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巨大なScriptは分割、分解修理しやすいよう統合
色気のないノウハウ。ある日突然「壁」に当たった時に役立つでしょう
何気ないAppleScriptを書いているだけでは直面しない問題なのですが、書いているスクリプトが「巨大」になると、いろいろ問題が出てきます。
それを避けるためには、Scriptを小分けに分割することが必要です。安全になるというメリットだけでなく、小分けにしたScriptは再利用が簡単です。
使い回しが進むと、「何回も使い回した部品」「実績のある部品」というものが出てきます。いわゆる「秘伝のタレ」の誕生です。
秘伝のタレができると、安定してモノが作れるようになります(筆者のBlogに筆者秘伝のタレを多数掲載中)。
そうして、さまざまな大きさのScriptを書いていると、途中である程度の機能の塊を取り出して動作検証する必要が出てきます。いわゆる「分解修理」(オーバーホール)という作業です。
部品単体で動作検証するのではなく、ハンドルとかエンジンとかトランスミッションといった、ある程度の機能の塊になっているものを、塊のまま取り出して、単独で動作確認できるようにしておく必要があります(ここ、本当に重要)。
かように、Scriptの分割や結合は、割とAppleScriptの開発に欠かせない作業ノウハウなのです。
何気ない重要なノウハウ、Scriptの分割や統合について説明する1冊です。
PDF 32ページ+Zipアーカイブ
目次:
■AppleScriptの分割単位と分割方法
AppleScriptの分割
AppleScriptの分割手段
Ⓐハンドラ、サブルーチン
ⒷScript Object
ⒸAppleScriptライブラリ(物理分割)
ⒹScriptファイル分割(物理分割)
■AppleScriptの論理/物理分割の目的
AppleScriptは分割しないとリスクが高まる
目的①生産効率の向上
目的②記述/動作時の安定性の向上
目的③問題発生時に分解して動作検証しやすく
目的④異なるバージョンのアプリをサポート
分割したスクリプトは再利用性が高まる
■オーバーホール(分解修理)を前提とした、単体検証可能なAppleScriptのモジュール構成例
分解修理はよく発生します
ファイルを取り出して単独チェック
実戦レベルのScriptを例に、分解修理への備えを紹介
参考資料:書籍のデータ構造
1つの書類を処理(PDF出力→連結)するライブラリ