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フォント指定を行いたい。でもどうやって?
書類を作成する際に必須のフォント指定
AppleScriptからアプリケーションの書類にフォントを指定したい、という話はたいへんまっとうなお話です。
しかし、アプリケーションごとに方法が違っていたり、そもそもフォントの指定を行うために、どういう名前で指定したらいいのか、そんな話はどこにも書かれていません。
macOS上ではフォントの管理を「Font Book.app」というツールで行えます。同ツール上ではフォントのさまざまな情報を調べられますが、いったいどれを指定すればいいのかは、やはり、わかりません。
macOS上でフォントは「PostScript Name」、「正式名称(Display Name)」で管理されており、どちらの指定も受け付けるアプリケーションもあれば、PostScript Nameだけを要求するアプリケーションもあるなどさまざまです。
また、一部のAdobeのアプリケーションではフォント名を「ファミリー」と「スタイル」に分けて個別に指定できます。
結局、アプリケーションごとに対応はまちまちですが、指定できることにはかわりありません。本書では、そのフォント情報の調べ方をまとめています。
※macOS 10.14の内容にもとづいて記述しております。FontBook.appの仕様がその後大幅に変更されたため、本書は大幅なアップデートを予定しています。
目次:
■AppleScriptにおけるフォント情報管理
フォント情報は「Font Book.app」で調べる
フォントを階層構造とコレクションで管理
これが、フォントの識別情報
AppleScriptに対応しているFont Book.app
Font Book上の選択中のフォントを取得
標準搭載、メニューからScriptを実行する機能
■Keynote/Pages/Numbersでフォント情報を指定
Keynote書類上のテキストアイテムのフォント指定
iWork apps全般では正式名称でもPS名でも可
Pagesでも正式名称/PostScript名でOK
Numbersでも正式名称/PostScript名でOK
■書式付きテキストをAppleScriptから生成
TextEditには特殊なオブジェクトで書式アクセス
■Font Book.app関連AppleScriptサンプル
FontBook.app自体のプロパティを取得
フォントライブラリ情報を取得
フォントコレクション情報を取得
フォントコンテナ情報を取得
選択中のアイテムを取得
フォントにアクセス①
フォントにアクセス②
フォントを削除