電子書籍「Cocoa Scripting Course」の第8巻、File path Processingを刊行しました。PDF 446ページです。
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本書は、Cocoa Scripting本の第8弾。ファイルパスの処理を基礎から応用まで幅広く扱っています。Cocoaの機能を使って圧倒的に高度なファイル処理を行いたいScripterには必携の1冊です。8巻と9巻は続巻になっており、並行して同時に企画しています(ファイル処理は9巻で扱います)。
「Cocoa経由で高速にファイル操作を行いたい」と思っても、意外なほど参考文献が少ないことに気づきます。単独で成立しているものは皆無でしょう。
以前は、AppleScriptでファイルパスの処理を行う際に、いろいろ困らされる話がありました。さまざまな注意すべきポイントはありつつも、Cocoaの機能を用いてファイルパスの処理を行えることは、FinderやSystem Eventsだけでファイル処理を行なっていた時代を思えば、隔世の感があります。
なんといっても、UTI系の演算が行えて、指定のUTIに所属するファイルだけを抽出するといった(拡張子だとJPEGとJPGの両方を指定)、スマートな処理ができるのは素晴らしいことです。高度な処理をお手軽に。圧倒的に高速に。
目次
1章 入門編
2章 実践編
3章 ファイルパス操作編
ファイルパスの基礎知識
ファイルパス操作の基礎
ファイルパス計算
ファイル名の操作
ファイル名の抽出
ファイル/フォルダのローカライズ名を取得
指定パスの種別チェック
特定のフォルダへのパスを求める
ファイルパスの高度な処理
4章 ファイル情報操作編
ファイルそのものの情報+メタ情報について
ファイル情報の取得
Spotlightメタデータ情報の取得
xattr拡張ファイル情報の操作
EXIF情報の取得
MIME情報の取得
Finderで選択中のファイルの取得/設定
5章 UTIによるファイルアクセス編
拡張子/UTI/MIMEの位置付けについての基礎知識
UTIについての基礎知識
UTI同士の計算
UTI利用サンプル
Dynamic UTIについて
UTIについての資料
6章 ドライブ情報編
ドライブ情報を取得
ドライブのマウント/アンマウント
添付サンプルScript紹介
資料編
Cocoa Scripting関連のAppleScript命令
Cocoa ScriptingとScript Object
AppleScript Droplet
サードパーティ製FrameworkやAppleScript Librariesを呼ぶ
AppleScript mini reference
AppleScript 各種ランタイム環境および関連ツール
AppleScript予約語一覧
エラーコード表
理解度確認テスト
あとがき、奥付