Late Night SoftwareからAppleScriptの統合開発環境、ScriptDebugger v8が正式リリースされました。日本語の表示、入力について問題ありません。そして、日本語で問題が出ないということから、同様のCJK(Chinese, Japanese, Korean)言語環境環境でも問題はないことでしょう。
■v8の対応環境
macOS 10.14.6、10.15.7、11.x
Intel Mac/M1 Mac(Apple Silicon Mac)
■v8の新機能
・Apple Silicon(M1 Mac)へのネイティブ対応
・Dark Mode対応
・macOS 11.x対応。Applet書き出し時にCodeSign Localを実行、notarizingを実行
・バージョン管理
・アプリケーション書き出し時の各種設定が「環境設定」ウィンドウに「Building」タブとして新設された
■v8の変更点
・Bundle IDの変更
SD7 Bundle ID: com.latenightsw.ScriptDebugger7
SD8 Bundle ID: com.latenightsw.ScriptDebugger8
・Enhanced Appletのランタイム・プログラム名の変更(要注意)
SD7:FancyDroplet
SD8:FancyDropletFat
ただし、SD8でもmacOS 10.14.x、10.15.x上でアプレット(Enhanced)書き出しを行ったさいには、ランタイム名は「FancyDroplet」になるとのこと。あくまで、macOS 11.x+SD8でアプレット(Enhanced)書き出しを行ったさいに「FancyDropletFat」になる。
・Bundle Script編集時の表示ルートディレクトリ
SD7:/Contents/Resources/
SD8:/Contents/
■v7→v8で変更されていない仕様
・20日の試用期間ののちLiteモードで動作。一部の機能が制限される
・「as anything」は「as any」と解釈される
・AppleScriptのメインスレッド実行機能なし(Script側でメインスレッド実行の記述を追加して対処。ここだけmacOS標準装備のスクリプトエディタの併用が欠かせない)