電子書籍「Music Control With AppleScript」の企画を再始動させます。
→ 発売しました
iTunesからMusic.appに切り替わり、AppleScriptの解説書を出すならここしかない というタイミングでmacOS 10.15のPDFViewのセキュリティ制限の大幅強化(=できないことが増える)に直面。
気合いを入れてPDF本文中に「applescript://」URLリンクを埋め込んで、ワンクリックで埋め込んだAppleScriptの内容がスクリプトエディタに転送されるよう(本Blogと同じように)準備していたのですが、これが止められてしまいました。URLイベント系はセキュリティホール源としてAppleから目をつけられていた箇所でもあります(Help Bookまわりで一度大穴が開いていたことがあったので)。
URLリンクでAppleScript埋め込みが事実上許可されない(長いURLリンクが途中で切られる)という状況のもと、Appleに文句を送信しつつノーアンサー&ノーリアクションな日々。途中まで書きかけて完全に腐っておりました。
壁に貼ってあった表紙のハードコピーもむなしく、塩漬け状態の日々。そんなMusic.app本もコンセプトをやや変更して再始動。当初はiTunes本のScriptをすべてMusic.appに差し替えただけの内容を予定していましたが、ちょっと変わる感じです。とりあえず、表紙を作り直してみました。また、AppleScriptコマンドリファレンスの最新版を添付しています。いま着手した段階ですでに200ページぐらいですが、最終的には300ページ以上ぐらいいくかもしれません。すでに「えほん」ではありません。
従来の「えほんシリーズ」では「難しく見えそうな資料的コンテンツはつけないようにしよう」「ページ数が増えて紙メディア展開できなくなることは防ごう」というのがコンセプトでした。64ページぐらいの極小ページ数でまとめることと、難易度設定を厳密に管理すること、難しい内容を入れないことに心血を注いでいたわけですが、これらの制限を外して再編集しています。FileMaker Pro Scripting Bookに近い味付け(ひととおり解説)になると思います。
■表 既刊本タイトルとページ数(多い順にソート)
タイトル | ページ数 |
AppleScript最新リファレンス v2.0 | 483.0 |
Blogアーカイブ本Vol.4 | 450.0 |
Blogアーカイブ本Vol.5 | 429.0 |
Blogアーカイブ本Vol.1 | 418.0 |
Blogアーカイブ本Vol.3 | 404.0 |
Blogアーカイブ本Vol.6 | 383.0 |
Blogアーカイブ本Vol.2 | 367.0 |
Music Scripting v3.0(再編集着手直後、作業中) | 261 |
質問サイトで元雑誌編集者が可能なかぎりいろいろ答えてみた | 258.0 |
Cocoa Scripting Course #01_1.1a | 250.0 |
FileMaker Pro Scripting Book_English | 158.0 |
最新事情がわかるAppleScript10大最新技術 v2.0 | 148.0 |
FileMaker Pro Scripting Book v1.2 | 139.0 |
iTunes Control | 48.0 |
Keynote Control 1 | 47.0 |
Keynote Control 2 | 45.0 |
途中、FileMaker Pro本を書いたおりに「URLリンククリックが使えないので、本とは別アーカイブとして提供すればいい」という割り切りを行い、これで「OSの制限がきつくなったけど、機能を損ねずに本+Scriptを提供可能」な状態になっていました。本人がURLリンクにこだわっていただけなんですけれども。