Cocoa ObjectをキーにしたDictionaryから、Cocoa Objectでキー検索を行い、キーが合致する要素に定義されているオブジェクトを取得するAppleScriptです。

AppleScriptのrecord型変数は、本当に基本的な機能しか用意されておらず、

{keyLabel1:value1, keyLabel2:value2, keyLabel3:value3 } 

のような、キーとなるラベルには「空白文字や使用禁止文字を含まない」文字しか使えませんし、キーに何らかのオブジェクトを指定することはできません。

そんな中、macOS 10.10でCocoa Scriptingが標準搭載されたため、CocoaのNSDictionaryを調べて「へー、キーにオブジェクトが使えるのか！」などと喜んでいました（macOS 10.10が出た頃）。

{Cocoa Object 1:value1, Cocoa Object 2:value2, Cocoa Object 3:value3 } 

{Cocoa Object 1:some object 1, Cocoa Object 2:some object 2, Cocoa Object 3:some object 3 } 

ちょうどそういう（CocoaオブジェクトをキーにしたDictionaryの検索）プログラムを組もうとして、Dictionaryから「valueForKey:」でvalueを取り出そうとして（エラーに遭遇して）試行錯誤していました。

(NSDictionary) {
	NSCalibratedRGBColorSpace 0 1 0 1:"Green",
	NSCalibratedRGBColorSpace 0 0 1 1:"Blue",
	NSCalibratedRGBColorSpace 1 0 0 1:"Red"
}

実際にはこれは「objectForKey:」で取り出さないとエラーになってしまうんですね。その確認のために書いた基礎確認用のAppleScriptです。やっぱり、基礎の再確認はとても大事です。