Xcode上でAppleScriptによるアプリ開発を行なったときに、logコマンドによるXcodeのログ出力欄への出力が、最近になって行えなくなってしまいました。
そこで、テキストエディタにログ出力したり、NSLogでsyslogに出力したりと、いろいろな方法を試してみるわけですが……他のアプリに出力するのはできなくはないものの、手軽さに欠けますし、syslogに出力されたメッセージをコンソール.app上で検索するのも大変です。
ところが、他の言語処理系(Objective-Cなど)ではNSLogを用いてログ出力するとXcodeのログ表示欄にメッセージが表示されるとかで、教えていただいて腰を抜かしました。
そこで、以前に作ったデータの型と内容表示用のプログラムと合わせて、手軽にXcodeのログ表示欄にデータ内容を出力するプログラムを書いてみました。
set theResult to (current date) as string
Logger's logMessage_(theResult)
Logger's printObjectInfo_(sender)
Logger's printObjectInfo_({1,2,3})
Logger's printObjectInfo_({aLabel:1})
Logger's printObjectInfo_(1.2)
Logger's printObjectInfo_("Piyomaru")
さまざまなデータをXcodeのログ表示欄に出力できていることが見てとれます。
macOS 15.5+Xcode 16.3上で動作確認を行なっています。現在執筆中のこちら(↓)の本では、 Xcode+AppleScriptの多彩なサンプル・プロジェクトを紹介しており、本プロジェクトもその1つです。