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AppleScriptの穴
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AppleScriptの穴

Useful & Practical AppleScript archive. Click '★Click Here to Open This Script' Link to download each AppleScript

カテゴリー: Tools

パネル構成書類「入出力音量調整」

Posted on 4月 3, 2020 by Takaaki Naganoya

新型コロナウィルスの蔓延により、リモートワークでビデオ/オーディオチャットを行う機会が増え、音量調整のためのいい方法がないと嘆いている方が多いようなので、便利な方法をご紹介します。

macOSにはアクセシビリティ系(障害者支援)の機能が多々用意されており、その中核をなす「スイッチコントロール」という機能があります。この機能を利用して、画面上に操作可能な機能ボタンを貼り付けておくことができるため、オーディオ系の音量調整機能などをここに割り振って利用すると便利です。

# 業務系のScriptをフローティングパレット表示しておいて、ワンクリックで実行できるようにしておくと、とても便利だと思います

このスイッチコントロールの機能はユーザーごとに自由にカスタマイズすることができ、さらにその内容を書類に書き出して他のユーザーと共有できるようになっています。

それがパネル構成書類です。これはmacOS標準装備の機能「スイッチコントロール」の書類で、ボタン定義データやボタンから呼び出すAppleScriptが内包されています。

–> Download switchControlUserPanels1.ascconfig(12KB)

[Update] English Version included in same panel

このパネル構成書類はmacOS 10.14上で作成し、macOS10.14.6およびmacOS 10.15.4上での動作を確認しています。

Zipアーカイブから展開して、ユーザーの~/Library/Application Support/com.apple.AssistiveControlフォルダに入れてください。macOS 10.15上では展開後.ascconfig書類がフォルダに見えるかもしれませんが、気にせずそのまま上記フォルダに移動してください。

# 「com.apple.AssistiveControl」フォルダがApplication Support内に存在しない場合には作成してください。このフォルダ名を間違えるとOSに認識されないので、ご注意ください

「システム環境設定」を起動。

「アクセシビリティ」を選択。

左の一覧リストの下の方にある「スイッチコントロール」を選択。

「スイッチコントロールを有効にする」にチェックを入れます。この際に、管理者パスワードを求められる場合があります。

フローティング操作パレット「スイッチコントロール」のホーム画面が表示されるので、「カスタム」をクリック。

カスタムの中にさきほど追加した「入出力音量調整」があるので、それをクリック(”Sound Volume Control” is English version)。

これで、フローティングパレットの入出力音量調整パレットが表示されます。


▲SwitchControlの操作方法。macOS標準のGUI体系とは若干異なる

パレット上の各ボタンをクリックするか、あるいはMacのサブディスプレイとしてiPadを接続している場合には、iPadの画面上を指でタップすると各ボタンの機能が実行されます。

スイッチコントロールのフローティングパレットはパレット左上の「x」をクリックすると消去できます。いったん消去しても、ふたたび「システム環境設定」>「アクセシビリティ」>「スイッチコントロール」に戻って、「スイッチコントロールを有効にする」のチェックを入れると表示されます。

iPadをMacのサブディスプレイとして利用するアプリケーションは、Apple純正のSide Car(macOS 10.15標準装備)のほか、サードパーティ製の「duet display」や「AirDisplay」などが有名です。

とくに、サードパーティ製のアプリケーションは、古めのiOSや古めのiPadをサポートしている(Apple純正機能は最新のiPadしかサポートしていない)ため、身の回りに転がっている古いiPadや中古のiPadをMacのタッチ操作コントローラーにお安く利用できるため、とてもおすすめです。

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Posted in news Tools | Tagged 10.14savvy 10.15savvy Switch Control | Leave a comment

Script Geek 2.0が公開される

Posted on 10月 22, 2019 by Takaaki Naganoya

Shane Stanleyのフリーソフトウェア「Script Geek」の新バージョンv2.0が公開されました。

→ Script Geek 2.0ダウンロードページ


▲Dark ModeにするとAbout画面の文字が見えない。うん、これ自分も気をつけよう(^ー^;

前バージョンからの相違点は、Dark Modeへの対応などですが、大幅に変わったりはしていません。2つのAppleScriptの処理時間を計測するというものです。

本ツールは利用頻度も高く、実際にScriptを書いている最中によく走らせています。

Cocoaの機能を呼び出す場合には、処理対象のデータ数によっては従来のAppleScriptによる処理よりも遅くなることがあるので、「本当にCocoaで処理させたほうが高速か?」ということをいちいち確認しておく必要があります。

ほんの数個の要素からなる配列のソートにCocoaの機能を使うと逆に遅くなりますし、数万要素の配列からの条件抽出にCocoaの機能を使わないと損です。

つまり、AppleScriptからのCocoaの利用については、速度的なメリットがない場合には使わないほうがいいという点が「真髄」といいますか、その一番大事なところであって、本ツールの存在・利用そのものがShane Stanleyのノウハウそのものなんですね。

ついでに、身の回りのマシンで同じ処理のベンチマークをScript Geek 2.0を用いて行ないました。処理内容は、おおよそCocoaの機能を使わないほうが速そうな、小さなデータの判定処理です。

Machine MacBookPro10,1 MacBookPro9,1 MacBookAir4,1 Macmini7,1
メインマシン。10.14以上に上げない環境 Beta版OS専用 持ち歩き用。検証環境 検証環境
CPU Core i7 2.6GHz Core i7 2.7GHz Core i5 1.6GHz Core i5 2.6GHz
CPU Core 4.0 4.0 2.0 2.0
RAM 8GB 8GB 4GB 16GB
OS 10.14.6 10.15.1beta 10.13.6 10.15
Storage SSD HDD SSD Fusion Drive
1st Script 0.115 0.138 0.182 0.086
2nd Script 0.608 14.179 1.589 13.798

以前に、花文字作成Scriptでメイン環境のMacBook Pro Retina 2012が、最近加入した検証用マシンMac mini 2014の10倍以上高速だったことがあって、しかもデータ的にはメモリ上で十分に終わってしまいそうな内容であったために、その理由がわからないままでした。

そこで、こうして手元のマシンをすべてかき集めて、Script Geekでベンチマークを行なった次第です。

その結果、

 (1)HDD搭載マシンがSSD搭載マシンの10倍程度の処理時間になっている。メモリ搭載量とか関係なくHDD搭載機だと遅い。Fusion Driveでも同様
 (2)コア数は少ないよりも多いほうがよいが、デュアルコア程度だとCocoaの機能を利用するのに不利。最低でもクアッドコアは必要
 (3)メモリは少ないよりも多いほうがよいが、それよりもブートドライブがSSDであること、CPUコア数が4コア以上であることが重要

といったことがわかりました。SSD搭載機でないマシンというのは現行のラインナップの中にも少なくなっていますが、HDD搭載のMac miniというのはプログラムの実行専用の機械としては割とありふれていますし、Fusion Drive搭載のiMacも同様でしょう。これらHDD搭載機だと場合によってはかるーく10倍ぐらい遅くなるということに留意すべきでしょう。

もちろん、ファイルI/Oを多用するScriptについてはSSDや、場合によってはRAM Diskを使うことが望ましいわけで、これぐらい処理データが小さいプログラムでも顕著な差が見られたことがポイントです。

AppleScriptで実際の処理を行なってみると、最新のマシンだからといって速くなっていないというか、むしろそんなに速くないとか、最上位機種のはずのiMac Proでも処理内容によっては2012年のMacBook Proの方が高速だったりと(これにはおどろいた)、機械ごとに得手・不得手があるというか、性能差というものが値段や年式に単純に比例しているわけではないことを痛感するものです(2013年以降、2018年ぐらいまでIntel CPUの製造プロセスは変わってないし、2018年ぐらいまでIPCが大幅に改善されたという話も聞きません)。

開発機としてしばらくMacBook Pro 13インチの2017年モデルを使っていましたが、正直MacBook Pro Retina 2012と比べてCPU自体の処理性能は同じか、むしろ遅いぐらいでした(バッテリーはアホみたいにもちましたが)。

ただ、メインメモリ8GBだとAdobeのCreative Cloudアプリケーションで足切りが行われており(最低16GB、実用上は32GBあたり?)、そろそろメイン環境は交代したいところです。

AppleScript名:script1
set aStr to "1111"
set aRes1 to chkEachDigitIsNotSameChar(aStr as string) of me
–> false

set aStr to "1234"
set aRes1 to chkEachDigitIsNotSameChar(aStr as string) of me
–> true

on chkEachDigitIsNotSameChar(aStr as string)
  set aLen to length of aStr
  
set aList to characters of aStr
  
  
set bList to {}
  
repeat with i in aList
    set j to contents of i
    
if j is not in bList then
      set the end of bList to j
    else
      return false
    end if
  end repeat
  
return true
end chkEachDigitIsNotSameChar

★Click Here to Open This Script 

AppleScript名:script2
— Created 2017-12-17 by Takaaki Naganoya
— 2017 Piyomaru Software
use AppleScript version "2.4"
use scripting additions
use framework "Foundation"

set aStr to "1111"
set aRes1 to chkEachDigitIsNotSameChar(aStr as string) of me
–> false

set aStr to "1234"
set aRes1 to chkEachDigitIsNotSameChar(aStr as string) of me
–> true

on chkEachDigitIsNotSameChar(aStr as string)
  set aList to characters of aStr
  
set aLen to length of aList
  
  
set aSet to current application’s NSCountedSet’s alloc()’s initWithArray:aList
  
set bList to (aSet’s allObjects()) as list
  
set bLen to length of bList
  
  
return (aLen = bLen)
end chkEachDigitIsNotSameChar

★Click Here to Open This Script 

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CotEditorのScript集、PowerPack & Basic Packをv1.2にアップデート

Posted on 10月 10, 2019 by Takaaki Naganoya

CotEditorの関連ScriptをまとめたScript Pack v1.2の配布を開始しました。無償、無保証、サポートなしで提供しています。CotEditor 3.8+macOS 10.14/10.15にて検証を行っています。

–> Download Page

基礎的なサンプルScriptの「Basic Pack」、強力なユーティリティScriptの「PowerPack」から構成され、今回アップデートしたのはPowerPackです。

即戦力となる強力なScript群:PowerPack

CotEditorのスクリプトメニューにインストールして使うためのScript群です。

アップデートしたものをご紹介いたします。

・選択中の文字から花文字テキストを作成

macOS 10.15で「ヒラギノ角ゴ W3」がバンドルされなくなった(ヒラギノ角ゴシック W0〜9に集約)ため、「ヒラギノ角ゴ W3」を指定していたScriptを「ヒラギノ角ゴシック」に変更しました。

・選択範囲を処理

Wikipedia検索、各種データ検出、各種データ変換、指定文字数で擬似要約 などを追加しています。

・iOSデバイスに転送

「指定範囲から電話番号を検出してiPhoneで電話をかける」「選択範囲をメモ(Notes.app)経由で転送」を収録しています。


電話発信時の「発信」ボタンはご自分でクリックしてください(AppleScriptから無理やりクリックできないこともないですが………)。

・Spotlight検索

CotEditorのテキストで選択中の文字をキーにしてSpotlight検索を実行、結果はFinderで表示します。

・Safari(Webブラウザ)から読み込み

「HTMLソースを読み込み」「本文テキストを読み込み」を追加しました。Safariでオープン中の最前面のウィンドウの内容を取得します。

・プレゼン(Keynote)資料に出力

「インデントを反映させてKeynote書類を新規作成」「選択範囲をインデントを反映させて現在のKeynote書類にスライド追加」を追加しました。CotEditor上のテキストをもとにKeynoteのプレゼンテーションを作成します。

・PDFから情報読み込み

指定のPDFから各種情報を読み込んで、CotEditorの新規ドキュメント上に情報を展開します。「指定ページの本文テキストを読み込む」「全ページの本文テキストを読み込む」「全ページのURLリンクを読み込む(http、https)」「全ページのURLリンクを読み込む(mailto)」「TOC(Table Of Contents)読み込み」を追加しました。

その他、ちょっとしたPiyomaru Softwareのおしらせ的なメニューを入れておきました。

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Posted in Release Tools | Tagged 10.12savvy 10.13savvy 10.14savvy 10.15savvy CotEditor | 2 Comments

CotEditorのScript集、PowerPack & Basic Packを配布開始

Posted on 10月 3, 2019 by Takaaki Naganoya

CotEditorの関連ScriptをまとめたScript Pack v1.0の配布を開始しました。無償、無保証、サポートなしで提供しています。

2019/10/04 アップデートしてv1.01になりました(外部ライブラリを参照していたScriptが1本あったので、スクリプトバンドル化して、ライブラリをバンドル内に入れるように修正しました)

→ Download Page

即戦力となる強力なScript群:PowerPack

CotEditorのスクリプトメニューにインストールして使うためのScript群です。

Piyomaru Softwareが「こういう機能がテキストエディタに標準装備されていてほしい」と思ったものを、自分でAppleScriptで実装したものです。つまり、毎日実際に使っているものです。

・カウントレポート
テキストエディタ上で日本語の文章を書くときに重要な、漢字、ひらがな、カタカナ、特殊記号、英字などの文字種別ごとの使用比率の集計を行います。読みやすい文章を心がける人には、これらのバランスはたいへん重要な情報です。

ただし、ここで表示している原稿用紙換算の枚数計算は単純な目安であり、実際に原稿用紙に文字を記入して改行や禁則処理を考慮した詳細なシミュレーションは行っていません。厳密に計算する場合には同梱の「原稿用紙枚数シミュレーション」のScriptを使用してください。

・AppleScriptとして解釈
さまざまなテキストエディタが擬似的な書式色分けの機能を提供していますが、実際に構文確認を行ったり、結果を取得するような機能を提供しているものはありません。

本Script集のScriptはほぼスクリプトエディタと同様の構文確認(短縮表記の展開、エラー検出)、実行時の結果取得などの機能を提供します。Cocoaの機能を利用するAppleScriptObjCのプログラムも実行できます。

※ 実行のためには、CotEditorの対象ドキュメントのシンタックスカラーリングを「AppleScript」に設定しておく必要があります


▲構文確認して短縮表記や省略表記の展開、インデントやスペース挿入などを実行


▲スクリプトエディタと同等の結果出力(Cocoa Objectは結果出力に出してもスクリプトエディタ同様に読めません)


▲ウィンドウを生成してユーザーの操作を受け付けることもできます。Script Menuから実行するよりもなぜか高機能

・選択範囲を処理
選択範囲に対してさまざまな処理を行います。コメント/アンコメント(コメント解除)は、あらかじめ書類のシンタックスカラーリングをプログラミング言語のものにしておく必要があります(コメント記号が言語ごとに違うので)。

・音声読み上げシミュレーション
CotEditor上のテキストを実際に読み上げた場合の読み上げ時間の計算を行います。ゆっくり読み上げた場合と、速く読み上げた場合の時間をCotEditorコンソールに出力したりします。

・選択中の文字から花文字テキストを作成
選択中のテキストの先頭の1文字から花文字テキストを作成します。

・Flower Text From Selection
選択中の英単語から花文字テキストを作成します(Courierなどの等幅フォントで表示してください)。

・原稿用紙枚数シミュレーション
テキストの400字詰め原稿用紙換算の枚数シミュレーションを行います。

・Window回転
CotEditorのウィンドウを10回3回まわします。とくに意味はありません(新しいMacを買ったときに自己満足で回してみるとか?)。書き換えできるので心ゆくまで回してみてください。
→ Demo Movie

・青空文庫
青空文庫のテキストを処理するサンプルです。数百Kバイト級の比較的大きなテキストをAppleScriptで高速処理するサンプルです。

・文字種別を指定して加工、別ドキュメントへ出力
特定の文字だけ抽出したり削除したりするAppleScriptのサンプルです。

基礎的なScript群:Basic Pack

CotEditorの基礎的なScriptingの参考となるサンプルScriptです。40本以上のScriptをジャンルごとに区分けして、難易度順に番号を振ってあります。

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Accessibility Inspectorがv5.0にバージョンアップして使いにくく?

Posted on 10月 30, 2018 by Takaaki Naganoya


電子ブックからリンクしている情報のBlog側の欠落をチェックしていたら、このAccessibility Inspectorの情報が(Blog上に)抜けていることがわかり、埋めているわけですが………チェックしていたら、バージョンがv4.0からv5.0に上がっていることに気づきました。


▲左側がv4.0、右側がv5.0。v5.0はアプリケーションとして動作し、メニューがある


日常的にアプリケーションのGUI部品の情報を収集するのはPFiddlesoftのUI Browserで、使用率は99.9:0.1でUI Browserのほうが圧倒的に多いわけですが、ごくたまにUI Browserでは手が届かないGUI部品があります。


具体的にいえば、フローティングパレットやポップアップメニュー上の凝ったGUI部品で、これらはUI Browserではオブジェクト階層が途中で途切れているものとして表示されるため、オブジェクト階層を追跡できないことがあります。

そんなわけで、ごくたまに(1年間に1回ぐらい?)Accessibility Inspectorのごやっかいになることがあり、v4.0では問題なく使用できていました。

問題は、いつのまにかアップデートされて入っていたAccessibility Inspector v5.0。

これ、Windowの中のGUI部品は追いかけられるんですが、メニュー部品を追いかけられないように見えるのですが………。目の錯覚なのか、使いこなせていないのか現段階では不明です。

それができないと、Accessibility Inspectorの存在意義が、、、、

# メニュー項目はOption+Spaceで選択中のGUI部品への参照をAccessibility Inspector v5.0のメインウィンドウに表示できることを教えてもらいました

一応、Apple Developper Connectionのアカウントがあれば、Developperサイトにログインして、ダウンロード項目から「Accessibility Tools for Xcode – February 2012」のアーカイブをダウンロードすれば、中にAccessibility Inspector v4.0が入っています。macOS 10.12上にコピーして動かせることを確認しています。

macOS 10.14, MojaveにAccessibility Inspector v4.0をインストールして、期待どおりの動作が行えていることを確認しています。Accessibility Inspector v4.0はCode Signされていないのでシステム環境設定の「セキュリティーとプライバシー」>「アクセシビリティ」でアクセシビリティへのアクセスを許可しておく必要があります。

なお、Accessibility Inspector v4.0はCode Signされていないので、macOS 10.14, Mojave上で起動するといろいろうるさく言われますが、システム環境設定の「セキュリティーとプライバシー」>「一般」からAccessibility Inspector v4.0の起動許可を指示すれば大丈夫です。


▲macOS 10.14, Mojave上でAccessibility Inspector v4.0を起動したところ

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Script Debugger 7が登場。試用期間が切れても機能制限つきLiteモードで動作

Posted on 3月 5, 2018 by Takaaki Naganoya

Late Night SoftwareからScript Debuggerの最新バージョン、Script Debugger 7がリリースされました。macOS 10.11以降のOSが対象です。価格は99ドルで、ボリュームディスカウントも用意されています。

Script DebuggerはClassic Mac OSの時代からサードパーティのAppleScript統合開発環境として続いてきたソフトウェアです。AppleScriptのプログラムの開発、実行およびデバッグのための強力な機能を提供します。

v6:AppleScriptObjCに対応
v5:エディタ部分をフル書き換え


▲Script Debugger 7


▲Script Debugger 3 + Classic Mac OS 8.6(SheepShaver)

AppleScript統合開発環境の決定版

「デバッガ」の名のとおり、AppleScriptに対して変数内容のリアルタイムモニタリング、ブレークポイントの設定、ステップ実行などの機能を提供します。

さらに、対象アプリケーションの各オブジェクトの属性値情報をリアルタイムでモニタリングする機能を提供しており、初見のGUIアプリケーションであっても、Script Debuggerのこの機能を用いれば、とくに迷うことなく目的の属性値情報にたどり着くことが可能です。

初心者にこそ使ってほしいソフトウェア

こうした機能は、(上級者はもちろんのこと)初心者にこそ有用なもので、自分もたまたまAppleScript入門時にScript Debuggerに出会い(バージョン2か3の頃に)、たいへんに助けられました。FileMaker Proのデータベースからカテゴリごとにデータを抽出してHTMLコンテンツを生成するAppleScriptを、AppleScriptを使い始めて1週間ぐらいで作れるようになったのは、(海外のMailing Listで教えてもらいつつ)Script Debuggerがあったからです。

名前が仰々しいので「むずかしいソフトウェア」と思われがちで、それがScript入門者にとってもメーカーにとってもたいへんに不幸なことだと思っていました。初心者が使うと便利でわかりやすいのに、初心者が「むずかしそう」と敬遠してしまうのは、残念なことです。

一般的なレベルの「AppleScript入門者」にScript Debuggerの機能を2〜3週間で理解しろといっても無理なようなので、もう少し「何か」があれば入門者もより理解が深まり、Script Debuggerの恩恵を授かることができるのに、と思っておりました。

macOS 10.14以降で、サードパーティFramework呼び出しScriptに必須

Apple純正のCocoa Frameworkにくわえ、サードパーティのFrameworkをAppleScriptから呼び出して利用することが、macOS 10.10以降で一般的になってきました、ところが、macOS 10.14以降ではmacOSのセキュリティ機能が強化され、ユーザーフォルダに存在するFrameworkを呼び出して実行することができなくなりました(SIPを解除するとこの制限はなくなります)。

Script Debuggerは、このmacOS 10.14以降の環境で、github上で公開されているオープンソースのFrameworkをビルドして呼び出したいような場合に、SIPを解除せずともFramework呼び出しが行える環境です。

また、macOS 10.15でAppleScriptアプレットにFrameworkを同梱して呼び出すようなやり方がSIPによって禁止されましたが、これもScript Debuggerのアプレット書き出し(Enhanced)を利用することで、Frameworkを同梱して実行できるAppleScriptアプレットを作成できます。

3週間の試用期間を過ぎてもLiteモードで機能制限版として使用可能

そこに、今回のScript Debugger 7で「Liteモード」が用意されました。使用期限が切れても、機能制限版のScript Debuggerとして動作するモードです。このLiteモードの状態でもApple純正のスクリプトエディタよりも高機能です(AppleScript書類の書式にアクセスできない以外は)。

ちなみに、Xcode上でGUIベースのアプリケーションをAppleScriptで組もうとしたときに、Script Debuggerなどのまともな外部AppleScriptエディタは必須のものです。

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