Keynote, Pages, Numbersがv11.10にアップデートしました。Keynoteのみ、AppleScript用語辞書に変更点があります。
Keynoteの変更点はマスタースライドのオブジェクト。従来は「master slide」というオブジェクトだったのが、「slide layout」に変更になっています。理由……についてはよくわかりません。いまさらこんな箇所をいじくる意味がわかりません。
Keynoteの画面を調べてみたら、画面上のマスタースライドの呼称が「スライドレイアウト」に変更になったため、これを反映させたようです。
別にGUI画面上の呼称をオブジェクト名に反映させて変更しなくてもいいんじゃないかと考えますが、やはり意味がよくわかりません。前バージョンまでのくだらないミス(実際に動かしたら分かるレベルのお寒いミス)を連発していた担当者から、別の担当者に変わったような雰囲気がします(知らんけど)。
そんな細かいところは個人的にはドーでもいいので、selection objectとかselected object(スライド上の選択中のオブジェクト)を取得できるようになってほしいです。これができないためにKeynoteで無駄な処理を書かされることが非常に多いので。
こっそり変更したかったのか、一応、macOS 11.5上で「master slide」と入力して構文確認すると、同義語(synonym)として処理され、「slide layout」に自動で書き換えられます。
▲構文確認後。「master slide」と入力した箇所が「slide layout」に自動で書き換えられる
▲Keynote v11.01時のAppleScript用語辞書に掲載されていたサンプルAppleScript
▲Keynote v11.10時のAppleScript用語辞書に掲載されていたサンプルAppleScript。こういう部分でミスしてこないあたり、本当に担当者が変わったようにしか見えない