知り合いがMac App Storeで買ったKamenokoを、
Mac Pro 2019の一番下のモデル(+Pro Display XDR)にインストールしたところ、画面の描画がおかしいという報告を送ってくれました。
▲左:開発環境で描画したところ 右:Mac Pro 2019で描画したところ
開発環境はmacOS 10.14.6ですが、macOS 10.13.6およびmacOS 10.15.4やBeta版でも動作確認は行っていました。しかし、手元のどの環境でも、こんな結果にはなっていません。
この6角形の描画については、JavaScriptCoreを呼び出して三角関数の計算を行っています(毎回計算しているわけではなく、起動時に計算した内容をキャッシュして使っています)。この計算結果がXeonとCore i7/Core i5/Core i3で異なるのではないかという「仮説」を立てています。
また、これまでRetina(Hi-DPI)表示は2xのRetinaだったわけですが、Mac Pro 2019ではこれが違っており、描画がその影響を受けている可能性もあります(だったらウィンドウなどの描画も間違うはずなので、多分これはないかなー)。
ただ、いずれにせよMac Pro 2019実機で検証を行う環境が手元にないため、仮説の検証を行えない状態です。
MacScripter.net上で三角関数の計算結果について、同じ計算結果が得られないといった話をされたことがありますが「そんなバカな」と思っていました。もしも、その時の相手が使っていたマシンがXeon搭載機だった場合には、JavaScript Coreを呼び出して三角関数の計算を行った場合に、環境によっては結果が異なるという話になるのかも?
現段階ではなんともいえませんが、さすがにDTSにサポートを依頼すべき内容かもしれません、、、
macOS 12 beta7が登場 – AppleScriptの穴 says:
[…] また、macOS 11で確認された特定ハードウェア(Mac Pro 2019)で関数計算を間違えるバグについては、当該機種を所有していないため、自分には追跡調査は行えていません。 […]