AppleScript名:articlereducerのじっけん(Japanese) |
— Created 2017-06-28 by Takaaki Naganoya — 2017 Piyomaru Software use AppleScript version "2.4" use scripting additions use framework "Foundation" use framework "articlereducer" –https://github.com/EthanArbuckle/articlereducer set aStr to "ライター/編集者仲間である友人と雑談していたところ、自然言語処理がいろいろ使えそうなシーンが見えてきました。彼によると、Twitter上で過去記事の紹介ツイートを行いたいが、何も関係ないところに唐突に記事紹介のツイートを投げても不自然だし、興味を持たれにくいので、時事ネタと関連する記事を紹介する仕組みを作れないだろうか、という話になりました。 そこで、比較的鮮度および注目度が高いと思われる「ニュース記事」から固有名詞だけを抽出し、その固有名詞にどのぐらい世間的な注目が集まっているかを判定できると、そのキーワードに関連する過去記事をツイートしやすくなるかもしれないと考えました。 apitoreのREST APIには、ニュースフィードを提供するもの、形態素解析を行うもの、Twitter検索を行うものなどがあり、これらを組み合わせるとできそうな感じがしてきました。 → Playing with rest api 実際に試してみたところ、ニュースフィードからニュース記事本文を抽出するのは(RSS Feedに本文の冒頭部分が含まれていないケースもあるので、結局記事のサイトを見に行って本文を抽出する必要がある)けっこう大変で、タイトル(題名)のみ処理することに。 次に、タイトルの文章を形態素解析して、「固有名詞」だけを抽出してみました。これは別に難しくもなんともありません。さらに、入り組んだrecordから目的のデータを取り出すのは、AppleScriptでもCocoaの機能を使えば造作もありません。NSDictionaryからvalueForKeyPath:でオブジェクトパスを記述して抽出すれば、データ取り出しのために長々とループ処理で記述する必要はありません。 次の段階は、その時点における「注目度」の計算です。仮にTwitter全体を1つの「世間」とみなし、Twitter上で拡散されていたりお気に入りに入れられる回数の高い単語は、比較的「注目度」が高いものだろうという仮説を立てました。 → キーワードの言語ごとのTwitter発言内容集計 そこで、ニュースのタイトルから抽出した固有名詞をTwitterで検索し、それぞれの固有名詞がTweet上でどの程度リツイートされたか、お気に入りに入れられたかを計算してみました。これについては、コストの問題からREST APIではなくローカルのmacOS上で動作するAppleScript用Twitterクライアント「TwitterScripter」を呼び出すことにしました。apitore上の各種REST APIは無料で試用できますが、呼び出し回数が増えれば料金がかかるため、その部分を節約することが目的です。TwitterScripterを使用することによるデメリットは、それ自体が並列処理に対応していないこと。Mac上で(AppleScriptによる)並列処理を行ってTwitter検索を行う場合には、直接Twitterの(割と整理されていない)APIを直接呼び出すか、apitore上のREST APIを呼び出すしかなさそうです。 → AS.Parallel 指定のキーワード(固有名詞)を含むツイートをTwitter上で検索し、それぞれがどの程度リツイートされたか、お気に入りに入れられたかを実際に数値化。その数値をもとにキーワードのランキングを計算することができました。 一応、「活性度の高い」≒「注目度の高い」キーワードを計算できたわけです。ここまでのプログラムはすでに実稼働状態にあり、「こんな(へんな)単語が注目されてるのかー!」という未知の単語のピックアップに成功しています。 ただし、これでは目的を50%しか達成できていません。 この「注目度の高いキーワード」と「過去記事」の間をブリッジする必要があるからです。もう少しわかりやすくいえば、「カール」という本日注目度急上昇中のキーワードがありますが、この「カール」という固有名詞で過去記事を検索したところで、まったく異なる単語の一部がたまたま偶然ひっかかってヒットする程度で、過去記事が超絶的にヒットしにくいことが予想されます(グスタフ・カールとかザンスカール帝国とかカール自走臼砲とかパリダカールラリーとか)。 この「カール」を「スナック菓子」という上位概念に変換し、さらにスナック菓子に所属する単語を取得して、それらの単語で検索できるとよいでしょう(菓子、和菓子など)。このあたりは個人的に「スター・クエリー」と昔から呼んでいるもので、与えられたキーワードから類似・関連するキーワードを複数生成して検索することで、ヒットする確率を高める仕組みです。GoogleやYouTubeでもおそらく類似の機構が検索エンジンに実装されており、入力した単語以外でもヒットするようになっているようです(とくにYouTube)。 apitoreでも日本語Word.netのデータを利用して類義語や上位概念の言葉を計算できるようになっていますが、日本語の基本的な語句に特化しており、実際に試してみたところ「カール」「ガンダム」といった商品名などから類義語や上位概念を求める用途に向いていないことがわかりました。これらの計算を行うためには、Wikipediaのデータからカテゴリを取得できれば、やりやすくなるものと思われます。" set aCond to current application’s EACondensor’s alloc()’s initWithText:aStraCond’s setAverageThreshold:(1.0 as real) set shortStr to (aCond’s condensedString()) as string –> "ライター/編集者仲間である友人と雑談していたところ、自然言語処理がいろいろ使えそうなシーンが見えてきました。彼によると、Twitter上で過去記事の紹介ツイートを行いたいが、何も関係ないところに唐突に記事紹介のツイートを投げても不自然だし、興味を持たれにくいので、時事ネタと関連する記事を紹介する仕組みを作れないだろうか、という話になりました。そこで、比較的鮮度および注目度が高いと思われる「ニュース記事」から固有名詞だけを抽出し、その固有名詞にどのぐらい世間的な注目が集まっているかを判定できると、そのキーワードに関連する過去記事をツイートしやすくなるかもしれないと考えました。apitoreのREST APIには、ニュースフィードを提供するもの、形態素解析を行うもの、Twitter検索を行うものなどがあり、これらを組み合わせるとできそうな感じがしてきました。→ Playing with rest api実際に試してみたところ、ニュースフィードからニュース記事本文を抽出するのは(RSS Feedに本文の冒頭部分が含まれていないケースもあるので、結局記事のサイトを見に行って本文を抽出する必要がある)けっこう大変で、タイトル(題名)のみ処理することに。次に、タイトルの文章を形態素解析して、「固有名詞」だけを抽出してみました。これは別に難しくもなんともありません。さらに、入り組んだrecordから目的のデータを取り出すのは、AppleScriptでもCocoaの機能を使えば造作もありません。NSDictionaryからvalueForKeyPath:でオブジェクトパスを記述して抽出すれば、データ取り出しのために長々とループ処理で記述する必要はありません。次の段階は、その時点における「注目度」の計算です。仮にTwitter全体を1つの「世間」とみなし、Twitter上で拡散されていたりお気に入りに入れられる回数の高い単語は、比較的「注目度」が高いものだろうという仮説を立てました。→ キーワードの言語ごとのTwitter発言内容集計そこで、ニュースのタイトルから抽出した固有名詞をTwitterで検索し、それぞれの固有名詞がTweet上でどの程度リツイートされたか、お気に入りに入れられたかを計算してみました。これについては、コストの問題からREST APIではなくローカルのmacOS上で動作するAppleScript用Twitterクライアント「TwitterScripter」を呼び出すことにしました。apitore上の各種REST APIは無料で試用できますが、呼び出し回数が増えれば料金がかかるため、その部分を節約することが目的です。TwitterScripterを使用することによるデメリットは、それ自体が並列処理に対応していないこと。Mac上で(AppleScriptによる)並列処理を行ってTwitter検索を行う場合には、直接Twitterの(割と整理されていない)APIを直接呼び出すか、apitore上のREST APIを呼び出すしかなさそうです。→ AS. " |
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