書名:「iPhone&iPad App Control with AppleScript」
著者:長野谷隆昌(Piyomaru Software)
ページ数:100ページ前後(予定)
フォーマット:PDF
内容:
2020年のWWDC(国際開発者会議)において、MacのCPUがIntelからApple自社設計のARMベースのApple Siliconへと移行することが発表され、同年中にMacBook Pro 13インチ、MacBook Air、Mac miniを発売。翌年にiMacのApple Siliconモデルが発売されました。
日本国内のデスクトップPCランキングでMac miniが1位に居続けるなど、コストパフォーマンスのよいApple Siliconマシンの人気は疑う余地もありません。
このApple SiliconはiPhoneやiPadで採用されているA14といったA系チップとほぼ同じ設計で互換性があり、iOSのアプリケーションを実行する機能がmacOS 11から搭載されるようになりました(Intel Mac非対応機能)。
せっかくMac上でiOSアプリが動くようになったのですから、macOSが搭載する強力な機能「AppleScript」でこれらをコントロールする方法についてご紹介します。
実は、Apple Silicon Macが登場する前からiOSアプリのAppleScriptによる操作は行なっていました。iOSアプリの開発中、仕様書に入れる画面キャプチャ撮影を自動化するために、iOSシミュレータ上で動作するiOSアプリをAppleScriptから操作し、決められた画面表示内容を決められたファイル名の画像に連続保存するという操作を行うツールをAppleScriptで作って作業の自動化を行なっていたのです。これは、仕様書の作成において絶大な作業効率化をもたらしてくれました。
Apple Silicon Macの進化はまだはじまったばかりですが、そのスタート時期にこの本が出せたことはラッキーとしか言いようがありません。本書の情報によって、これまでに誰もが考えつかなかったようなアプリの使い方ができるようになるはずです。