以前からその傾向がありましたが、AdobeがInDesign v19.4からパス表現形式にHFSではなくPOSIX pathを採用するとのこと。
v19.3の段階ではまだHFS pathが有効であるものの、設定によりPOSIX pathのみに変更もできるのだとか。
Adobeのアプリケーションといえば、POSIX pathを受け付けていたり(Adobe Photoshop)、POSIX pathでないと日本語のパスで問題があったり(Adobe Photoshop)、POSIX pathしか使えなかったり(Acrobat Distiller)、AppleScript用語辞書で一切説明していないにもかかわらず、そういうことをしてきました。
InDesignでもPOSIX pathを使うようになる(AppleScriptで指定する必要がある)とのことで、正直なところshell scriptを呼び出す場合や、Cocoa ScriptingでPOSIX pathを日常的に使っているため、バグがなければとくに問題はないと感じます。
Appleも各macOSの初期βの段階だとPOSIX pathへの変換機能を呼び出すと、そのままでは使えないようなパスを返すバグを飽きもせず毎回毎回入れてくるので、Adobeがやらかさない保証はまったくありません。
ただ、今回の件は知っておかないと「いきなりScriptが動かなくなった!」と大騒ぎになってしまうことでしょう。
外付けのドライブやファイルサーバーからデータをオープンするような場合に、POSIX pathの表現が正しく行われるのか、実際にやってみないと不安な気もします。