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AppleScriptの穴

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Uni DetectorをはじめてM1 Mac実機で起動

Posted on 6月 18, 2021 by Takaaki Naganoya

DTKを使うこともなく、M1 Mac登場を横目にずっとIntel Macを使ってきました。ひとつには、買えなかったからという理由ですが、もう1つがWWDCまで待っていた(新ハードが出たら型落ちになってしまう恐怖)からです。

2020年の10月ごろにチーム内でUni Detectorを「作ろう!」という話になって、いろいろ人に見せたりしていましたが、

日本の開発者コミュニティ:バっカじゃねーの?
日本のユーザー:何のために作ってんのかわかんねー

という散々な反応でした。「なんでそこまで言うのか?」という散々な状況。

リリース後は海外を中心に評価していただき、日本国内で石を投げられることもなくなりました。

Uni Detectorはこの移行期に必要なアプリケーションであり、移行が終わった後でもアプリケーション自体を分析/情報収集できるツールとして便利に使えると思っています。

実機がない状況で作ったので(Intel Mac上にmacOS 11Beta環境は用意していましたが)、「仕様から推測するとこんな感じだろう」「もれ伝わっている情報をもとに作るとこんな感じだろう」と予測して作っていたわけです。

Uni DetectorをM1 Macで起動すると……

起動します。これは、Roesetta 2の機能によるものです。起動自体に時間はかかりません。

すべてのアプリケーションをチェックすべく「All」をクリックすると、「最初の違和感」がやってきます。Intel Mac上で動かすのと挙動がぜんぜん違います。最初のSpotlight経由でアプリケーション情報を集めるのにやたらと時間がかかります。「クラッシュしたか?」と思いながら様子を見ると、あっという間にバーが最後まで伸びて、処理が終わっていました。

Spotlight関連で性能が出ないのか、他の方法で情報収集したほうがいいのか……頭が痛いところです。

失敗した! という点がひとつ。マシンのCPUアーキテクチャの取得です。

これは、Rosetta上で動くIntelバイナリならおそらく「Intel」と判定されてしまうのでしょう。予想し切れるところではありませんが、違和感しかないので修正すべき点でしょう。

→ 予想どおり、Universal(Apple Silicon/Intel 64)ビルドを行ったら、マシンがApple Silicon Macだと認識されました。

事前に予測できなかった点がもうひとつ。OSバージョンの割り振り方です。macOS 10.15の次のmacOS 11シリーズのバージョン番号の振り方が事前にわかりませんでした。最初のバージョンが「11.0」と割り振られたので、その次が「11.1」のパターンと「11.0.1」のパターンの2通りが考えられたわけです。実際には前者でしたが、後者と予想していたので、当てが外れて「現在実行中のOSバージョン」をもとにマークを出す処理に失敗しています。

if aVerStr = "1013" then imgOS13's setHidden:false
if aVerStr = "1014" then imgOS14's setHidden:false
if aVerStr = "1015" then imgOS15's setHidden:false
if (aVerStr = "11") or (aVerStr = "1016") then imgOS16's setHidden:false
if (aVerStr = "12") or (aVerStr = "1017") then imgOS17's setHidden:false
if (aVerStr = "13") or (aVerStr = "1018") then imgOS18's setHidden:false

このあたり、macOS 11以上であればメジャーバージョンのみ返すようにライブラリを書き換え、かつ、Appleがバグを作ってOSバージョンを「10.16」などと返してきても大丈夫なように備えておきました(すごくありがち)。

これで、実行中のマシンのバージョンインジケータについては大丈夫です。

これは「よかった」点ですが、macOS上でiPhone用のアプリが動くことが告知されていたので、どのプラットフォーム向けに作られたアプリかを表示するようにしてあり、これは先見の明がありました(自画自賛)。

とってもやられた、という点もあります。

CPUアーキテクチャ別の円グラフを表示する機能があり、Intel MacでmacOS 10.14/10.15で動かす分には問題なく表示されるのですが、macOS 11のRelease版だとアプリケーションごとクラッシュします。macOS 11の問題(Apple側の問題)だと思いますが、Appleはそういうことをやる会社であり、Appleのせいでこういうトラブルが起こることは日常茶飯事です。たぶん、ソート周りでクラッシュを起こしているんだと思います(ていねいに、グラフ表示する前にソートルーチンで数字の大きい順にデータを並べ替えているので)。

→ クラッシュの原因がわかりました。NSStringのstringWithFormat:メソッドがIntel MacでもApple Silicon MacでもAppleScriptから呼ぶと100%クラッシュします。こんな基礎的なところでバグ作ってどーするんだか、、、(ーー;;

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