込み入った案件で必要になって、Script Debugger 7を購入しました。Adobeの大型アプリケーションのオブジェクト階層を調査したい場合にはScript Debuggerを使わないのは自殺行為です。
その反面、Xcodeの外部エディタとして使うなら、まだASObjC Explorer 4のほうが使い勝手がいいし(Xcode上で外部エディタを指定してscriptを再編集するとxibファイルのトラブルなど諸問題が解決するのに、Script Debuggerだと解決しない)、クラッシュの頻度もややScript Debuggerのほうが高い気がします。
本気で組んだ仕事用のAppleScript相手だと、Script Debugger上で作って、Script Debugger上で動作させるだけなら問題はないのですが、アプレットを書き出して実行させるあたりで疑問符が出てきます。
AppleScript上で何かの予約語が存在していた場合に、「どのアプリケーション、どのScript Libraries」の用語辞書から使用したものなのかをusing terms from句で囲ってこまめに宣言しておかないと、書き出したAppleScriptアプレットを起動しようとしてもクラッシュします。
# しかも、Scriptのサイズが小さい場合にはクラッシュせず、大きくなるとクラッシュするという、、、
また、using terms from句で囲むさいにはuse宣言で代入したプロパティが使えず(using terms from bPlus とか)、using terms from script “BridgePlus”のように書かないとScript Debugger上で構文確認が通りません(こちらはAppleScript処理系そのものの動作の癖?)。
さらに、「anything」(≒”any”)という(Appleに)いい加減に実装されてきた予約語を、さまざまなライブラリで別々に(ちゃんと)実装していたりすると、Script Debugger上での構文確認時に「どのアプリケーションの予約語なのか分からないぞ」というワーニングメッセージが出ます。これ、ダイアログで表示するなら、リストから選択させるとかいった動作の方がいいと思います。
このあたり、Apple純正のスクリプトエディタやASOBjC Explorer 4(現在はScript Debuggerと合流)では確認していない現象ですが、Script Debuggerを使っているかぎりはこまめにusing terms fromで囲う必要があるようです。