CotEditorの関連ScriptをまとめたScript Pack v2.0の配布を開始しました。無償、無保証、サポートなしで提供しています。CotEditor 3.8+macOS 10.14/10.15にて検証を行っています。
基礎的なサンプルScriptの「Basic Pack」、強力なユーティリティScriptの「PowerPack」から構成され、今回アップデートしたのはPowerPackです。
PowerPackはCotEditorのScript Folder(~/Library/Application Scripts/com.coteditor.CotEditor)に入れればCotEditorのScript Menuに表示され、実行できるようになります。
Script Menuから実行すると、メニューバーにScript実行中のインジケーターが表示されます。
途中で停止したい場合には、⚙アイコンをクリックして表示されるメニューの×印ボタンをクリックすると、
実行がキャンセルされます。
さらに強化されたツールScript群:PowerPack
CotEditorのスクリプトメニューにインストールして使うためのScript群です。最大のアップデート内容は、メニュー内容の増加で見にくかった箇所を整理した点です。メニューにセパレータを入れて、おおまかな区分けを整理しています。v1.2で新規追加のScriptをわかりやすくしようと試みていましたが、メニュー内容が見にくくなったので廃止しました。
▲バージョンアップしてだんだんメニューが整理されてきました
アップデートしたものをご紹介いたします。
カウントレポート
「👀🔭🧼選択中のテキストの文字の種別ごとの構成比」を追加しました。長い文章の文字種判定を実行すると時間がかかるので、選択範囲のみ判定できるようにしたものです
🍎📜AppleScriptとして解釈
「📜AppleScript書類を読み込み、📄新規書類に展開」バンドル形式ではないAppleScript書類のソースコードを、CotEditorの新規書類に読み込みます
「📜🧼選択範囲をapplescript schemeの🌐URLに💙encodeして📄新規書類に展開」CotEditor上で編集中のAppleScriptの選択範囲をURLエンコードして、CotEditor新規書類に展開します
🧼🧼選択範囲を処理
「1️⃣2️⃣3️⃣行頭に番号を振る」選択中の行の先頭に連番を振ります
「🔄❎すべて❌伏せ字に」選択範囲の文字をすべて伏せ字にします
「🔄❎⚙️🇯🇵簡易日本語形態素解析📚してそれっぽく❌伏せ字に」選択範囲の日本語テキストを簡易形態素解析してそれっぽく伏せ字にします
「🔄❎⚙️🇬🇧英語簡易形態素解析📚してそれっぽく❌伏せ字に」同じく、選択範囲の英語のテキストをパースしてそれっぽく伏せ字にします(前置詞やbe動詞などを残してあとは伏せ字に)。まだ仕上がりがいまひとつです
「🔄✴️行頭にナカグロ(・)を入れる(箇条書き時の整形)」選択範囲の行頭にナカグロ(・)を入れます
「🔄✴️行頭のナカグロ(・)を削除する」行頭のナカグロ文字だけ削除します
「🔜⬇️行単位ソート(A→Z)」選択範囲の行を行単位で昇順ソートします
「🔙⬆️行単位ソート(Z→A)」選択範囲の行を行単位で逆順ソートします
「🔜🔃行単位で逆順に」選択範囲の行を行単位で現在と逆順に入れ替えます
「🔜🏞プロポーショナルフォントで🖥画面表示したピクセル数で行ソート」プロポーショナルフォントをオフスクリーン描画して、描画幅をもとにソートします
「🔄🎉行単位でランダム・シャッフル」行単位でシャッフルします
🈳青空文庫
「🈂️サンプル文章をオープン」同梱のサンプル文章「坊ちゃん」「こころ」「我輩は猫である」のうちのいずれかのテキストをオープンします
📝PDFから情報読み込み
「📝全ページの本文テキストを📗読み込む」指定のPDF本文テキストを新規書類に読み込みます
「📝指定ページの本文テキストを📗読み込む」指定のPDFの指定ページの本文テキストを新規書類に読み込みます
「🧾TOC(Table Of Contents)📗読み込み」指定のPDFのTOCテキストを新規書類に読み込みます
「🔗全ページの🌏URLリンクをまとめて📗新規書類に読み込む(http、https)」指定のPDFのURLリンクのうちプロトコルがhttp、httpsのURLを新規書類に読み込みます
「🔗全ページの🌏URLリンクをまとめて📗新規書類に読み込む(mailto)」指定のPDFのURLリンクのうちプロトコルがmailtoのURLを新規書類に読み込みます
「🔗全ページの🌏URLリンクをデコードして、それぞれ📗📗個別の📗📗新規書類に読み込む(applescript)」指定のPDFのURLリンクのうちプロトコルがapplescriptのURLをデコードして個別の新規書類に読み込みます
「🔗全ページの🌏URLリンクをデコードして、🧼選択語句を含むものをそれぞれ📗📗個別の📗📗新規書類に読み込む(applescript)」指定のPDFのURLリンクのうちプロトコルがapplescriptで、デコード内容にCotEditor上で選択中の語句を含むものを個別の新規書類に読み込みます
🎹iTunesまたはMusic
「🎹🖍現在の音楽トラックに歌詞として書き込む」CotEditorで選択範囲のテキストを、iTunes/Music上で選択中の音楽トラックの歌詞として書き込みます
「🎹👀現在の音楽トラックの歌詞を📗新規書類に読み込む」、iTunes/Music上で選択中の音楽トラックの歌詞をCotEditorの新規書類に読み込みます
🎲QRコード
「🎲💔QRコード画像をdecodeして📗新規書類に読み込み」QRコード画像をデコードして、CotEditorの新規書類に読み込みます
「🎲💙選択範囲をQRコードにencodeして🎆画像出力」CotEditor上で選択中のテキストをQRコードにエンコードしてデスクトップに画像出力します
🌇画像取り込み
「🔌💙base64 encodeして📃新規書類に読み込み」指定画像をbase64エンコードして新規書類に読み込みます
「)🔌💙base64 encodeして🏷img srcタグ🏷つきで📗新規書類に読み込み」指定画像をbase64エンコードして新規書類にimg srcタグつきで新規書類に読み込みます
📄⚙️ファイルの情報読み込み
「📄⚙️指定ファイルの🛍メタデータを📗新規書類に読み込み」指定ファイルのメタデータを新規書類に読み込みます
macOS 10.13上ではインストールできません
macOS 10.13上では配布中のZipファイルの展開時にエラーが出ることを確認していますが、macOS 10.13自体がバグの塊のようなバージョンなので、対処できるのかどうか、、、
–> DiskImageに入れて圧縮してみましたが、macOS 10.13上ではマウントしたDiskImageからのコピー時にエラーが出て(ファイル名をすべて変更しないと)コピー自体ができないようです
CotEditorの最前面のドキュメントの選択範囲を伏せ字に – AppleScriptの穴 says:
[…] # 本Scriptは、CotEditor用のScript Pack v2.0に収録されています […]
2019年に書いた価値あるAppleScript – AppleScriptの穴 says:
[…] ■2019/10 CotEditorのScript集、PowerPack & Basic Packをv2.0にアップデート sdef(AppleScript用語辞書)に画像やムービーを入れる CotEditorの最前面のドキュメントの選択範囲を伏せ字に CotEditorのPowe […]