Pagesで作成中の書類すべての見開き右側ページ右端につけている「ツメ」(辞書や電話帳でページ端につけているマーク的なもの、A〜Zのうちいま「S」の部分を表示していますよ、という場合にはSの箇所のみ色を変えておくなど)の修正を行うAppleScriptです。
PagesはiWork 3兄弟で唯一、選択中のオブジェクトがselectionで取得できるアプリケーションです。selectionでオブジェクトを選択可能かどうかでScriptの書きやすさが段違いです。
「ツメ」の修正が必要な事態になりました。AppleScriptのプログラムでPages書類を順次オープンして、書類中の右側ページ右端についている超縦長の表オブジェクトを「ツメ」であると仮定。このツメ(表)の修正を行う処理部分が、本AppleScriptの該当部分です。
Pages書類上の表の各種操作は、削除についてはdelete row 2とかdelete column 3といった操作が行えるのですが、追加に関してはinsert rowとかadd rowといった明示的なコマンドがあるわけではなく、propertyのcount rowを変更することで表末尾への行追加を行うことになります。
その後は、表のセル内の値を移動させたり、書式を変更するなどの「つじつま合わせ」を行うことになるでしょう。
あとは、指定フォルダ以下に入っているPages書類を抽出して、順次オープンし、書類中の右側ページ右端にある「ツメ」を計算でピックアップ。「ツメ」に対して修正を行い、保存してクローズ、という処理になるでしょうか。一度しか使えない壮大な「使い捨てScript」です。
AppleScript名:選択中のツメの修正・変更.scpt |
tell application "Pages" tell front document set aSel to selection if aSel = {} then return set aaSel to first item of aSel tell aaSel set row count of it to 15 –表の行数変更 tell row 14 set aCon to value of cell 1 tell cell 1 set value to "14" set font name to "7barSPBd" set font size to 22.0 set text color to {32767, 32767, 32767} end tell end tell tell row 15 set value of cell 1 to aCon end tell end tell end tell end tell |
More from my site
(Visited 74 times, 1 visits today)
2021年に書いた価値あるAppleScript – AppleScriptの穴 says:
[…] 9/22 Pagesの最前面の書類で選択中のツメを修正する […]