Pixelmator Proがv3.6.8でHDR画像のサポートを追加しました。
Pixelmator Pro 3.3.13–> 3.6.8
AppleScript用語辞書の比較で確認された変化は以下のとおりです。
・予約語「JPEG」の類義語として「JPG」を追加定義
・HDR画像の予約語を追加(OpenExr、HDR JPEG、HDR HEIC、HDR AVIF、HDR PNG)
・applicationのプロパティとして「load hdr content」を新設
・documentのプロパティとして「display hdr content」を新設
HDR対応について
Appleの公式資料によれば、現行機種はHDRに対応しているとのこと。
ただし、接続しているディスプレイによって、
「このディスプレイはHDRコンテンツをサポートしていません」(Mac mini M1+Apple Cinema Display)
「このディスプレイはHDRコンテンツのサポートが制限されています」(MacBook Air M2)
といったように、非対応/対応(不完全対応を含む)と状態が分かれるようです。
対応環境でPixelmator ProのHDRサポート状態を変更してHDR画像をオープンする実験は行なってみました。
▲Pixelmator Proの設定ウィンドウ HDRコンテンツのサポートが制限されている(MacBook Air M2)と表示
▲Pixelmator ProでサンプルのHDR JPEGをオープンしたところ
AppleScript名:HDR画像をオープン |
tell application "Pixelmator Pro" set load hdr content to true set aHDR2 to load hdr content –> true if aHDR2 = false then return set aHDRfile to choose file open aHDRfile end tell |
HDR画像をオープンしても、HDR表示が行われるかどうかは別の管理になっている(documentのプロパティ)ので、そこも設定する必要があるようです。変更すると画面上でわずかに階調表現に変化が見られました(ちょっとだけ)。
AppleScript名:オープン中のHDR画像をHDR表示する |
tell application "Pixelmator Pro" –環境チェック set appHDR to load hdr content if appHDR = false then return –HDR画像の表示状態を変更 tell front document set display hdr content to true set docHDR to display hdr content end tell end tell |