本Blogにちょくちょく、その作例を掲載している6角形図形を組み合わせた図でアイデアを練るソフトウェア「Kamenoko」をMac App Storeのレビューに送信しました。2作目なので、レビューの概要もわかっており(1発で通ることはないので)前回のように却下に対して24時間即時対応、みたいな体勢にはしていません。しばらくApp Storeの審査とやりとりする必要があることを理解しています(1週間ぐらいでしょうか)。
目下App Store系の審査の担当者の人数が少ないために審査にかかる時間が長くなっているとの噂がありますが、これまでもMac App Storeの審査は時間がかかっていたので(前回1か月かかったし)、そんなもんだと思っています。
このKamenoko v1.0はAppleScriptからのスクリプティングには対応していません。ただ、中身はほとんど(99.9%)AppleScriptで書いてあるので、対応は難しくはありません。
難しくはないものの、このアプリケーションはAppleScriptによって操作してもあまり意味がないので(アイデアを練るためのアプリケーション)、書類の作成とか書類の内容取得、書類の内容変更などが行えるライブラリをアプリケーションに同梱する方向でAppleScriptサポート機能の実装を検討しています。
■リジェクト1発目
System Eventsを呼んでいることを問題視されているようです。当初、このアプリケーションでSystem Eventsを呼び出す必要はなかったのですが、Dark Modeの検出がmacOS 10.13でうまく働かなかったので、System EventsでDark Modeの検出を行わせるようにしていました。
Mac App Storeのレビューでは、指摘事項同士の矛盾については考慮されていません。(A)という指摘をされたので(B)という対応をしたら、説明の仕方を変更するだけで実は(A)の状態のままでよかった、ということがままあります。また、アプリケーション全体で複数の指摘項目があったとしても、1回のレビューで指摘されるのはだいたい1項目だけです。
なので、1項目の指摘事項があったので即時修正したとしても、さみだれ式に次々と指摘事項が(枝葉末節の問題から、徐々にセキュリティ系の事項へと)上がってくるものなので、「そういうもんだ」と割り切っていないとやりきれません。
System Eventsに依存しないAppearanceの判定を行わせると、macOS 10.13でDark Modeの検出ができなくなる可能性があり、macOS 10.13でDark Modeの検出ができなくなると、macOS 10.13対応が不適切であるという指摘が未来のタイミングで行われ、結局macOS 10.13対応を行うためにはSystem Eventsを呼ぶしかなかった、という結論に落ち着きそうな感じがとっても嫌な雰囲気です。
ただ、これまで1発目のレビュー(リジェクト)とかいうと、10分ぐらいであっという間に終わっていたので(溢れる「流れ作業」感)、1時間もかかったのは新記録ではないでしょうか。お茶飲みながらの1時間かもしれませんけれども。
■リジェクト2発目(2020/5/1)
のちのちのバージョンでやりたい(実現できるとは言っていない)機能のために宣言しておいたEntitlementsが、アプリケーションの機能に存在していないので却下、と判断されました。
あれ? AppleのWeb側にもXcode上にもそんな設定は(残ってい)ないのですがー(ーー;;;