電子書籍の新刊を発売しました。「AppleScript基礎テクニック集」の第24巻、「フォント指定」です。PDF 34ページ。サンプルScriptのZipアーカイブを添付。
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macOS上でフォントは「PostScript Name」、「正式名称(Display Name)」で管理されており、どちらの指定も受け付けるアプリケーションもあれば、PostScript Nameだけを要求するアプリケーションもあるなどさまざまです。CocoaのAPIではPostScript Nameが利用されています。
また、フォント名を「ファミリー」と「スタイル」に分けて指定できるようにもなっており、個別に指定できるアプリケーションもありますが(Adobe InDesignなど)、これはごく一部です。
結局、アプリケーションごとに対応はまちまちですが、指定できることにはかわりありません。こうしたフォント指定について、フォント管理アプリケーションFont Bookを通じてさまざまなフォントの属性情報を取得する方法についてご紹介します。
目次
■AppleScriptにおけるフォント情報管理
フォント情報は「Font Book.app」で調べる
フォントを階層構造とコレクションで管理
これが、フォントの識別情報
AppleScriptに対応しているFont Book.app
Font Book上の選択中のフォントを取得
標準搭載、メニューからScriptを実行する機能
■Keynote/Pages/Numbersでフォント情報を指定
Keynote書類上のテキストアイテムのフォント指定
iWork apps全般では正式名称でもPS名でも可
Pagesでも正式名称/PostScript名でOK
Numbersでも正式名称/PostScript名でOK
■書式付きテキストをAppleScriptから生成
TextEditには特殊なオブジェクトで書式アクセス
■Font Book.app関連AppleScriptサンプル
FontBook.app自体のプロパティを取得
フォントライブラリ情報を取得
フォントコレクション情報を取得
フォントコンテナ情報を取得
選択中のアイテムを取得
フォントにアクセス①
フォントにアクセス②
フォントを削除