現在Mac App Storeで販売中のKamenoko v1.1には、Mac Pro 2019上でだけ症状が確認されているバグへの対策機能が盛り込まれています。
Mac Pro 2019は三角関数の簡単な計算を間違える「問題マシン」として認識しています(実機ないんで、細かい挙動はわかりません)。
「おそらくこう対策すれば回避できるはず」と想像された方法で機能を実装し、v1.1を動かしたMac Pro 2019ユーザーの知り合いから「大丈夫」との実機確認報告をいただきました。
▲Mac Pro 2019上でのみ報告されているHex Grid座標計算バグ(Kamenoko v1.0+macOS 10.15.5?)
Mac Pro 2019上でのみ、この6角形セルの座標計算でミスが生じることが報告されています。この座標計算はJavaScript Coreの機能をAppleScriptから呼び出して行なっているもので、このJavaScript Coreの関数演算で計算結果に誤差(ないし、想定外の高い計算精度)が発生。
このため、Kamenoko v1.1ではMac Pro 2019対策として各六角形の座標値をあらかじめ計算し、固定データとして保持して使用しています。内部的には、起動時に座標値をすべて計算してNSBezierPathを作ってキャッシュして(作成後の変更なしに)使っていたので、とくに処理フローが大幅に変わったわけではありません。
▲Mac Pro 2019上で動作しているKamenoko v1.1の想像図(実機ないんで)
この関数演算バグがMac Pro 2019上でのみ発生するものなのか、それともXeon搭載機で同様に発生するものなのかは未確認です。
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