基礎的なテストを行うために、コンスタントに時間がかかる処理でおなじみのPermutation(1次元配列の順列組み合わせ計算)をためしてみたところ、外部のアプリを操作しない処理内容にもかかわらず、この段階で8倍程度の時間がかかりました。外部アプリの操作を行うと、より一層時間がかかるもようです。
これは、macOS 11上でAppleScriptをM1のEコアで実行して、大幅にAppleScriptの実行速度が低下したバグを想起させるものです。
また、スクリプトメニューはAppleScript環境における「最終防衛ライン」です。このライン内にAppleによる妨害が行われると環境全体の有用性が大幅に下がってしまいます(もうそろそろ、Appleをあてにせずに自分でスクリプトメニューを作ることも考えてもいいのかも?)。
SED=スクリプトエディタ、MEN=スクリプトメニュー
6 digits
SED: 0.099387049675 seconds
MEN: 0.515756964684 seconds
7 digits
SED: 0.501626014709 seconds
MEN: 3.565899968147 seconds
8 digits
SED: 33.727347016335 seconds
MEN: 263.738371968269 seconds
これが、バグなのかAppleのエンジニアによる嫌がらせなのか、セキュリティ向上の美名のもとに行われている破壊活動なのかは不明ですが、こんなに処理速度を落とすことに正当な意味があるとは思えません。
また、「おまえんとこの最新鋭機種、10年前のへっぽこ最底辺マシンの10倍以上遅い処理があるぞ」とかバグレポートに書かれないと直さないんでしょうか? バグレポートに書く罵倒文句にもいい加減、在庫が尽きてしまいそうなのですが、、、
本件、AppleScriptランタイムに「osascript」を用いているものは、一律に遅くなっている可能性があるので注意が必要です、