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AppleScriptの穴
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AppleScriptの穴

Useful & Practical AppleScript archive. Click '★Click Here to Open This Script' Link to download each AppleScript

カテゴリー: Bug

Script DebuggerがmacOS 15.x上で起動せず→起動

Posted on 9月 18, 2024 by Takaaki Naganoya

Script DebuggerがmacOS 15上で起動しない状況が続いています。

日本語ユーザー環境、英語ユーザー環境にかかわらずmacOS 15/macOS 15.1上でScript Debuggerが起動しません。

ちなみに、macOS 14.7ではユーザーディレクトリ下のFrameworkを実行できない問題も発生しており、macOS 14/15を信用せずにメイン環境をmacOS 13.7のままにとどめていますが、この判断が大正解のようです。

続報:
rm ~/Library/Preferences/.2xbG4@@Ght01%!020#u

rm ~/Library/Preferences/.2xbZ4@@Ght01%!010#u

rm ~/Library/Application\ Support/.1@xX4D@yyt02"!2&0#a

rm ~/Library/Application\ Support/.1@xX4D@yytT2"!2&1#a

とすることで、macOS 15.x上でもScript Debuggerが起動できました。実際には、Terminal上でこれをそのまま実行しても削除できなかったので、当該フォルダに移動してTerminal上でファイルを確認したうえで削除しました。

SDが起動できないと、Framework呼び出しを行なっているAppleScriptの実行や書き出しに支障が出るため、実に困ります。

ただ、SDのアップデートやメンテナンスが数少ない開発者によって支えられている以上、代替策も用意しておきたいところです。

Posted in Bug | Tagged 13.0savvy 14.0savvy 15.0savvy Script Debugger | Leave a comment

Finderのfileのkind(種類)の日本語ローカライズ内容がmacOS 14以降で変更されている件(続報)

Posted on 9月 17, 2024 by Takaaki Naganoya

FinderやSystem Eventsで扱っているファイルの種別(kind)属性情報が、macOS 14以降で変更になっていて困っている件、その後の続報です。

おそらく、多言語ローカライズを行なっている下請け業者(いろんなメーカーのローカライズを担当している多言語ローカライザー企業)へのApple側からの指示内容に何か変化があって、不必要な部分までローカライズ内容の統一(≒修正)が行われてしまったのだろう、と見立てていました。

実際に身の回りのマシンで調査したところ、おおよそその見立てで間違っていないようです。

もとになっている英語版の表記については割と一貫性があって、コロコロ方針が変わっているようには見えません。

しかし、日本語ローカライズされた属性値については不可解というか「これを指示した人間の知性を疑う」という変わりっぷりであり、そこまで想定していなかったUS Apple側の指示内容がいいかげんだった、という想像を裏付けるものとなっています。

ローカライズにおいては変更しても意味がないし、変更することで悪影響が出る部分もあるわけですが、そこまで細かくチェックしていないということなんでしょう。

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Script Debugger v8.0.8 ホームディレクトリ以下のFrameworkを実行できない障害が発生

Posted on 9月 16, 2024 by Takaaki Naganoya

# 訂正:Script Debugger自体を再起動したら動くようになりました。何をやってもmissing valueしか返らなくなってビビりました。

ユーザーディレクトリ下のCocoa FrameworkをロードしてAppleScriptから実行可能なScript DebuggerおよびそのEnhancesd Applet。最新版のv8.0.8で、ホームディレクトリ下に配置したこれらCocoa Frameworkの実行ができないことを確認しています。

ちょっと凝ったAppleScriptでバンドル内にFrameworkを入れて呼び出しているものについては、目下実行できない状況にあります。自分が確認したのはmacOS 14.7環境。呼び出したはいいものの結果にmissing valueが返ってきて、首をひねっていたところ、原因がScript Debuggerにあることを確認。

自分でビルドした野良Cocoa Frameworkや、Bridge Plusの内蔵Frameworkまで、みんな呼び出せない状況です(日本語ユーザー環境)。

画像の余白トリミングから2D Arrayの高速ソーティングなど、Framework呼び出しは日常的なAppleScriptの実行に欠かせないものです。

Posted in Bug | Tagged 14.0savvy Script Debugger | 3 Comments

Pixelmator Pro v3.6.4でAppleScriptからの操作時の挙動に違和感が

Posted on 7月 12, 2024 by Takaaki Naganoya

Pixelmator Proでたまに実行する「1024×1024の画像からアイコン用の各種解像度の画像を作成する」AppleScriptですが、Pixelmator Pro v3.6.4で久しぶりに動かしたら、エラーが出てうまく動かなくなっていました。

このAppleScriptは、1024×1024の画像をオープンした状態で実行するものです。

すぐに、各サイズにリサイズしつつ、ファイル名に解像度を反映させた状態で書き出しを行います。

AppleScript名:アイコン書き出しv2.scptd
—
–  Created by: Takaaki Naganoya
–  Created on: 2020/10/19
—
–  Copyright © 2020 Piyomaru Software, All Rights Reserved
—

use AppleScript version "2.4" — Yosemite (10.10) or later
use framework "Foundation"
use scripting additions

set resolList to {1024, 512, 256, 128, 64, 32, 16}
set aTargFileBase to (choose file name with prompt "Select Export base name") as string

tell application "Pixelmator Pro"
  if (exists of document 1) = false then
    display dialog "There is no document" buttons {"OK"} default button 1 with icon 1
    
return
  end if
  
  
tell front document
    set aWidth to width
    
set aHeight to height
    
    
if {aWidth, aHeight} is not equal to {1024.0, 1024.0} then
      display dialog "Wrong Image Size (1024×1024 required)" buttons {"OK"} default button 1 with icon 2 with title "Size Error"
      
return
    end if
    
    
repeat with i in resolList
      resize image width i height i resolution 72 algorithm bilinear
      
export to file (aTargFileBase & "_" & (i as string) & "x" & (i as string) & ".png") as PNG
      
undo
    end repeat
  end tell
end tell

★Click Here to Open This Script 

これが、macOS 13.6.8+Pixelmator Pro v3.6.4の組み合わせで実行したらエラーが出て実行できなくなっていました。

問題点は割と明らかです。documentへのtellブロック内で、documentをパラメータとして要求するexportといったコマンドを実行したときに、tellブロックを認識せず、コマンドの直後にdocumentオブジェクトを表記しないとエラーになります。

解決策は、tellブロックでdocumentを指定するのをやめて、コマンドのパラメータとしてfront documentといったオブジェクトを表記することです。または、「属性値 of it」のようにdocumentへの参照を記述しておくことです(他の言語のユーザーが腰を抜かすので、なるべくitは使わないで記述していますが……)。

これで解決できるものの、macOS側で問題を起こしているのか、Pixelmator Pro側で問題を起こしているのかがわかりにくいところ。

おそらく、Pixelmator Pro側の問題かと思われますが、言い切ることもできないでしょう。

AppleScript名:アイコン書き出しv3.scptd
—
–  Created by: Takaaki Naganoya
–  Created on: 2020/10/19
–  Modified on: 2024/07/11
—
–  Copyright © 2020-2024 Piyomaru Software, All Rights Reserved
—

use AppleScript version "2.4" — Yosemite (10.10) or later
use framework "Foundation"
use scripting additions

set resolList to {1024, 512, 256, 128, 64, 32, 16}
set aTargFileBase to (choose file name with prompt "Select Export base name") as string

tell application "Pixelmator Pro"
  if (exists of document 1) = false then
    display dialog "There is no document" buttons {"OK"} default button 1 with icon 1
    
return
  end if
  
  
tell the front document
    set aWidth to width
    
set aHeight to height
  end tell
  
  
if {aWidth, aHeight} is not equal to {1024.0, 1024.0} then
    display dialog "Wrong Image Size (1024×1024 required)" buttons {"OK"} default button 1 with icon 2 with title "Size Error"
    
return
  end if
  
  
repeat with i in resolList
    resize image front document width i height i resolution 72 algorithm bilinear
    
export front document to file (aTargFileBase & "_" & (i as string) & "x" & (i as string) & ".png") as PNG
    
undo
  end repeat
  
end tell

★Click Here to Open This Script 

Posted in Bug Object control | Tagged 13.0savvy 14.0savvy 15.0savvy Pixelmator Pro | Leave a comment

macOS 14.xでAppleScriptのバグ

Posted on 5月 25, 2024 by Takaaki Naganoya

Hi @Apple,

just a quick note on a serious #Sonoma #bug.

get " " as integer
(this line crashes)

Can someone please address this at the right spot?

(@applescripter, @applescriptguru, @applescript, @AppleScriptive, @Applescrip52206, @AppleS31305, @AppleScript12, @AppleScripter_)

— Torben Johannson (@BunterLotentony) May 24, 2024

空白文字をintegerにcastすると、処理系ごとクラッシュするというバグです。macOS 13.xではエラーになります(通常の動作)。

macOS 14.5ではクラッシュ(スクリプトエディタ上で動かせばスクリプトエディタがクラッシュ)します。

ほかにもいろいろあるんですけど(ーー;;;;;

macOS 15.0での修正

macOS 15では、下記のScriptの実行結果が数値の0を返すようになりました。

AppleScript名:sonomacrasher.scpt
get " " as integer

★Click Here to Open This Script 

Posted in Bug | Tagged 14.0savvy | Leave a comment

macOS 14.xでScript Menuの実行速度が大幅に下がるバグ

Posted on 4月 27, 2024 by Takaaki Naganoya

Late Nigt Softwareのフォーラムで、macOS 14.4.1上のスクリプトメニューから連絡先.app(住所録)を操作するAppleScriptを動かしたら、Script Debugger上の実行速度の27倍も時間がかかったという報告がありました。

基礎的なテストを行うために、コンスタントに時間がかかる処理でおなじみのPermutation(1次元配列の順列組み合わせ計算)をためしてみたところ、外部のアプリを操作しない処理内容にもかかわらず、この段階で8倍程度の時間がかかりました。外部アプリの操作を行うと、より一層時間がかかるもようです。

これは、macOS 11上でAppleScriptをM1のEコアで実行して、大幅にAppleScriptの実行速度が低下したバグを想起させるものです。

また、スクリプトメニューはAppleScript環境における「最終防衛ライン」です。このライン内にAppleによる妨害が行われると環境全体の有用性が大幅に下がってしまいます(もうそろそろ、Appleをあてにせずに自分でスクリプトメニューを作ることも考えてもいいのかも?)。

SED=スクリプトエディタ、MEN=スクリプトメニュー

6 digits
SED: 0.099387049675 seconds
MEN: 0.515756964684 seconds

7 digits
SED: 0.501626014709 seconds
MEN: 3.565899968147 seconds

8 digits
SED: 33.727347016335 seconds
MEN: 263.738371968269 seconds

これが、バグなのかAppleのエンジニアによる嫌がらせなのか、セキュリティ向上の美名のもとに行われている破壊活動なのかは不明ですが、こんなに処理速度を落とすことに正当な意味があるとは思えません。

また、「おまえんとこの最新鋭機種、10年前のへっぽこ最底辺マシンの10倍以上遅い処理があるぞ」とかバグレポートに書かれないと直さないんでしょうか? バグレポートに書く罵倒文句にもいい加減、在庫が尽きてしまいそうなのですが、、、

本件、AppleScriptランタイムに「osascript」を用いているものは、一律に遅くなっている可能性があるので注意が必要です、

Posted in Bug | Tagged 14.0savvy | Leave a comment

macOS 13.6.5 AS系のバグ、一切直らず

Posted on 1月 30, 2024 by Takaaki Naganoya

macOS 13.6.5アップデート(13.6.5(22G605))が配信されましたが、AppleScript系のバグは直っていません。

Appleのエンジニアは、「会社から給料をもらって日々新しいバグを作るのが仕事」という状況です。新しい機能よりも、新しいバグの方が多いというのは、もはやメーカーではなくてクラッシャーと名乗るべきなのでは?

・スクリプトエディタ上のテンプレートから選択するCocoa-AppleScript Appletランタイムが動作しなくなった

Cocoa-AppleScript Appletランタイムが動かない?

・スクリプトエディタ上でscpt形式のAppleScript書類に書いた「説明」が白地に白文字で表示されて見えなくなる

スクリプトエディタで記入した「説明」欄の内容が消えるバグ

・日本語環境で、特定のTTSキャラクタ名(Bells、Hysterical、Organ、Princess、Trinoids、Whisper)が指定できない

macOS 13, Ventura(継続更新)

Posted in Bug Cocoa-AppleScript Applet news | Tagged 13.0savvy | Leave a comment

スクリプトエディタで記入した「説明」欄の内容が消えるバグ

Posted on 1月 9, 2024 by Takaaki Naganoya

macOS 13.6.4+スクリプトエディタ バージョン2.11 (229)の組み合わせで、AppleScript書類の「説明」欄に記入した内容が「消える」トラブルが発生しています。macOS 14上でも発生していることを確認しました。


▲スクリプトエディタ上で新規書類を作成して、AppleScript本文と「説明」欄の内容を書き込んでみた


▲スクリプトエディタで名称を指定して保存(.scpt形式)した状態


▲保存していったんクローズして、再度オープンしてみたところ。「説明」欄の内容が見えない


▲「説明」欄の内容を選択したところ。白い色の文字が存在していることがわかる

「消える」というよりは、「見えなくなる」というのが正しい状況と思われますが、macOSのマイナーアップデートでこうした変更が加わる(正確にいえば、APIなどの変更が行われた一方で、スクリプトエディタの修正が行われずに動作がおかしくなる)というのは納得できません。

なお、バンドル形式のAppleScript(.scptd形式)であれば、「説明」欄の内容が白く表示されることはないようです。

Posted in Bug | Tagged 13.0savvy 14.0savvy Script Editor | 1 Comment

macOS 13 TTS環境の変化について

Posted on 11月 22, 2023 by Takaaki Naganoya

正確にいえばmacOS 12あたりから大幅に変わっていて、忙しさにかまけて詳細な調査は行なってこなかったのですが……必要に迫られていろいろ調べてみました(Piyomaru Context Menu Assistant関連で)。

変更点1:TTS Voiceから年齢(Age)という属性値が削除された

変更点2:TTS Voiceの名前(Name)という属性値がローカライズされて返るようになった

変更点3:AppleScriptのsayコマンドにTTS Voiceの名前(Name)を設定するとエラーになるものが多数出てきた

変更点4:TTS Voice低音質キャラクタと高音質キャラクタ(Premium、Enhanced)があった場合に、AppleScriptのsayコマンドで低音質キャラクタが指定されるようになった。高音質キャラクタ(Premium、Enhanced)を明示的に指定する方法はない(sayコマンドでは不可能。AVSpeechSynthesizerを呼び出して読み上げるのは可能)

変更点5:AppleScriptのsayコマンドでSiriボイスを指定できないが、システムのデフォルト読み上げ設定にSiri音声を指定していると、sayコマンドでTTSボイス無指定(システムのデフォルト設定ボイスを使用)でSiri音声で読み上げられる

変更点1は、ポリコレの一環なんでしょうか。別に機械音声なので「年齢を基準に処理するな」とかいう不満は誰も抱かないと思います。これを決定した責任者は、頭がおかしいです。

変更点2は、NameのほかにLocalizedNameとかいった属性値を持たせるべきだったんじゃないでしょうか。経験の足りないエンジニアがとりあえずやっつけで仕事をしてしまったように見えます。これを決めた責任者は頭がおかしいです。バカと言って差し支えないでしょう。

変更点3は、けっこう困ります。AppleScriptのデフォルトコマンドには、TTS Voiceキャラクタ名の一覧を取得する、といった命令が存在せず、なんとなく「システム環境設定に出てくる名前を指定して使ってね」といった無責任な状況になっていました。昔からあるTTS VoiceのうちBells、Hysterical、Organ、Princess、Trinoids、Whisperを指定してもエラーになります(OS内に存在しているのに)。これは、OSの内部が壊れているものと判断しています。いい加減にしてほしいです。

変更点4は、Apple社内がえらく混乱しているように見えます。ちゃんと状況を整理していないような、開発現場のカオスな状況しか感じません。エンジニアの人数はさほど増やしていないのに、OSの数を野放図に増やしすぎです。これは、そういう管理をしている管理職の頭がおかしいです。

変更点5は、おそらくApple側が意図していない動作だと思われますが、「いまだとsayコマンドでAppleScriptからSiriの音声が指定し放題」であるということです。sayコマンドでは音声の指定を行わないと、OSデフォルトの音声キャラクタが指定されます。このデフォルト音声をSiriの音声にしておいて、キャラクタ無指定でsayコマンドを実行すると、Siriの音声キャラクタで発声が行われます。

sayコマンドで指定できるということは、音声ファイルにレンダリング可能だということで、Appleがキャラクタ提供元とそういうライセンス契約をしているのであればよいのですが、バグによって意図しない使われ方をしてしまう可能性があるわけです。ただ、このような状況を作った責任はAppleにあるものであって、ユーザーにはありません。

–> Play TTS by Siri demo

追跡調査を行なってみたところ、shell commandの/usr/bin/sayは、これらの、AppleScriptのsayコマンドではエラーになるText To Speechキャラクタ「Bells」も問題なく指定できました。

Posted in Bug Text to Speech | Tagged 13.0savvy | Leave a comment

macOS 13.6.3beta登場。Cocoa-AppleScript Applet改修はなし

Posted on 11月 11, 2023 by Takaaki Naganoya

macOS 13.6.3betaが出てきました。通常のmacOSでは、マイナーアップデートが.6台で終了することが多く、.7台まで行くことは「まれ」です。

誰もが目を覆いたくなるような大失敗だった「macOS 10.13」「macOS 10.15」(はじめてBlogに登場記事の掲載を拒否)といった、歴史に残る失敗OSバージョンでも、マイナーバージョン6ないし7で打ち止めです。

# 歴史に残る失敗バージョンのmacOSには、Apple Siliconで不具合出まくりのmacOS 11(永遠のβ)とか、Release後にバグが出まくるmacOS 12、13もあるわけで、いい加減にしていただきたいところです

早速、Cocoa-AppleScript Applet(通常環境ではない、Script Editorのテンプレートから作成する特殊なCocoa AppleScript環境)が動作するのかどうか確認してみたところ、相変わらず動きません。

Cocoa-AppleScript Appletが動かない問題が、macOS 13.x台で改修されるのかは、果てしなく怪しい雰囲気になってきました。

●Mac OS X v10.0 (Cheetah)~10.0.4 (2001年6月22日)
2001年3月24日

●Mac OS X v10.1 (Puma)~10.1.5 (2002年6月6日)
2001年9月25日

●Mac OS X v10.2 (Jaguar)~10.2.8 (2003年10月3日)
2002年8月24日

●Mac OS X v10.3 (Panther)~10.3.9 (2005年4月15日)
2003年10月24日

●Mac OS X v10.4 (Tiger)~10.4.11 (2007年11月14日)
2005年4月29日

●Mac OS X v10.5 (Leopard)~10.5.8 (2009年8月5日)
2007年10月26日

●Mac OS X v10.6 (Snow Leopard)~10.6.8 v1.1 (2011年7月25日)
2009年8月28日

●OS X v10.7 (Lion)~10.7.5 (2012年9月19日)
2011年7月20日

●OS X v10.8 (Mountain Lion)~10.8.5 (12F45) (2013年10月3日)
2012年7月25日

●OS X v10.9 (Mavericks)~10.9.5 (13F34) (2014年9月17日)
2013年10月22日

●OS X v10.10 (Yosemite)~10.10.5
2014年10月17日

●OS X v10.11 (El Capitan)~10.11.6
2015年09月31日

●macOS v10.12 (Sierra)~10.12.6
2016年10月21日

●macOS v10.13 (High Sierra)~10.13.6
2017年10月21日

●macOS v10.14 (Mojave)~10.14.6
2018年09月26日

●macOS v10.15 (Catalina)~10.15.7
2019年10月8日

●macOS v11 (Big Sur)~11.7.3
2020年11月13日

●macOS v12 (Monterey)~12.6.3
2021年10月22日

●macOS v13 (Ventura)~13.6.3?
2022年10月24日

●macOS v14 (Sonoma)~14.0
2023年09月27日

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macOS 13.6.2アップデート Cocoa-AppleScript Applet修正はなし

Posted on 10月 28, 2023 by Takaaki Naganoya

macOS 13.6.2アップデートが配信されました。Cocoa-AppleScript AppletがmacOS 13.xの途中で動かなくなり、macOS 13.6.x台で修正されるのではないか? などと思っていましたが、そういう状態にはなっていないようです。

ちなみに、macOS 13.xよりももっと古いOSで「Cocoa-AppleScript Applet」のアプレットを作成し、そこから実行バイナリ部分(/Contents/MacOS/CocoaApplet)を抜き出して、macOS 13.x上で作ったCocoa-AppleScript Appletの同一バイナリを削除して入れ替えると動く、という検証報告も入っています。

正直、Cocoa-AppleScript Appletは登場以来、「こんなので使えるか!?」という存在でした。その後OS X 10.10で一般のAppleScript実行環境でCocoa呼び出しが許可されてから、Scripter側にCocoa活用のノウハウが蓄積され、「標準環境よりもできることが多い」とのことで再評価されたものでもあります。

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macOS 14、英語環境で12時間表記文字と時刻の間に不可視スペースを入れる仕様に

Posted on 10月 7, 2023 by Takaaki Naganoya

macOS 14の英語環境だけで発生している現象ですが、12時間制の時刻表記設定にしてdateオブジェクトから文字列に変換すると、

時刻と「AM」「PM」の間にUTF-8で202Fのキャラクタ「Narrow No-Break Space」を入れてくるようになったもよう。これを入れるとどういう「いいこと」があるのかは、自分にはわかりません。

macOS 10.12あたりで日本語IMからFinder上のファイル名を入力した際に不可視文字を突っ込まれるという「大惨劇」が起こって、こっそり「なかったこと」にされたようですが、あの時にはリネームできないわファイル名を指定すると一致しないわ、既存の不可視文字入りファイルを修正してもそのままでは保存ができないわで、ひどい目に遭いました。現在日時をそのままファイル名に指定すると大惨劇が起こりそうです。

まぁ、でもAppleに報告してもどうせ真面目に取り合わないでしょうし、日本語環境でこの惨劇は発生しないので、英語圏の誰かが報告すればいいんじゃないでしょうか。

なお、Sonomaの日本語環境で12時間制の時刻表記設定にしてdateオブジェクトから文字列を取り出しても、「午前」「午後」といった12時間表記にともなう表記文字と時刻情報との間に、このような不可視キャラクタが混入することは確認できませんでした。

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Cocoa-AppleScript Appletランタイムが動かない?

Posted on 9月 22, 2023 by Takaaki Naganoya

AppleScriptObjC(Cocoa Scripting)の実行環境は大きく分けて3つあります。

1つ目は、Script EditorもしくはScript Debugger上で動かすもの、あるいはアプレットの書き出しを行なったもの。実行環境IDを取得すると、AppletとDropletは別のIDが返ってきますが、だいたい同じものです。

2つ目は、Xcode上で作成するCocoaアプリケーションです。AppleScriptでアプリを作成して、Mac App Store上で販売することもできます。かなり多くのCocoaの機能を利用できます。

3つ目が、これら2つの中間的な機能を持つCocoa AppleScript Appletです。Script Editorのファイル>テンプレートから新規作成>Cocoa-AppleScript Applet.appを実行すると編集可能になります。

Cocoa-AppleScript Appletは、Script Editor上のCocoa Scriptと同様の機能が使える上に、アプリケーション由来のイベント(起動中であるとか、起動終了したとか)を利用できます。

Cocoa-AppleScript Appletが登場したOS X 10.7時代、Xcode上のようにInterface Builderで手軽にGUIが作成できるわけでもなく、Script Editor上で普通に動かすScriptのようにログを表示してデバッグができるわけでもなく、何か明確な用例が存在するわけでもないため「これでどないせーっちゅーんじゃ?」と、とても手を出せないものと感じました。自分はこれを明確な「失敗作」として評価していました。この環境を嬉々として使っている人物といえば、edama2氏ぐらいのものです。

その後、macOS 10.10以降で通常のScript Editor上で動かすAppleScriptでもCocoaの機能が利用できるようになったため、Cocoa Scriptingのノウハウが蓄積され、「より高機能なCocoa Scripting環境」としてCocoa-AppleScript Appletが再評価されるようになりました。

Script Editor上で記述するCocoa Scriptで機能的に不十分だと感じるようになる場面で、Xcodeを使ってフル機能のアプリケーションを作るほどでもない、という状況において、Cocoa-AppleScript Appletという第3の選択肢が存在していることの意義はあったのです(使っているユーザーがめちゃくちゃ少ないとは思いますが)。

そして、ごくたまに様子を見るぐらいだったCocoa-AppleScript Applet環境ですが、最近(macOS 13.x上で)動かないという声が寄せられるようになりました。自分も動かないことを確認しています。テンプレートから1行も追加していない状態でも動かないので、これは明らかにApple側のミスでしょう。

バグレポートすれば直してもらえるのかもしれませんが、こうした情報が共有されるとか、Appleがドキュメントを出すようにしないと、いつも不手際をこっそり誤魔化すだけで「給料をもらって毎日バグを作るAppleエンジニア」「Appleのエンジニアは製品を作らない。バグを作る」といった批判をかわせない状態になることでしょう。

これは、年表を頻繁に作る立場の人間からいえば、Mac OS X 10.3で「is in」演算子が動作しなかったのと同じぐらいの大規模なバグに見えます。

本件、macOS 14RC上でも同様に発生しています。おおかた、「証明書の期限が切れている」といったたぐいのトラブルだと思っています。

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Calendar.appのイベントにAppletを添付できる?

Posted on 9月 22, 2023 by Takaaki Naganoya

Calendar.appのイベント(予定)に、ファイルを添付できるようになっています。ここに、AppleScriptアプレットを添付して実行することで、タイマー実行アプリとしてCalendar.appを利用する、というスタイルが初期のMac OS Xで見られました。Mac OS X 10.6ぐらいまででしょうか。

その後、どうもCalendar.appのイベントにAppletを添付しても実行されなくなった、という話をよく聞くようになりました。

自分も、タイマー実行アプリとしてCalendar.appは「使えないもの」と判断し、自前でタイマー機能などを作り込んで使ってきました。確実さでいえば、これは実に確実ではあるものの、それを外部に提供するのかという話については、いい「落とし所」を見出せない感じではあります。

こちらもタダで出すつもりはないけれど、これどうせ国内外のScripter連中は買わないよね、というところで話が止まっているものでもあります。モノがモノなので、Mac App Storeにも出せないでしょう(あらかじめ、どういうアプリを操作する、という設定を行なって提出する必要があるので。事前にわかるわけがない)。

そんな中、X(旧称Twitter)上で「Calendar.appをAppleScript Appletのタイマー起動用に使っている」という話を聞きつけ、その内容について実際にやりとりをして、自分の手元でもできることを確認しました。

その時点での自分の理解では、「イベントにAppletを添付して、イベントのアクションで『添付ファイルをオープンする』という指定を行えばOK」だという話だと納得しました。なるほど、自分は使い方を誤解していたのか、と。

しかし、その翌日に「別のAppletも添付して試してみよう」ということで、別のイベントを作成して別のAppletを添付して「添付ファイルをオープン」させてみたものの、今度はイベントの指定時刻に通知は来るものの、添付ファイルであるAppletは起動されませんでした。

Calendar.app自体のバグなのか、それともイベントへのApplet添付・実行には何か気づかないパラメータが存在しているのか?(イベント登録時のアカウントであるとか、ローカルの通知だけにしておかないとダメとか) そのあたりがまったく不明です。

昨日、一昨日ぐらいの段階でCalendar.appへのAppletの添付・実行は2・3度成功していたので、なかなか謎なところがあるものです。

Posted in Bug Calendar | Tagged 13.0savvy Calendar | Leave a comment

macOS 14RCはじめました

Posted on 9月 19, 2023 by Takaaki Naganoya

昨日の今日でナニではありますが、M1 Mac miniの起動SSDに別パーティション(Beta)を作って、macOS 14をインストールしました。

パーティション作成→BetaパーティションへのmacOS 13のインストール→BetaのmacOS 13で起動→macOS 14にアップデート

という手順を経る必要がありました。

電子書籍「AppleScript最新リファレンス v2.8対応」を出すにしても、いろいろと確認すべき事項があったため(macOS 14の処理系がバージョン2.9だったらシャレになりません)、細部の確認が行えていないと怖い部分がいろいろありました。

確認したこと

macOS 14のAppleScript処理系のバージョンは2.8のままで変更はありません(予想どおり)

「システム設定」(System Settings)のAppleScriptによるコントロール機能が回復。各PaneのIDを取得してrevealコマンドで表示できるようになった。ただし、すべてのPaneについてIDが割り振られているかは未確認。どうせAppleのことなので、IDが割り振られていないPaneであるとか、指定しても表示されないPaneの存在が予想される(1つありました→表示まで時間がかかるPaneだったもよう。すべてチェックして、表示できないIDのPaneはありませんでした)

全体的に実行速度が若干macOS 13よりも向上しているように見えますが、クリーンインストールしたためなのか、Rosetta 2をインストールしていない環境であるためなのかは不明

日本語環境でText To Speechのキャラクター「O-Ren」「Hattori」が追加されているものの、sayコマンドで指定できるようにはなっていない(音声キャラクタの使用ライセンスの問題なので、バグではない。ただし説明がまったくない点はあいかわらず不親切)

aliasからPOSIX pathに変換すると結果がおかしくなるといった「macOS初期β版によくある」不具合は見られなかった

macOS 12のβ版でかなり長い間修正されなかった(Release版では直った)「スクリプトメニューが表示されない」不具合は見られなかった(直前に発生した不具合を何回も繰り返すAppleあるある)

スクリプトエディタのコンテクストメニュー・スクリプトに、絵文字つきのファイル/フォルダのコンテンツを入れると、コンテクストメニューに「項目が重複して表示される」不具合が修正された(macOS 13βでも一時期直っていた時期もあったので再発する可能性あり。まったく油断できない)

要素数の多い配列(list)の生成、ランダムシャッフル、ソートなどCocoaの機能を用いた高速処理の速度については速度低下は見られず

700箇所の位置情報と8,000箇所の位置情報(鉄道駅、バス停留所)の距離計算を行うベンチマークで、macOS 13だと1分45秒程度だったものが、macOS 14では1分35秒程度。遅くなっているわけではなさそう

指定配列要素の順列組み合わせ計算(Permutation)の計算結果も若干速くなっている。誤差程度だが、遅くなるという傾向は見られなかった

「Mail.appでAppleScriptからメール生成+送信を行うと、メール1通あたりに生成されたプロセス2個がメモリ上から消去されず、メール作成すればするほどプロセスがたまってメモリが喰いつくされ、動作速度が壊滅的に遅くなる」不具合は未検証(Mail.app自体のバージョンアップは行われていない)。

macOS 12/13と初期Release版でNSDataDetectorによるデータ認識が日本語環境だけ問題を起こしていたバグについても検証が必要(何回も不具合を出している要チェックポイント。Apple自身がリリース前にチェックすべき)

→ ひととおりテキストからの情報抽出を行わせてみたところ、問題なく動いているようです。ただし、ここ数バージョンのmacOSは、リリース版で大幅に劣化する(未知のバグがたくさん発生)ので油断はできません

連絡先(Contacts)のAppleScript用語辞書のうち、プラグイン(廃止済み)のSuites「Address Book Rollover Suite」がhiddenになった(そのままでは表示されない。とくに問題はない)

ミュージックのAppleScript用語辞書のうち、playlistの「loved」属性が「favorited」に変更された。AppleEventコードなどはそのままで予約語が変更

Safari v17のAppleScript用語辞書で、隠し命令「show credit card settings」が追加された。なお、macOS 13.x上に提供されているSafari 17betaでも同様の変更が確認されている

Shortcuts Events添付のsdefがいろいろmacOS 14で書き換えられている(バージョン番号は変わらず)。これを見るのはなかなか面白い。

スクリプトエディタ上でテンプレートから作成できる「Cocoa-AppleScript Applet」が動作しない(macOS 13から発生している現象)

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Digital Hub Scriptingの謎

Posted on 9月 15, 2023 by Takaaki Naganoya

「AppleScript最新リファレンスv2.8」の作成で、一番手間がかかったのは、Markdownで書いた原稿をPagesに移し替えることでした。Markdownでは雑なレイアウトを作ることはできても、結局のところ「表」の制御がまったくできないために、Markdownで作り続けることは無理だと判断しました。掲載プログラムリストについても、行折り返しが不自然になる箇所があり、そのために全体の文字サイズが変わってしまうなどの「不可解な挙動」がいくつか見られました。

とっくの昔に結論が出ていたことですが、もう本作りにMarkdownは利用していません。

そして、作り直すさいにさまざまなコンテンツを再チェックすることで、なるべく間違いがなくなるように努めてきました。この表もその1つです。

昔作ってそのまま使い回してきましたが、Digital Hub Scriptingの箇所が不自然です。

Digital Hub ScriptingはmacOS 10.13の時点でSystem Eventsに移行した、と考えていました。でも、今日、ねんのために確認してみたら、

あれっ?(^ー^::

Digital Hub Scriptingについては、個人的な使用頻度がおそろしく低く、あまり使ってきませんでした。System EventsのSuites(命令群)の移り変わりについては割とチェックしてきたのですが、Digital Hub Scriptingについてはちょっと自信がありません。

手元の稼働状態にあるマシンで一番古いのはOS X 10.7.5の環境で、これをチェックしたところ、Digital Hub Scripting.osaxは存在していました。

バージョン1.7です。

macOS 13.6の環境でチェックしてみたところ、

あいかわらずバージョン1.7でした。もはや、初期のMac OS Xの環境については起動可能なものがない(か、確認に時間がかかる)ため、多分このような感じなのでは? というところでしょうか。OS X 10.6.8については未確認ですが、おそらく10.6.8の段階でDigital Hub Scripting.osaxは収録されていたことでしょう。

こんなところではないかと。もはや、考古学の領域ですが、勘違いで間違っていた部分を修正できたことは喜ばしいことです。ただ、この情報はほとんど誰も追いかけていないようなので、間違っていても怒られない気配が濃厚ではあります。

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macOS 14, Sonoma βテスターからCocoa Scripting速度低下のレポート

Posted on 9月 12, 2023 by Takaaki Naganoya

外付けSSDに別バージョンのOSをインストールしておいて、β版の評価時には外付けSSDで起動する……という運用がmacOS 12あたりからできなくなってきています。そのため、業務用のMacとβテスティング用のMacを別に用意できず、macOS 14, Sonomaのβテストについては「完全無視」という今日このごろです。

書籍などで、β版OSでスクリーンショットを撮るわけにもいきませんので、当然な状況です。また、β版で気合いを入れてチェックしても、Release版でβ版以下のクオリティのOS(バグだらけ)になってしまうことが続いており、βテストの意義そのものを疑っています。

そんな中で、Sonomaのβテスターから漏れ伝わってくる「SonomaのCocoa Scriptingが遅い」という噂。

すべてのテスターから詳細な情報を聞けていないものの、何か特定の機能で10倍ぐらい速度が遅くなっている領域があるようです。よくある、Permutation(いくつかの要素の全パターンの組み合わせを計算出力)における速度低下とかいう「処理データ数がふえると遅くなる」という話ではなく、どうも遅くなる箇所が偏在しているようです。

いわく、

–InDesignの組版でCocoa Scriptingを利用しており、10倍ぐらい遅くなった
–GamePlayKit.frameworkの機能を呼び出して配列のシャッフルを行ったら10倍ぐらい遅くなった

などなど。

テスターが自分のマシンが何なのかを書かないので、どの程度深刻なのかが見えてきませんが、OSをアップデートしたら最新のマシン(の特定の処理)が10分の1の速度になったら嫌ですよね?

OS自体の機能はたいして機能アップしないのに、バグとか不具合ばかりが増えるというのは残念なことです。

macOS 13.x上でも日本語入力の速度の極端な低下が見られたりと、SoCの高パフォーマンス・コアと省エネ・コアの振り分けに失敗している疑惑があるものの、macOS 14βの問題がこれによって発生しているのかどうかは不明です。

macOS 10.15の際にもCocoa Scriptingの速度低下が見られ、macOS 12まで修正されませんでした(macOS 11で自分がレポートして修正)。

毎度毎度、目がさめるような不具合やトラブルを起こして、Release版でさらに巨大な不具合を作り込むとは、もはや職人芸としか言いようがありません。某社の組織の運営とか管理方法に大きな問題があるとしか思えません。

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PowerPointを操作するAppleScriptをScript Menuに入れて実行すると動作が完結しない問題

Posted on 8月 4, 2023 by Takaaki Naganoya

日常的に利用するAppleScriptは、macOS標準搭載のScript Menuに入れて使用しています。エンドユーザーに「Script Editor上で実行しろ」とかいうのは無茶ですし、「全部Appletに書き出してアプリケーションとして実行」とかいうのも、セキュリティ的な縛りが増えた環境においては、無茶な話です。だいたい、日常的に利用している数百本のAppleScriptを全部Appletに書き出すというのも(自動処理でできるけど)無茶な話です。

そのため、日常的に利用するAppleScriptは、個人的にScript Menuから実行していますし、Script Menuを「最終防衛線」として定義し、AppleがOSアップデートのたびに作成するバグに対して文句を言っています。Script Menu上で動かなかったら問題視しています。

さて、そこに新たな頭痛の種が舞い込んできました。ここ数日いじくりまわしているPowerPointです。

いつものように、Script Menuに操作系のScriptを入れて実行すれば、それでおしまい! というわけには行きませんでした。PowerPointの書類からTOCつきのPDFを書き出すAppleScriptを書いて、Script Menuに入れたら実行できなくなりました(途中までは実行できるのに……)。Script Editor/Script Debugger上では問題なく実行できるのに、です。

この場合、Script Menuがランタイム環境(実行環境)になるわけで、各種セキュリティ設定もScript Menuに対して行っています。AppleScript Appletを数百個自動生成できたとしても、数百個のAppletに対してすべてセキュリティ設定を行うのは現実的な話ではありません。Script Menuに対して権限設定をまとめておけたほうが便利です。

そのため、Script Menuには「オートメーション」「フルディスクアクセス」「アクセシビリティ」など考えられる一通りのセキュリティ設定が行われているわけですが、先のPowerPointを操作するAppleScriptが、Script Menu上からは実行が完了しませんでした。

どうもファイルアクセス権限に関する問題(Script Editor上から実行しても、初回はダイアログが出る)のようなのですが、この権限がScript Menuから実行すると取得できないようで…

この問題をAppleに報告すべきなのか、Microsoftに報告すべきなのか、現状だと判断がつかないところです(たらいまわしにされる予感)。

PowerPointなんか使う方が悪い、という話までありそうな、、、、

Posted in Bug | Tagged 13.0savvy PowerPoint Script Menu | 1 Comment

画像をExcelのワークシート上に配置

Posted on 4月 4, 2023 by Takaaki Naganoya

Microsoft 365のExcel v16.71、Windows版とmacOS版のソースコードが共通化されたというふれ込みではあるものの、実はけっこうフォーム部分が違うし、VBのマクロエディタで日本語が記入できないとか、互換性のない関数(Mac上で動作しないENCODEURL、Switch,IFS、FILTERXML、WEBSERVICEなどの関数)の存在など、いろいろ勘弁してほしい出来です。

しばらくはNumbersだけで用が済んでいたのですが、ここのところWindows版のExcelの講座なども行っていたので、併せてmacOS版のExcelについても追加調査。細かい点のチェックを行っていました。

そんなExcelでアドインのオンラインストアからQRコード作成用アドインを探してみたところ、フリーなものは存在していないようです。

Cocoaの機能を利用すれば、割とすぐにできてしまう程度のQRコード。わざわざアドインの力を利用する必要などなかったのです。AppleScriptでQRコードを生成して、Excelのワークシートに差し込めばよいだけです。

ところが、ひさしぶりにExcelのScriptを引っ張り出してきて、昔書いた「Excelに指定の画像を配置する」Scriptを実行してみたところ、エラーで動きません。

ワークシート上にshapeを作成できるのに、そのshapeに指定パスの画像を割り当てる処理でエラーになります。

そんな時、「出来の悪いプログラマは、POSIX pathで誤魔化して実装する」という経験則が思い出されました。

目を閉じると、AppleのKeynoteで一時期行われていた、画像配置コマンドにPOSIX pathを要求していたアレな実装であるとか(あれはひどかった)、いまだにアレであり続けているAdobe Acrobat DistillerのdistillコマンドがPOSIX pathを要求する件であるとか(file pathって書いてあるのに、aliasじゃなくてPOSIX pathを要求するという地雷仕様)、枚挙にいとまがありません。

そんなわけで、普通に書いても通らなかったのでパスをPOSIX pathで与えてみたところ、見事(?)配置されました。

AppleScript名:画像をワークシート上に配置.scpt
set anImagePath to choose file
set anImagePOSIX to POSIX path of anImagePath

tell application "Microsoft Excel"
  set cwb to workbook 1
  
tell cwb
    tell worksheet 1
      set aPicShape to make new shape at the beginning
      
set width of aPicShape to 312
      
set height of aPicShape to 312
      
user picture of aPicShape picture file anImagePOSIX
    end tell
  end tell
end tell

★Click Here to Open This Script 

Posted in Bug file File path | Tagged 11.0savvy 12.0savvy 13.0savvy Excel | Leave a comment

Keynote,Pages,Numbers v13.0がリリースされる

Posted on 4月 2, 2023 by Takaaki Naganoya

Keynote, Pages, Numbersのバージョン13.0がリリースされました。AppleScript用語辞書的な変更点はありません。

Keynote v11からずっと、新規書類を保存するとエラーになる。Full Disk Accessの権限をKeynoteに与えていてもエラーになる、という重大な問題が解消されないままである、という認識でおりました。状況はKeynote v13.0でも変わりません。

これは、Apple側が問題として認識していないのではないか? という仮説を立て、いろいろ試してみました。

まずは、v12から継続している状況についての説明。Keynoteで新規書類を保存する際に「as Keynote」という、明らかに「指定してくださいね」というオプションがAppleScript用語辞書の中にあるので、指定したくなるところですが

AppleScript名:Keynoteで書類を新規保存(A).scpt
set newFile to ((path to desktop) as string) & "newDoc1111.key"

tell application "Keynote"
  set newDoc to make new document
  
save document 1 in file newFile as Keynote
end tell

★Click Here to Open This Script 

これを指定するとエラーになります。これが、Keynote v12.0から続いており、1年以上継続している状況です。以前のバージョンで通っていた記述がエラーを出すようになった、というものです。

ふとここで、「as Keynote」というオプション指定をはずしてみると…….

AppleScript名:Keynoteで書類を新規保存(A).scpt
set newFile to ((path to desktop) as string) & "newDoc1111.key"

tell application "Keynote"
  set newDoc to make new document
  
save document 1 in file newFile
end tell

★Click Here to Open This Script 

エラーが出なくなりました!!!(^ー^;;;; ファイル保存もできました。

なんなんでしょう、これは、、、、

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