AppleScript関連の情報源については、US Appleの主催しているAppleScript Users MLが圧倒的に活発だったのですが、2017年1月31日「血の火曜日事件」とのちに呼ばれる(嘘)MLサーバーのクラッシュが発生。
このサーバーダウンに際してAppleに対しさまざまなチャネル経由で「MLサーバーが落ちてるぞ!」と知らせたものの、縦割り管理が行きすぎてトラブルへの対応がめちゃめちゃ後手後手なApple。まったくMLサーバーの障害について対応しませんでした(Developper Support経由でアクセスしても対応がないのはどうかと思います)。
CEOに直接メールしてもダメ、Developper Supportにメールや電話してもダメ。MLの管理者にメールしろとか言われましたが、落ちているサーバー上にアカウントがある管理者にメールして、何の意味があるというのでしょう。
結局、この1か月間の空白によりMailing Listから多くのユーザーが離れ、MLが復旧したことを1年間知らなかったユーザーがいたほどです。
「人の煩悩の数ほど存在している」と言われていたApple MLですが、開発者サポートについてはWebフォーラムに移行しつつありました。これは、従業員が仕事中にMLに質問を投げたり回答することをTopが嫌ったとも、Apple Developper Program外のメンバーに対してApple従業員がコメントすることのコストをTopが嫌ったとも噂されていますが、正確なところはよくわかりません。
Mailing Listでないと自動処理ロボットで情報収集をしにくいし、Webフォーラムはサーバーの応答性によって閲覧に時間がかかるのでとてもとても勘弁してほしいのですが、最近はフォーラムが多いようです。
(1)AppleScript Users ML
Shaneが(4)と(5)にコメントをするようになって、それにしたがって(1)から人が減ったように思います。現状、あんまり活性度は高くありません。
(2)GroupsIO ML
(1)がコケたときに危機感を抱いた有志が立ち上げたML群です。AppleScript系ではあんまり活性度は高くありません。
(3)Apple Developper Forum
正直、使い勝手がいまひとつで、質問しても答えてもらえそうな気配がまったくしません。ここにはScripterはまったくいません。Appleの従業員が質問に答えてくれるようですが、そんなもんに一切期待していないので用はありません。
(4)Mac Scripter Forum
Xcode関連のScript(Xcode上でGUIアプリを記述するAppleScript)だとここで調べ物をしています。2018/9に管理者が交代になってLate Light Softwareが(Mark AlldrittとShane Stanleyが)運営、コメントするようになりました。
(5)Late Night Software Forum
2016年ごろに刷新されたWeb Forumです。割と活発に稼働していますが、基本的に「メーカーへの質問」とか「ユーザーサポート」の性質が強いので、書き込みしにくい印象があります(個人の印象です)。
これらのほかに、Twitterで「AppleScript」をキーワードに検索巡回を行い、間違った内容を吹聴しているユーザーに対して「これはこうだよー」とBotのようにコメントをつけています。ただ、TwitterのMac版クライアントがなくなって使い勝手が著しく悪くなったので、先行き不透明です。
ちなみに、本Blogにもフォーラムを作っておきましたが、なぜか私の独演会状態になっています。
(6)Piyomaru Software Books
Piyomaru Softwareによる電子ブック(PDF)を多数刊行しています。
macOS 10.14.5 – AppleScriptの穴 says:
[…] 、Bannするような間抜けな事態の発生が予想できすぎです(Developper向けのMailing Listが落ちて、連絡しても1か月放置するような会社にそんなものを運用する能力があるのでしょうか?)。 […]
macOS 10.15beta関連 – AppleScriptの穴 says:
[…] ました。ちなみに、2019年6月末でAppleのCarbon Dev MLが廃止になりました。MLのダウン時にはさんざん報告してもまともに対処しないくせに、こういう動きだけ素早いのはどうかと思います。 […]