やたらと本ばかり書いている昨今ですが、すべての企画が通っているわけでもなく、チーム内の会議で没になったものもいくつかあります。
最新の、没になりたてホヤホヤの活きのいいピチピチの没企画がコレ(↑)です。
以前から「TerminalからMacを使う、Unix系やWindows系の開発者がいるらしい」「ASを使ってみたいらしいがよく分からないらしい」という、割とふわっとした情報をもとに企画を立てていました。
ただ、真面目に書くと、けっこうな分量(Webブラウザ本ぐらい)になり、それ相応の時間がかかることがわかりました。
そこまで手間をかけても、そこまで強力なニーズがあるのかは不明です。
そこで、急きょこの本のテーマを最小限度にまで縮小して、「AppleScript基礎テクニック集」に再編集したのが、
コレです。この本だけでも、ASからdo shell script経由でshellを呼び出すためのノウハウや、Terminal内のshell commandからASを呼び出す際に知っておくべきことなどを網羅できています。
この「Terminalから使う本」から「AppleScript基礎テクニック集」本に変換する際に削除した要素が、
・さまざまなデータ型をパラメータに指定してやりとりするための支援プログラム
といったあたりです。
配列でデータを渡すのにJSON形式に変換して、結果もJSONで返すとか、そういうデータ変換を行うライブラリを「本」というかたちで提供しようかと考えてみたものの、これもやはり「それなり」に時間がかかるのでなんとも。
「AppleScript基礎テクニック集」のshell script編で様子を見ています。現時点ではお蔵入り判定です。
ずいぶん昔(「AppleScript最新リファレンス」を書いた直後)から企画を温めてはいるものの、なかなか形になりません。