Apple純正のiWorks App(Keynote、Pages、Numbers)の新バージョンv11.2がリリースされました。
バージョン番号が「11.1」から「11.2」に変わっただけですが、内部的にも…各アプリケーションともアイコン自体が変更になり、大きな節目のバージョンであることが伺われます。
iOS、iPadOSが新製品とともに9月にアップデートし、iWorkアプリケーションがアップデートした後にmacOSのアップデートが行われるわけで、実にリリース間近であることを感じさせます。Windows 11の発表日がどの程度注目を浴びているかはわかりませんが、10月5日より前に発表することは…ないのではないかと(ノーアイデアです)。
これらのアプリケーションのAppleScript用語辞書については、「get」コマンドが追加されたことを確認していますが、このコマンドがないと実現できないことが不明(普通は省略されるコマンド)なので、何か後で追加するための「布石」と見るのが正しい見方でしょう。
Keynote v11.2の変更点:
・スライド上のライブビデオ
・複数発表者スライドショー
・レーダーグラフ(レーダーチャートのこと)
Pages v11.2の変更点:
・ブックの公開の改善
・素早くテキストを翻訳
・レーダーグラフ(レーダーチャートのこと)
Numbers v11.2の変更点:
・強力なピボットテーブル
・レーダーグラフ(レーダーチャートのこと)
・フィルタの改善
そして、AppleScript用語辞書に「レーダーグラフ」の作成機能は反映されていないため、まだAppleScriptから追加することはできません。通例だと、マイナーアップデート2回後ぐらいに反映されるのではないでしょうか?
Pages v11.2でトンでもない変更が加わっていることが判明しました。なんと、selectionを取得できなくなっています。
これは、Pagesの数少ない長所だったのですが、selectionを取得できないととても困ります、、、、、
一応、フィードバックしておきましたが、直るかどうかは不明です。Pagesの唯一の美点であった、selectionを返せ!!!
Keynote v11.2でも、selectionが使えなくなっていました(スライド単位の選択も無効に)。