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【一般向けの読み物】【なるべく情報量を減らして、読みやすく編集】
ある日、唐突に職場で言われることがあります。「仕事の内容を資料にしてまとめてくれ」「いまやっている作業の問題点を資料にして」などなど。
しかし、資料とはどういうものなのか、どのようにまとめるべきなのか、どのぐらいの枚数のものが求められているのか、といった指示が与えられることは「まれ」です。それは、指示している側も明確な答えを持っていない場合が多いためです。
さらに、「こうしろ」「こう作れ」という指示が来ない割に、できたものに対してのダメ出しや文句はさんざん言われます。 定期的に行なっている仕事の内容をまとめたもの、状況や意見をまとめたもの、さまざまなものが「資料」と呼ばれることでしょう。
経験的になんとなく関係者の間で認識されていることがらを、具体的な書類としてまとめたものが、資料と呼ばれるものです。資料が先にあってはじまる仕事もあれば、仕事が先にあって資料をあとからまとめることもあります。
作る目的も、現状を把握するためとか、業務内容の見直し(人数に対して仕事が多すぎるとか)を行うためとか、いろいろです。
そんな、雲をつかむような「資料」というシロモノですが、1つだけ満たさなければならない条件があります。それは、読む人間にかならず内容が伝わる必要がある、ということです。
なかなか大変なテーマではありますが、地道に作ってはメンバーに回覧して意見を聞くしかありません。本書がそんな資料作りの一助となれば幸いです。
PDF 66ページ
目次
01章 いい資料、見やすい資料とは?
02章 よくない資料の実例
03章 見やすさを実現するための要素
04章 レイアウトデザイン+余白
05章 わかりやすいタイトルを
06章 結論を前に、詳細な説明を後に
07章 模式図、概略図
08章 グラフ
09章 写真の切り抜き
10章 表
11章 生命を救う資料がある