OS X 10.9でGUI Scriptingのclick at命令が正常に機能しないというバグが発生しました。click at命令は、画面上の座標を指定してマウスクリックのイベントを発生させるものです。
GUIアプリケーションの操作を、単にGUI部品のクリックなどで記述するGUI Scriptingは、「遅い」「信頼性がない」「(他のマシン環境での)再現性が低い」といった欠点を持ちつつも、内容を理解しないでも書けるという意味では記述の敷居が低いものです。つまり、奥の奥の手なわけで、ここにバグを作られるのは正直しんどいです(滅多に使うことはないんですが)。
ただし、AppleがOSにバグを作るのはいつものことですし、このバグもOS X 10.10で修正されました。
とりあえず、click atコマンドのように画面上の指定座標をクリックするという動作ができないと困ることがあるので、
のように、別の複数の手段を用いて同じことを実現できるようにしています。Spotlightあたりはバグが出ると影響が大きいので、機能を呼び出すための部品を複数用意しています。
(Visited 43 times, 1 visits today)