macOS 10.13のBetaの時にはなかったのに、Release版がバグだらけでリリース。PDFViewについて多大なる被害を受けております。PDFViewをScripting Bridge経由で使うと、macOS 10.14も10.15も状況は同じです。きちんと動かないので、仕様と言い切ることは難しいところでしょう。未修正のバグが放置されているという状況です。
Developper Supportに報告しても返答も何もないので、PDFViewのScripting Bridgeまわりはバグだらけのまま直すつもりもないのでしょう。Xcode上でプログラムを組みだすと、腹の立つことのオンパレードです。
AppleのDevelopperライセンスの延長時期がやってくると、日頃からバグだらけでOSをリリースするわバグは直さないわで、嫌がらせを受け続けているのになんでこれを契約延長しなくてはならないのか理解に苦しみます。
Apple系のMailing Listでは主流ともいえるCocoa-Dev ML上でもAppleのあり方に疑問を呈したり文句を(ていねいなお言葉で)述べる投稿がここ数週間(macOS 10.15のリリース以降)激増している今日このごろです。
いまいちどPDFViewまわりを確認してみると、PDFViewのcurrentPageを取得できない未修正の特大バグに続いて、goToPreviousPage、goToNextPageも効きません。つまり、現在表示中のページの取得も、前後ページへの移動もできないという状況です。
▲まともにオブジェクトを返してこないcurrentPage
とりあえず、Xcode上でヘッダーファイル「PDFView.h」を確認していると、currentPageのかわりになりそうなものを見つけました。それが、visiblePages。PDFView上で表示中のページを(複数)返してくるわけで、単ページ表示時にはなんとかこれが使えるかも? ということで試してみました。
–> Download pdfviewAgainstAppleBug (Xcode Project)
▲currentPageのかわりに使えそうなvisiblePages。こっちは機能している
これが使えたので応用し、かなり遠回りな処理にはなりますが、表示中のページの前後移動もできるようにしてみました。
ただ、PDFViewをもとにしたクリックスルーなPDFViewを使ってみると、いまひとつ想定どおりに動作してくれません。まだいろいろ試してみる必要がありそうです。
→ クリックスルーPDFViewは結局動作するようになり、Double PDF v2に実装できました
これらのほか、PDFViewはページ変更時のイベントやドキュメント変更時のイベントが送信されないなど、苦労させられまくりです。