Twitter上で@usagimaruma氏がレポートしたところにより、FinderにSiri用の隠しAppleScriptコマンド「openVirtualLocation」が存在していることが明らかになりました。
ドキュメントに載っていないFinder AppleScriptの命令を見つけた。tell構文でFinderに対して 'openVirturalLocation "AirDrop"' みたいにすると、AirDropやiCloud Driveのウインドウを直接開ける。 pic.twitter.com/SZHb8c14T7
— usagimaru ⌘ (@usagimaruma) November 19, 2022
tell application "Finder" openVirtualLocation "AirDrop" end tell
/System/Library/CoreServices/Finder.app/Contens/Applications の下にある、
といった小型アプリケーションが、上記のコマンドを利用して機能を呼び出しています。バイナリをダンプすると、”openVirtualLocation”コマンドの部分を生AppleEventsで記述してあり、少し不思議な雰囲気です。
早速、手元の環境でチェックしてみたところ、報告されたとおりに動きます。
hidden=”yes”に設定されているために、普通にFinderをsdefをスクリプトエディタで確認しただけでは表示されません。
過去にさかのぼって、どのバージョンのOSから使えるのかを確認してみたところ、
macOS 10.14:NG
macOS 10.15:NG
macOS 11.6:Exist
macOS 12.6:Exist
macOS 13.x:Exist
と、Siriの搭載とリンクしているというよりは、ショートカット.appの搭載とリンクしているように見えるので、macOS 11のFinderにこのコマンドは搭載されていないのではないか、と推測します。