指定文字列の中の文字(文字列)を置換するAppleScriptです。
Cocoaの機能を用いる方法よりも速く置換できます。文字置換に関してはこのルーチンが最速です。
Text Item Delimitersを使って文字置換を行うことに対して「納得できない」といった感想を持つ人もいるようですが、本ルーチンのように機能単位でカプセル化してしまえば、Text Item Delimitersを毎度毎度記述する必要はありません。実際に、自分も「Text Item Delimiters」をほとんどキーボードから入力したことはありません。
また、たまーに間違った使われ方を目にするのですが、本ルーチンは対象となるテキストを一括置換するので、「10箇所置換箇所があるから10回ループで回す必要がある」わけではありません。1回だけで全部置換できます。
本ルーチンよりもCocoa呼び出しの処理が高速になるのは、数10Kバイトを超える長大なテキストを処理する場合です。ちょっとした、256バイト以下の短い文字列を置換するような用途では本ルーチンで事足ります。
また、Cocoa系の文字置換ルーチンでは一部の特殊文字を置換できないので、そういう文字を置換する場合にも本ルーチンを使用します。
正規表現を用いる場合には、Cocoa系の文字置換処理を呼び出すのがよいでしょう。
AppleScript名:文字置換 v2 |
set a to repChar("thi^ is a ^", "^", "_") of me a –文字置換 on repChar(origText as string, targChar as string, repChar as string) set curDelim to AppleScript’s text item delimiters set AppleScript’s text item delimiters to targChar set tmpList to text items of origText set AppleScript’s text item delimiters to repChar set retText to tmpList as string set AppleScript’s text item delimiters to curDelim return retText end repChar |
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