最前面に表示しているKeynote書類中の現在表示中のスライド(ページ)上の選択状態にある表オブジェクトへの参照を求めるAppleScriptです。
Keynote v9.0で、これまで実装されていなかった「selection」が実装されたものの、予約語として存在しているだけで機能アップはしていませんでした(Pages v8.0のついでにアップデート?)。
一方で、同様にselectionが実装されてこなかったにもかかわらず、普通に選択中の表オブジェクトへの参照を取得できているNumbersがあります(ちょっとトリッキーな書き方ですけれども)。
では、そのトリッキーな記述でKeynote上の選択状態にある表オブジェクトへの参照が取得できるのか? という疑問を持って実際に試してみたらできました、というのが本Scriptです。Keynote v8.1+macOS 10.12.6、Keynote v9.0.1+macOS 10.13.6、Keynote v9.0.1+macOS 10.14.4の組み合わせで動作確認しています。
実際に、表オブジェクトを選択して本Scriptを実行すると、表オブジェクトへの参照が得られます。
AppleScript名:Keynoteで選択中の表を取得する |
tell application "Keynote" tell front document tell current slide try set theTable to first table whose class of selection range is range on error set tCount to count every table if tCount = 0 then error "現在のスライド中に選択状態になっている表オブジェクトが存在しません" else –選択セルがない場合はTable 1を全選択 set theTable to table 1 end if end try tell theTable set aList to value of every cell –> {1.0, 2.0, 3.0, 4.0, 5.0, 6.0, 7.0, 8.0, 9.0, 10.0, 11.0, 12.0, 13.0, 14.0, 15.0, 16.0, 17.0, 18.0, 19.0, 20.0} end tell end tell end tell end tell |
More from my site
(Visited 226 times, 2 visits today)
Keynote書類の現在のスライド上の選択中の表の背景色を置換 v2 – AppleScriptの穴 says:
[…] 初版ではtable 1を決め打ちで指定していましたが、選択中の表オブジェクトへの参照を取得するルーチンを組み込んで、選択中の表を処理できるように機能アップしました。 […]