macOS 12.xのBetaではいろいろ楽(苦)しませていただいています。ええもう本当に。
本日ダウンロードできるようになったmacOS 12.5(21G69)がBetaなのか正式リリースなのか不明ですが(Release候補、という噂が)、いまのところAppleScriptの実行が封じられたり、Dockに登録したアイコンにファイルをドラッグ&ドロップで2・3回渡すとファイルがオープンできなくなるといったBeta 5の不具合には遭遇してはいません。
Apple側はRelease Notesを出すわけでもなく、説明も一切しないので、何を基準に内容を判断すべきなのかよくわかりません。
macOS 12.3の頃のβでもさんざんやらかしてくれましたし、macOS 12.5 betaでもやらかしました。しばらくβに付き合うのは勘弁していただきたい。これだけ大規模な問題のあるBetaをノーチェックで出すのは(頭が)どうにかしている、としか言えません。
macOS 10.13の「Beta段階ではまともに動いていたのに、Release段階で廃墟リリース」というやらかし。10.15の「夏の間にゴミクズ化してまともに動かない」とか、macOS 11.0の「(機能によっては)Apple Siliconで10年前のIntel Macの70倍遅い」(12.xで直りましたが)とかいう、目の覚めるようなクズOSアップデートの数々。
社内でダメなものにダメと言わないから、こんなものを出し続けるのではないでしょうか? 社内でもチェックぐらいはしてほしいですよね。これで明らかになったのは、Apple社内でmacOSのβ版をまるっきり使っていない、まったく試していないということです。
■表 macOS 12.x上で発生した(している)AppleScript系のバグと解決状況一覧
発生バージョン | 内容 | 解決したか? | 状況説明 |
12.x | スクリプトエディタのコンテクストメニューで、絵文字を含むフォルダ/ファイルの内容が(複数階層下では)重複して表示される | No | |
12.3 | AppleScript書類をオープンできない | Yes | |
12.2? | Scriptを実行すると「表があふれました」というエラーが表示される | ???? | |
12.2? | インストールされていないアプリケーションを操作するScriptをオープンできない | Yes | 12.5では保存されたままの内容でオープンできている |
12.3 | Finder上のselection itemsをオープンした際に、作成したアプリは起動されるがファイルはオープンされない | Yes | macOS 12.3.1/12.4beta1で解消 |
12.5beta5 | アプリケーション同士のイベントのやりとりが2回以上発生するとエラー-609になる | Yes ??? | 12.5にて解消? 確認中 |