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すべての処理の基礎のはずの、ファイル処理
できて当然という処理だが、初心者には案外むずかしい?
ファイルのリネーム、削除、コピー、移動など、一般的にファイル処理と呼ばれているものは、それほど種類が多いわけではありません。
しかも、ファイル処理は「定番処理」なので、誰が書いても差は出ませんし、知ってしまえば「なんだそんなものか」というものばかりです。これまでに蓄積されてきたファイル処理のプログラムも、ネット上で探せばすぐに見つかります。
つまり、ファイル処理でつまづくということは、定番処理であるファイル処理のScriptを見つけることができていないだけ、といえそうです。
単に、情報収集できていないだけです。技術力の話ではありません。
ただし、Finder経由で処理すると遅くなるケースが(macOS 10.7以降で)増えてきたため、FinderやSystem Events経由でファイル処理しないというのがお約束になりつつあります。
高速なSSD、高速なApple Siliconといった環境で仕事をしていても、Finder経由でファイル処理していたら、それらのアドバンテージをすべて帳消しにしてしまうほど速度が低下。最新の環境には、新しいファイル処理のScriptが似合います。
目次:
■最近のmacOSのファイル処理事情
AppleScriptのファイル処理には3通り
フルディスクアクセスの設定を
64ビット化されてFinderは遅くなった
どこで差がつく? ファイル処理
複数の条件をつけてFinderでファイル取得
■条件抽出
ファイル情報の抽出
Finderラベルによる抽出
■リネーム(名称変更)
ファイルの名称変更=リネーム
フォルダの名称変更=リネーム
■コピー(複製)
ファイルのコピー
フォルダのコピー
■移動
ファイルの移動
フォルダの移動
■削除
ゴミ箱への移動を行うだけの「ファイル削除」
ファイルの完全削除
ゴミ箱への移動を行うだけの「フォルダ削除」
フォルダの完全削除