ここしばらくPagesで書類を作る日々が続いていました。間もなく終わりそうな気配です。
Pagesは不思議なワープロというか簡易DTPアプリケーションで、Keynoteから派生したという独特の出自からして、さっさと何かページレイアウトを作って仕上げる……という味付けのアプリケーションであります。
さっさと作るのは、比較的苦もなくできます。1ページもののレイアウトぐらいならそうでしょう。
複数ページのレイアウトになってくると、やや大変です。ルーラーを表示して、ページのレイアウト範囲に補助線を引いて参考にするという作業が……できないことはないのですが、毎ページルーラーを引き直す必要があります。
書類のマスターページという概念がなく、いきなりテンプレートを作らされます。
それでも、1書類で巨大な内容を作らない。書類を極力小分けにする、といった方法でなんとか使いこなしてきました。
昔のバージョンのPages(iOSとソース共通化する前、旧Pagesと呼ぶ)は、もっとDTPソフトっぽい機能を有しており「普通のユーザーが使えるInDesign」とも言われ、けっこうよかったのですが……。
そんな現在のPagesではありますが、いろいろと対策が進んで作れるドキュメントの幅や分量も増えてきました。いま、200ページぐらいのコンテンツをPagesだけで作っていますが、もちろん書類は小分けにしまくっています。
その、Pagesの書類も分量が増えてくると……ヤツを入れたくなってきます。入れないとわからなくなってきます。ツメです。英語で表現すると、辞書のIndexといえばいいんでしょうか。辞書のページの端についている、アルファベットごとに検索しやすくするために印刷されている記です。
DTP系の人間にはおなじみの「手で作るのはごめん被りたいアイテム第1位」のアレです。手で作るなんて正気の沙汰ではありません。
でも、Pagesにその機能がないので、手作りしました。手作りしたのちに、やっぱプログラムで制御しないとしんでしまうと思い、いろいろ調べだしました。
そして知るのです。Pagesの座標系が全ページつながった独自のものであることを。
つまり、ツメの(縦方向、Y軸)の各ページ単位の座標系がないので、各ページのY座標の原点からの相対座標を計算するためには、ページの物理的なサイズ(座標的なX、Y軸の上限値)を知る必要があります。
ページの物理的なサイズを取る手段があるだろ……ない。
テンプレートには物理的なサイズの定義とかが……ない。
現在編集中の書類のページのサイズがわからないのは、けっこう困りますが……オブジェクトのサイズは計測できるので、あらかじめ各テンプレートの上にページいっぱいのサイズでオブジェクトを作っておいて、そのオブジェクトのサイズ(width、height)を調査。
テンプレート名称なりIDから、ページサイズ表を検索して、座標的なサイズを取得するしかないでしょう。