電子ブックからリンクしている情報のBlog側の欠落をチェックしていたら、このAccessibility Inspectorの情報が(Blog上に)抜けていることがわかり、埋めているわけですが………チェックしていたら、バージョンがv4.0からv5.0に上がっていることに気づきました。
▲左側がv4.0、右側がv5.0。v5.0はアプリケーションとして動作し、メニューがある
日常的にアプリケーションのGUI部品の情報を収集するのはPFiddlesoftのUI Browserで、使用率は99.9:0.1でUI Browserのほうが圧倒的に多いわけですが、ごくたまにUI Browserでは手が届かないGUI部品があります。
具体的にいえば、フローティングパレットやポップアップメニュー上の凝ったGUI部品で、これらはUI Browserではオブジェクト階層が途中で途切れているものとして表示されるため、オブジェクト階層を追跡できないことがあります。
そんなわけで、ごくたまに(1年間に1回ぐらい?)Accessibility Inspectorのごやっかいになることがあり、v4.0では問題なく使用できていました。
問題は、いつのまにかアップデートされて入っていたAccessibility Inspector v5.0。
これ、Windowの中のGUI部品は追いかけられるんですが、メニュー部品を追いかけられないように見えるのですが………。目の錯覚なのか、使いこなせていないのか現段階では不明です。
それができないと、Accessibility Inspectorの存在意義が、、、、
# メニュー項目はOption+Spaceで選択中のGUI部品への参照をAccessibility Inspector v5.0のメインウィンドウに表示できることを教えてもらいました
一応、Apple Developper Connectionのアカウントがあれば、Developperサイトにログインして、ダウンロード項目から「Accessibility Tools for Xcode – February 2012」のアーカイブをダウンロードすれば、中にAccessibility Inspector v4.0が入っています。macOS 10.12上にコピーして動かせることを確認しています。
macOS 10.14, MojaveにAccessibility Inspector v4.0をインストールして、期待どおりの動作が行えていることを確認しています。Accessibility Inspector v4.0はCode Signされていないのでシステム環境設定の「セキュリティーとプライバシー」>「アクセシビリティ」でアクセシビリティへのアクセスを許可しておく必要があります。
なお、Accessibility Inspector v4.0はCode Signされていないので、macOS 10.14, Mojave上で起動するといろいろうるさく言われますが、システム環境設定の「セキュリティーとプライバシー」>「一般」からAccessibility Inspector v4.0の起動許可を指示すれば大丈夫です。
▲macOS 10.14, Mojave上でAccessibility Inspector v4.0を起動したところ