むやみに、衝動的に本を書いているように見えるPiyomaru Software。同時にいくつも作っていると、たまたま仕上がりが近い時期に集まることはあります。
そんな中、企画を検討しては「テーマをまとめようがない」といった、企画倒れになったものもいくつもあります。
Numbers
たぶん、一番ユーザー側が求めているのが、Numbersの自動化(たぶん)。しかし、Numbers自体の機能が素朴なので、Numbers書類からデータを取得したら、あとはScripter側で「配列データ」として処理しまくる、Cocoa Scriptingの見本市みたいな内容になるでしょう。実際そうなので。
AppleScriptから操作したら関数が増えるに違いない、といった「誤った期待」を抱いている人が多そうなので困り物。Excelとは完全に別モノなのにExcelと同じことをさせたがる人多数。
Numbers向けに意味があって有用なScriptを組むには、「ほとんどの処理を自前で書いてしまえる」ほどの腕前が必要になります。それは、ちょっと説明とかいうレベルではなくなってしまいますよね。
Pages
iWork系アプリケーションの中で、ユーザーから一番理解されていないアプリケーション。そして、Pages自体の機能も中途半端な印象。
おしゃれワープロなのか、DTPアプリケーションもどきなのか。そして、ページ単位の編集能力がないという理解不能な機能。
PagesのScriptingなんて説明する前に、「Pagesとはどういうアプリケーションで、何ができるのか」を説明する必要がある状態。個人的な利用率が上がっているので、悪いアプリケーションではないと思いつつも「それ、InDesignだったらいらない苦労なんじゃね?」と指摘されると何も言えない。
Pixelmator Pro
いろいろ考えてみたものの、これもやはりPixelmator Proでどういう結果を得るためにはどう操作したらといった「逆引き操作辞典」みたいな内容が最初にあるべき。このアプリケーションは、まずマニュアルがあるべき。使い始めると、意外と癖が強くて試行錯誤を余儀なくされる。