御属性「vertical」などをつけたほうが実用性があって助かります。機能追加自体はたいした作業ではありませんが、ぜひ動作確認した上でリリースしていただきたいところです。

AppleScript名:keynote movie export test
–Works with Keynote v10.2 or later
set aTagFile to ((path to desktop) as string) & "testOut.m4v"

tell application "Keynote"
  set exOpt to {compression factor:1.0, movie format:native size, class:export options}
  
–set exOpt to {compression factor:1.0, movie format:native size, movie codec:h.264, class:export options}–this cause error
  
export document 1 to file aTagFile as QuickTime movie with properties exOpt
  
end tell

★Click Here to Open This Script 

日頃からMac App Storeのレビューアーの血も涙もない(でも、ツッコミどころ満載の)リジェクトに遭っている身からすれば、こんなのリジェクト案件です。

個人的には信頼度の問題からmacOS 10.15は「パス」なので、macOS 11.0 Big SurがRelease時にコケないことを祈るのみです(メールが消えるとかいう話が一番OSの信頼度を下げる)。macOS 10.13, “Vista”という史上最悪・最低の大失敗をやらかして以来、「Release版のOSがBetaよりも低品質」という昨今のmacOS。10.13もBetaの時にはよかったのに、Release版で大崩壊を起こして見るも無残な姿に成り果てました。10.14もBetaの段階でGUI Scriptingの認証系でひどいバグがあって、「とても使えない」と判断。10.14.6まで待ってようやく手を出す気になったほど。

macOS 11.0, Big SurはBeta段階でも珍しく好印象で(GUIまわりの仕様はコロコロ変わるけど)、macOS 10.15みたいにBeta段階で「もう、これはダメ!」という話も聞きません(Relase時に紹介記事を書かなかったOSは10.15がはじめてです。10.15の崩壊度はひどかった)。macOS 11.0, Big Surには、macOS 10.13のような「Release版の大崩壊」を起こしてほしくないものです。

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Kamenoko v1.1のMac Pro 2019バグ対策機能が効果を発揮

Posted on 7月 16, 2020 by Takaaki Naganoya

現在Mac App Storeで販売中のKamenoko v1.1には、Mac Pro 2019上でだけ症状が確認されているバグへの対策機能が盛り込まれています。

Mac Pro 2019は三角関数の簡単な計算を間違える「問題マシン」として認識しています(実機ないんで、細かい挙動はわかりません)。

「おそらくこう対策すれば回避できるはず」と想像された方法で機能を実装し、v1.1を動かしたMac Pro 2019ユーザーの知り合いから「大丈夫」との実機確認報告をいただきました。


▲Mac Pro 2019上でのみ報告されているHex Grid座標計算バグ(Kamenoko v1.0+macOS 10.15.5?)

Mac Pro 2019上でのみ、この6角形セルの座標計算でミスが生じることが報告されています。この座標計算はJavaScript Coreの機能をAppleScriptから呼び出して行なっているもので、このJavaScript Coreの関数演算で計算結果に誤差(ないし、想定外の高い計算精度)が発生。

このため、Kamenoko v1.1ではMac Pro 2019対策として各六角形の座標値をあらかじめ計算し、固定データとして保持して使用しています。内部的には、起動時に座標値をすべて計算してNSBezierPathを作ってキャッシュして(作成後の変更なしに)使っていたので、とくに処理フローが大幅に変わったわけではありません。


▲Mac Pro 2019上で動作しているKamenoko v1.1の想像図(実機ないんで)

この関数演算バグがMac Pro 2019上でのみ発生するものなのか、それともXeon搭載機で同様に発生するものなのかは未確認です。

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iWork Appがv10.1にアップデートし、Movie書き出しバグの修正とPDF書き出し属性を追加

Posted on 7月 10, 2020 by Takaaki Naganoya

iWorkアプリケーション(Keynote、Numbers、Pages)がアップデートされてv10.1になりました。対象はmacOS 10.14/10.15。

AppleScript系ではバグ修正1点と、機能追加が1点あります。

Keynoteのムービー書き出しオプション(native size)バグ修正

Keynote v10.0の際のアホなバグ(native size指定時にエラー)が修正されました。

AppleScript名:native sizeでムービー書き出し
set outFile to (path to desktop as string) & (do shell script "uuidgen") & ".m4v"

tell application "Keynote"
  tell front document
    export to file outFile as QuickTime movie with properties {class:export options, movie format:native size}
  end tell
end tell

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PDF書き出しオプション(include comments)を追加

また、3アプリケーション共通でPDF書き出し時に「include comments」オプションが指定できるようになりました。


▲include comments属性が追加された


▲Keynote書類に追加した「コメント」


▲KeynoteのGUI上で指定する「コメントを含める」チェックボックス


▲上がinclude comments:falseで書き出したPDF、下がinclude comments:trueで書き出したPDF

AppleScript名:Keynote書類からPDF書き出し v3(10.10対応)
— Created 2017-01-21 by Takaaki Naganoya
— Modified 2020-07-10 by Takaaki Naganoya
— 2017-2020 Piyomaru Software
use AppleScript version "2.4"
use scripting additions
use framework "Foundation"

set tmpPath to (path to desktop) as string
set aRes to exportKeynoteDocToPDF(tmpPath)

–Keynote書類からPDF書き出し
on exportKeynoteDocToPDF(targFolderPath as string)
  
  
tell application "Keynote"
    set dCount to count every document
    
if dCount = 0 then
      return false
    end if
    
set aPath to file of document 1
  end tell
  
  
set curPath to (current application’s NSString’s stringWithString:(POSIX path of aPath))’s lastPathComponent()’s stringByDeletingPathExtension()’s stringByAppendingString:".pdf"
  
set outPath to (targFolderPath & curPath)
  
  
tell application "Keynote"
    –v10.10で追加されたinclude comments属性の指定を追加してみた
    
set anOpt to {class:export options, export style:IndividualSlides, all stages:false, skipped slides:true, PDF image quality:Best, include comments:false}
    
export document 1 to file outPath as PDF with properties anOpt
  end tell
  
  
return (outPath as alias)
  
end exportKeynoteDocToPDF

★Click Here to Open This Script 

iWorkアプリケーションのAppleScript系機能に望むこと

・slide上の選択中のオブジェクトを扱えるようにしてほしい(selected itemといった予約語で)
・縦書きテキストの制御機能がほしい(強引に作ったけど)
・TOCつきPDFが直接書き出せるように(自分で作ったけど)
・Pagesをなんとかして。レイアウトをScriptから再現できない

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Mac Pro 2019でアプリケーションの計算結果にズレ?!

Posted on 5月 9, 2020 by Takaaki Naganoya

知り合いがMac App Storeで買ったKamenokoを、

Mac Pro 2019の一番下のモデル(+Pro Display XDR)にインストールしたところ、画面の描画がおかしいという報告を送ってくれました。


▲左:開発環境で描画したところ 右:Mac Pro 2019で描画したところ

開発環境はmacOS 10.14.6ですが、macOS 10.13.6およびmacOS 10.15.4やBeta版でも動作確認は行っていました。しかし、手元のどの環境でも、こんな結果にはなっていません。

この6角形の描画については、JavaScriptCoreを呼び出して三角関数の計算を行っています(毎回計算しているわけではなく、起動時に計算した内容をキャッシュして使っています)。この計算結果がXeonとCore i7/Core i5/Core i3で異なるのではないかという「仮説」を立てています。

また、これまでRetina(Hi-DPI)表示は2xのRetinaだったわけですが、Mac Pro 2019ではこれが違っており、描画がその影響を受けている可能性もあります(だったらウィンドウなどの描画も間違うはずなので、多分これはないかなー)。

ただ、いずれにせよMac Pro 2019実機で検証を行う環境が手元にないため、仮説の検証を行えない状態です。

MacScripter.net上で三角関数の計算結果について、同じ計算結果が得られないといった話をされたことがありますが「そんなバカな」と思っていました。もしも、その時の相手が使っていたマシンがXeon搭載機だった場合には、JavaScript Coreを呼び出して三角関数の計算を行った場合に、環境によっては結果が異なるという話になるのかも?

現段階ではなんともいえませんが、さすがにDTSにサポートを依頼すべき内容かもしれません、、、

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iWork Apps Update v10.0

Posted on 4月 1, 2020 by Takaaki Naganoya

Keynote、Pages、Numbersのv10.0が配信されました。Keynoteの前バージョンはv9.2、Pagesはv8.2、Numbersはv6.2.1でしたが、バージョン番号を別々に採番することがめんどくさくなったのか、内部のエンジンが一新されたのか、バージョン番号をそろえてきました。

おそらく、マーケティング的な要請やユーザーサポートの手間を省くために番号をそろえてきたのでしょう。

Pages/NumbersについてはmacOS 10.14以上が対象。KeynoteはmacOS 10.15.4が必要とのことですが、いろいろ致命的なバグの修正を含んでいるため、後日macOS 10.14.6向けのKeynoteアップデートが配信されることを期待したいところです。

# アップデートに出てこないだけで、Mac App Storeから個別にKeynote v10.0のダウンロードが(macOS 10.14.6上でも)できました。なんででしょう?

v10.0 UpdateのAppleScript的な変更の有無

■Keynote v10.0:2か所

■Pages v10.0:1か所

■Numbers v10.0:変更点なし
Numbers v6.2で「特定の行数の表を作るとエラーになる」というバグがありましたが、これはv6.2.1で修正されました。これが修正されています(記憶違いだったので、記事を修正しておきます)。

Pages v10.0の変更点

documentにfacing pagesというプロパティが新設されました。見開き表示時にページの左右(奇数ページ、偶数ページ)を考慮して2ページ表示のペアを変更するという機能のようです。

AppleScript名:Pages v10.0で追加されたfacing pagesの操作を行う
tell application "Pages"
  tell front document
    set curStat to facing pages
    
    
set facing pages to not curStat –反転
    
delay 2
    
set facing pages to curStat –元に戻す
  end tell
end tell

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全言語的に普遍的な内容ではあるのですが、日本語ユーザー的には縦書き/横書きの設定属性値を持ってくれたほうがありがたいところです。たぶん、自分は使うことはないと思います。

Keynote v10.0の変更点

Keynoteは前バージョンでかなりおかしなバグが発覚していたので、その修正が行われているかどうか、というのが見所です。

結論からいえば、バグは修正されています。macOSに関して久しぶりに前向きなニュースといえます。彼らにバグを修正する意思と能力が残されていたことについては喜びたいところです。同時に残念なニュースとして、この修正に関連して新たなバグが生まれています(このあたりがいかにもAppleらしい)。

Keynoteバグ1:表(table)作成時に行数によってはエラーになる

5行の表を作るとエラーになり、他の行数でもいろいろエラーになる組み合わせが確認されていました。テスト用のAppleScriptを書いて、行数を2〜100行で変更しつつ作成、列数を2〜30列で変更しつつ作成、行数および列数を順次ループで2〜20まで変更しつつ新規作成するなどのテストを実施。無事、修正を確認できました。

ただし、本テストは表の新規作成についてのみ確認したものであり、既存の表の行数/列数の変更を確認したものではありません。Appleの仕事に関しては、修正点の周囲に新たなバグを生む可能性が高く、修正時と修正後が一番危険な状態です。彼らに「自分の作った機能を動作確認する」という能力を期待してはいけません。信じてもいけません。つねに、疑いの目で見ることが重要です。

AppleScript名:Keynote書類上に表を作成、行数を2から100まで可変
tell application "Keynote"
  tell front document
    tell current slide
      repeat with i from 2 to 100
        set aTable to make new table with properties {header column count:0, header row count:0, row count:i, column count:3}
        
delay 1
        
delete aTable
      end repeat
    end tell
  end tell
end tell

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AppleScript名:Keynote書類上に表を作成、列数を2から30まで可変
tell application "Keynote"
  tell front document
    tell current slide
      repeat with i from 2 to 30
        set aTable to make new table with properties {header column count:0, header row count:0, row count:5, column count:i}
        
delay 1
        
delete aTable
      end repeat
    end tell
  end tell
end tell

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AppleScript名:Keynote書類上に表を作成、行数および列数を2から20まで可変
tell application "Keynote"
  tell front document
    tell current slide
      repeat with x from 2 to 20
        repeat with y from 2 to 20
          set aTable to make new table with properties {header column count:0, header row count:0, row count:y, column count:x}
          
delay 0.01
          
delete aTable
        end repeat
      end repeat
    end tell
  end tell
end tell

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Keynoteバグ2:書類(document)のムービーexport optionsにバグ

数値ではじまる予約語や記号を含む予約語はAppleScriptの言語処理系では宣言できません。エラーになります。それをAppleの(おそらくKeynoteの)担当者がKeynote v7.1のアップデート時に、従来の「small」「midium」「large」といったEnumによる指定から、「360p」「540p」「720p」「1080p」「2160p」という指定を行えるように変更を加えました。

より大きな解像度の書き出しに対処したことは評価できると思いますが、そもそもAppleScriptの処理系で認識できない「数字で始まる予約語」に変えたのはダメダメです(スクリプトエディタ上で構文確認を行うとエラーになる=使えない)。つまり、この担当者はsdefの改変を行なっただけで、実際にコードを書いて動作確認を行っていないことがわかります。

Appleにバグレポートを書きつつ、このような処理が必要な場合にはnative sizeで書き出して、そのあとでムービーをリサイズするような処理で回避していました(GUI Scriptingで乗り切ったScripterもいるようですが)。

Keynote v10.0では「format360p」「format540p」「format720p」「format1080p」「format2160p」と変更され、AppleScriptの構文確認時にエラーでハネられることはなくなりました。この点についてはバグ修正が行われたものと判断してよいと思われます。

ただし、従来動作していたEnum「native size」を指定するとエラーになるようになってしまいました。互換性のために残したが動作していない、といったコメントが書かれているわけでもないため、これはバグだと判断します。

■Keynote書類フォーマットとムービー書き出し時の解像度の対応表(Piyomaru Software独自調査による)

movie export formats 標準(4:3) ワイド(16:9)
format360p 480 × 360 640 × 360
format540p 720 × 540 960 × 540
format720p 960 × 720 1280 × 720
format1080p 1440 × 1080 1920 × 1080
format2160p 2880 × 2160 3840 × 2160
AppleScript名:Keynote 360p movie export test
set targetFileHFSPath to (choose file name) as string –かならずファイル拡張子に「.m4v」を指定する必要がある
if targetFileHFSPath does not end with ".m4v" then
  set targetFileHFSPath to targetFileHFSPath & ".m4v"
end if

with timeout of 3600 seconds
  tell application "Keynote"
    export front document to file targetFileHFSPath as QuickTime movie with properties {movie format:format360p}
  end tell
end timeout

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AppleScript名:Keynote 540p movie export test
set targetFileHFSPath to (choose file name) as string –かならずファイル拡張子に「.m4v」を指定する必要がある
if targetFileHFSPath does not end with ".m4v" then
  set targetFileHFSPath to targetFileHFSPath & ".m4v"
end if

with timeout of 3600 seconds
  tell application "Keynote"
    export front document to file targetFileHFSPath as QuickTime movie with properties {movie format:format540p}
  end tell
end timeout

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AppleScript名:Keynote 720p movie export test
set targetFileHFSPath to (choose file name) as string –かならずファイル拡張子に「.m4v」を指定する必要がある
if targetFileHFSPath does not end with ".m4v" then
  set targetFileHFSPath to targetFileHFSPath & ".m4v"
end if

with timeout of 3600 seconds
  tell application "Keynote"
    export front document to file targetFileHFSPath as QuickTime movie with properties {movie format:format720p}
  end tell
end timeout

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AppleScript名:Keynote 1080p movie export test
set targetFileHFSPath to (choose file name) as string –かならずファイル拡張子に「.m4v」を指定する必要がある
if targetFileHFSPath does not end with ".m4v" then
  set targetFileHFSPath to targetFileHFSPath & ".m4v"
end if

with timeout of 3600 seconds
  tell application "Keynote"
    export front document to file targetFileHFSPath as QuickTime movie with properties {movie format:format1080p}
  end tell
end timeout

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AppleScript名:Keynote 2160p movie export test
set targetFileHFSPath to (choose file name) as string –かならずファイル拡張子に「.m4v」を指定する必要がある
if targetFileHFSPath does not end with ".m4v" then
  set targetFileHFSPath to targetFileHFSPath & ".m4v"
end if

with timeout of 3600 seconds
  tell application "Keynote"
    export front document to file targetFileHFSPath as QuickTime movie with properties {movie format:format2160p}
  end tell
end timeout

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AppleScript名:Keynote ‌‌native size movie export test (Bug)
set targetFileHFSPath to (choose file name) as string –かならずファイル拡張子に「.m4v」を指定する必要がある
if targetFileHFSPath does not end with ".m4v" then
  set targetFileHFSPath to targetFileHFSPath & ".m4v"
end if

with timeout of 3600 seconds
  tell application "Keynote"
    –export front document to file targetFileHFSPath as QuickTime movie with properties {movie format:‌‌native size}
  end tell
end timeout

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macOS 10.13以降、スクリプトエディタのヘルプが更新され続けて驚く

Posted on 12月 18, 2019 by Takaaki Naganoya

力が入っているのか抜けているのかわかりませんが、スクリプトエディタのヘルプがOSのメジャーバージョンアップごとに更新されているのを見つけて驚かされました。

 「スクリプトエディタヘルプ」(macOS High Sierra用)
 「スクリプトエディタユーザーガイド macOS Mojave用」
 「スクリプトエディタユーザーガイド macOS Catalina用」

などと、わざわざOSごとに更新され、日本語環境用に翻訳されています。ちょっと驚きました。

ただ、相変わらず内容は「は?」とか「えーー?」とかいう感想しか出てこないものなので、存在している以上の実質的な価値はありません。存在しないよりは数万倍よいのですが、「これを読んで使えるようにはならないだろー」という程度のものです。


▲macOS 10.13用スクリプトエディタユーザガイド。このScreen ShotのScriptは実際に動くので好感が持てるのですが、なぜかこれが次のOSから変更されています。単に「代わり映えしないから変更した」ぐらいの意図であればよいのですが、、、


▲macOS 10.14用スクリプトエディタユーザガイド


▲macOS 10.15用スクリプトエディタユーザガイド

冒頭から内容が、

「OS X 10.10 以降では、AppleScript に加え、スクリプト言語である JavaScript for Automation を使用してスクリプトを記述することができます。また、シェルスクリプトや、UserTalk などの他社製のスクリプト言語を使用してスクリプトを記述することもできます。」

とあり、「あたかもシェルスクリプトをOSA言語的に扱えるかのような間違った印象を与えてしまう」「UserTalk(Frontier)なんてもう誰も使っていないし、消滅して久しいぞ」といったツッコミを行なってしまうところですが、Apple社内の現場が内容のチェックをしないで秘伝のタレのように注ぎ足し注ぎ足しで更新しているだけだと痛感させられます。

内容は機械的に翻訳しているだけのようで、コンテクストメニューから呼び出せるApple純正のScriptはみんなローカライズされていない(事実)のに、ヘルプ内では名称などが日本語訳されて紹介されており、実際にコンテクストメニューを表示させると困惑させられること請け合いです。外注の翻訳会社のせいではなく、Apple側が何も指定しなかったので機械的に翻訳しただけでしょう。


▲macOS 10.15上のスクリプトエディタヘルプでは、コンテクストメニューの項目名が勝手に日本語訳されている。実物は英語なのに、、、、


▲実際にmacOS 10.15上のスクリプトエディタでコンテクストメニューを表示すると英語のまま

macOS標準搭載のコンテクストメニューScriptがあまりにも使えないので、全部捨てて入れ替えて使えるものを突っ込んだものが「Piyomaru Script Assistant」なわけですが、電子書籍のオマケとして付けたこのScriptもmacOS 10.13でいろいろ動かないものが出てきており、ちょうど機会があったので10.14/10.15用にアップデートしました(10.13対応はちょっとダメだと思います。バグの問題というよりも、絵文字の互換性がないので)。

CotEditor用のPowerPackの影響を受けて、そういう方向のScriptも突っ込んでいます。スクリプトエディタのコンテクストメニューから呼び出したAppleScriptから、スクリプトエディタのウィンドウをぐるぐる回してみようとしたら、ほとんど再描画されずに結果だけ表示されるという一幕もありました。

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