WWDC24において、macOS 15, Sequoia(セコイア)が発表されました。
このところ、初期β版ではインストール最中に止まったまま動かなくなるなど「ひどい出来」でしたが、macOS 15ではそういうことはありませんでした。
AppleScriptのバージョンは引き続きv2.8。これは予想どおりです。次のmacOS 16でv2.9になるのか、そのままなのか……そこが注目点でしょう。macOS 15には「安定動作」を願いたいところです。
ひととおり、AppleScript対応のデフォルト搭載アプリケーションの用語辞書を調べてみたところ、差分が検出されたのはSafariのtabにpid(プロセスID)というプロパティが新設されたぐらい。個別にプロセスをkillするための仕掛けでしょうか。
このところ、不具合が出まくっていたText To Speechまわりで、大きな変更がありました。いろいろ読み上げ音声キャラクタが追加されています。ただし、AppleScriptのsayコマンドで指定可能な日本語読み上げキャラクタは、従来どおりKyoko、Otoyaぐらい。音声キャラクタ名がローカライズ表示されてしまうものについては、sayコマンドで指定できません。
macOS 15環境のAppleScriptは、いまのところ「macOS 14と同じ」ように感じられます。
つまり、macOS 14で知られているバグはmacOS 15でも同様に存在します。何も手が加わっていません。
サードパーティのアプリケーションが起動できないといった問題が存在していますが、これは初期βならではということでしょうか。
ちなみに、ウィンドウの吸着機能については、その日のうちにオフにしました。
システム設定>デスクトップとDock>ウィンドウに設定があるので、これらをすべてオフにするといい感じです。おそらく、自分は二度とこの機能をアクティブにすることはないでしょう。